2022.02.12.Sat リノベーションのヒント

【あなたに合った本棚のデザインや費用は?】目的別で本棚のリノベーションをご紹介

本棚のリノベーション事例

本が好きな方が一度は憧れる、本が空間に溶け込んだインテリア。
お気に入りの本コレクションがきれいに並んでいると、それだけで居心地が良く感じられます。

しかし、実際自宅にどんな本棚があればいいのか考え出すと悩んでしまいますよね。
今回はあなたに合った本棚を見つける手助けになるようなアイデアや事例を紹介していきます。

目的別本棚アイデア

本棚を買ってみてもなんとなく部屋に合っていなかったり、本がきれいに収納できない、見栄えが悪いといった経験はありませんか?
持っている本の量や種類、ライフスタイルに合わせてベストな本棚の設置場所やデザイン、大きさは変わってきます。

では、あなたに合った本棚のスタイルはどれなのか?
本棚を追求すると難しそうに感じますが、目的別に比べていくと自分らしい本棚のデザインが見つかりそうです。

本棚のあるおしゃれなリビング

・本を生活空間の主役にしたい
・本に囲まれていたい
・本は自分自身を象徴するアイテム

こんな方におすすめなのが、圧倒的な存在感を出せる壁一面の本棚リノベーションです。
一番長く生活するリビングに本がある暮らしは、心も豊かにしてくれるような感じがします。

本棚のリノベーション事例

大容量の収納なので本に限らず観葉植物や小物も並べて、リビングに置いておきたいものを集中させておくことができます。

まさに住まいの顔と言えるほどのインパクトがあるので、リビング全体のコーディネートにも気をつけたいところです。

上の写真では部屋の小物と本棚のカラーをリンクさせていますね。

加えてリビングは常に人がいる場所なので、リノベーションを計画する際は地震の時でも本棚が倒れてこないような設置方法を計画しましょう。

デッドスペースを有効活用したい

住まいの中で「このスペース何か有効活用できないかな」「家具を置くには狭いな」などと、デッドスペースを見て残念に思った人も多いはず。

こういったデッドスペースの広さや形にあわせて、オリジナルの造作本棚を作るのは非常におすすめです

例えば階段下のようなデッドスペースは、階段の形状の部分が邪魔となって既成の家具などが置けない場合がほとんどです。
しかし、階段の形状にあわせた本棚をオリジナルで制作して設置することで、デッドスペースが一転、実用的なスペースに変わります。

階段がリビングにある場合はリビングの一角が本棚になるので、前述のようなリビングの雰囲気を演出する方法としても有効です。
大型の本棚があると圧迫感がありますが、階段下なら圧迫感が軽減されます。

デッドスペースを工夫してリビングの演出に変えてしまう素敵な本棚リノベーションですね。

本棚のリノベーション事例

本棚のリノベーション事例

廊下にある階段下ならデスクも並べて小さなワークスペースもできます。
生活空間にあまり影響してこないので、居住スペースは今のまま広く使えるのもポイントです。

階段下の狭いデッドスペースを本棚で解消しているコーディネートを見かけると、つい「上手いなぁ」と感心してしまいます。
本が並んでいる知的なイメージに合わせて、デッドスペースへの創意工夫が一目で伝わってくる本棚リノベーションですね。

室内にアクセントをつけたい

本棚のリノベーション事例

対面式キッチンのカウンター下やテレビボード周辺、リビングの一角などどうしても使わない空間ってありますよね。
空白になってしまっている壁や隙間はすっきりした見た目にもなりますが、少し寂しい印象も。

そういったお部屋のスペースにちょっとした本棚があるといいアクセントになります。
それほどたくさんの本を持っていない場合はこうした空白のスペースに本棚を設置するのもいいでしょう。
本棚のリノベーション事例

本の表紙を見せる並べ方もとてもおしゃれです。
写真のような棚板だけで本棚を作るのはとても安価でおすすめです。

注意点としては設置したい壁面の下地材が棚板の重みに耐えられるかどうかなどの調査が必要となりますので、リノベーションのプロに調査をお願いしましょう。

ワークスペースを充実させたい

自宅で仕事する人が増えてきて、デスク周りのインテリアも以前より多く見かけるようになりました。
しかし自宅で仕事をしようとすると、どうしても物の置き場所に困ります。

オフィスでの仕事環境と比べ、自宅は仕事用の収納も少なく、デスクの上がすぐに散らかってしまいがちです。

こういった事態を避けるのに、ワークスペースに本棚があると便利です。

本棚のリノベーション事例

ワークスペース」や「書斎」と聞くとしっかりとした個室をイメージする人も多いはず。
自宅の間取りを変更するのはなかなか大掛かりになってしまいますが、最近では寝室の壁面を使ってワークスペースを作るようなリノベーションも増えてきています。

それほど広いスペースがない場合はデッドスペースになってしまうデスク上に本棚を作れば省スペースにもなります。

デスク周りに必要なものだけでなく、お気に入りの雑貨や観葉植物なども並べて居心地の良いワークスペースを作りましょう。

▼本棚のあるワークスペースのリノベーション事例はコチラ!

