2022.10.12.Wed リノベーションのヒント

【キッチン|メーカー】シエラS(リクシル)はなぜリフォーム・リノベーションで選ばれるのか?

キッチンは住まいづくりの大きなポイント。

今回は内装や住宅設備を選ぶ時に必ず耳にするであろう「リクシル」のキッチンを紹介します。リクシルこだわりの実用性と見た目、さらにはコストまで嬉しいポイントの詰まった「シエラS」シリーズの魅力を一緒に追っていきましょう。

リクシルとは

リクシルとは2011年に設備機器や建材メーカーの5社が統合してできた住宅設備メーカーです。住宅設備のなかでもそれぞれの強みを生かした商品が開発されており、キッチン部門はキッチン専業メーカーであったサンウェーブ工業の技術を中心に生かされています。

リクシルとしては歴史が浅いので、統合の歴史を知らない方は「耐久性・機能性はどうなの?」と疑問視される方もいますが、長い歴史を持つメーカー同士が統合しているので、すでに信頼できる実績があります。

LIXIL(リクシル)

リクシルのキッチンは「ヒューマン フィット テクノロジー」をコンセプトに人の動きに合わせた設計にすることで機能性を高め、使い勝手の良いキッチンを実現しています。

商品を実際に使い始めると料理中に「ちょうどいい」と感じる機能がいくつもありますよ。

リクシルのキッチン「シエラS」の特徴

リクシルのシステムキッチンはグレードが大きく3つに分かれていて「シエラS」「ノクト」「リシェルSI」があります。

今回紹介する「シエラS」はリクシルのキッチンの中で一番手ごろな価格帯のシリーズで、「ありのまま」をコンセプトに長く使っても飽きのこないデザインになっています。

▼リクシルキッチン別シリーズ「リシェルSI」についてはコチラ!

リクシルキッチン「シエラS」の特徴① 豊富な扉カラーと取手

どんな部屋にも合わせやすいようにと扉のカラーは28色展開で、取手もスリム取手とハンドル取手の2パターンあります。
カラーだけでなく木目調、つや消しタイプや光沢のある単色など素材感も異なるので、お部屋の雰囲気にマッチしたキッチンをコーディネートできます。

LIXILの公式サイトでカラーシミュレーションすることも可能なのでとても便利ですね。

リクシルキッチン「シエラS」の特徴② ハンズフリー水栓・くるりん排水口

シエラSのオプションで選べるハンズフリー水栓は手や物をかざすと自動で吐水・止水でき、料理中に使い勝手がいいだけでなく節水にも繋がります。

従来ハンズフリー水栓では黒い物や透明、鏡タイプの物を感知しにくいことが問題でしたが、リクシルのハンズフリー水栓ではこの問題も解決し、より使いやすいものになっています。

またリクシルが独自に開発している「くるりん排水口」は電気を使うことなく水の渦を作ることで汚れのつきやすい排水口の汚れを流してくれる形状になっています。日々使うキッチンはあっという間に汚れが溜まり手入れも大変ですが、くるりん排水口なら日々のお掃除が少し楽になりそうです。

リクシルキッチン「シエラS」の特徴③ 選べるシンク

シエラSシリーズではステンレスと人造大理石のシンクが選べます。

ステンレスシンクは「スキットシンク」と呼称が付けられ、二つの「スキット!」が実現されています。

1. ゆとりのあるポケットで「スキット収納」

市販の洗剤ボトル2本、スポンジ2個を入れてもまだ余裕のある広い収納ポケットがついていて、シンク周りに物が散らかりません。

2. 汚れがスムーズに流れやすい底面形状でシンク内の水を「スキット排水」

ナイアガラフロー式と呼ばれる、シンクの奥に幅広の段差を作ることで水がスムーズに流れやすくなっています。また段差に落ちた汚れがシンク内に戻らないことでシンク内にゴミが散らばることもありません。

人造大理石のシンクは機能面が心配な方もいますが、熱い鍋などを置いても変形、変色せず、硬い物を落としても割れにくい素材を使用されています。

ワークトップからシンクまで一続きになっていて、排水口周りも凹凸がないので汚れが溜まりにくく掃除も楽々です。

リクシルキッチン「シエラS」の特徴④ よごれんフード

全シリーズで選択可能な「よごれんフード」もリクシル独自の技術。

煙の中の油を集める「オイルスマッシャー機能」でレンジフード内部に油が侵入するのを防ぐため、通常のレンジフードよりもお手入れが楽にできます。

実用性の高いコンロは