本棚リノベーションの豆知識

大好きな本をしっかり整理整頓

下の写真を見てみてください。
本棚のリノベーション事例
リビングにある本棚ですが、すっきり収納されていてとてもきれいです。この本棚はなぜきれいに収納されているように見えるのでしょう?

「部屋のテイストに合っているから、」「本棚がそもそもおしゃれだから」だけではありません。

自分の持っている本のサイズに合わせた本棚にすることで収納に無駄なスペースがなくなり、ぴったり収納できているので見栄えも良くなっています。
今まで本棚に本をどんなにきれいに並べてもなんとなく見栄えが悪いと感じていた原因は、本のサイズと棚の大きさのミスマッチのせいかもしれません。

本棚のリノベーション事例
こちらの写真では本の高さに棚が合っていないのでうまく収納できていません。これでは見栄えだけでなく収納量も減ってしまいます。

以下のように本の種類によってある程度サイズが決まっているので、本棚をオーダーする時にはどのサイズの本が多いかによって棚のサイズをジャストに設定するといいでしょう。

本の大きさ

これからまだ本が増えていく、サイズが分からないという場合には可動式の棚にするのもおすすめです。

既製品の本棚であれば棚の高さを変えられるタイプにしておくと手持ちの本のサイズがバラバラでもそれぞれに合わせた高さにして収納量も見栄えもアップさせられますね。

既製品を選んで設置工事をすると費用面でお得に

家具メーカーが販売する既製品などを選んで、リノベーション完成後に設置するのではなく「工事中に壁面収納として工事する」という本棚リノベーションがお得です。
既製品を利用したリノベーション事例

写真のものはIKEAの既製品収納を工事中に設置し、天井と収納の隙間に新たに壁面を作ったことでスマートな壁面収納を実現しています。

既製品を利用したリノベーション

本棚や収納の細かな寸法と、リノベーション工事の寸法をしっかり検証して工事を進めていくことが重要になりますが、壁面に収まった状態は見栄えがとにかくスッキリします。

寸法をしっかり把握・プランするデザイナーと、工事計画を確実に進める現場監督、そして本棚を選定する施主のチームワークによって実現できるとても工夫された本棚リノベーションのアイデアです。

▼施工中に収納を設置したリノベーション事例はコチラ!
本棚(収納)リノベーション費用:50万円

費用を安価に抑えて実現する本棚の設計

オリジナルで本棚を設計・造作するというと、少し費用面で高価なイメージがありますよね。
本棚を利用したリノベーション事例

リノベーションを検討する際に自分が求める本棚は、
①家具屋さんで作ってもらうべきか
②大工さんに作ってもらうべきか
をリノベーションのプロとしっかり相談しましょう。

デザイン、質感、サイズなどをしっかり相談できるように準備しておけば①②のどちらになるかをリノベーションのプロが教えてくれます。

本棚に限らず、収納関係は「どの程度複雑な設計か?」によって家具屋さんに製作を依頼するか(①)、現場で大工さんに作ってもらうか(②)が分かれます。

上の写真に写っている本棚は②によって作られた本棚ですが、大きさの割に安価で仕上がりました。

「リノベーションのプロに上手く相談できるかな」と不安に思う人も、本棚リノベーションを検討する際はぜひ「この本棚は家具屋さんに頼むべきか、大工さんに現場で作ってもらうべきか」を相談するところから始めてみましょう。

▼大工さんが作った本棚はコチラ!
本棚(収納)リノベーション費用:40万円

あなたに合った本棚をチョイス!

お部屋のインテリアや本のコレクション量、本棚の設置場所によってどんな本棚がいいのかは人それぞれです。

「本棚」と一言でいっても置く場所や本棚の種類、デザインによって部屋の雰囲気や生活環境に大きく影響してきます。

本棚を決める前に空間全体のデザインテイストを考えたい方はこちらもオススメです。

▼リノベーションする前にデザインテイストについて知りたい!

部屋の模様替えやリノベーションの機会に、単に収納するだけでなく本が素敵に並んだ空間を想像してみてください。どこにどんな本棚を置こうか、考え始めるとワクワクしてきますよね。

この記事があなたの素敵な本棚リノベーションに繋がるヒントになれば幸いです!

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

山根 広大KODAI YAMANE

ディレクター / 奈良県橿原市出身 / お客様にとっての「カッコいい」とは何かを常に考えてご提案させていただきます / 自分だけのこだわりを沢山作ることを意識しています。こだわりが沢山あるほど人生は豊かになると考えています

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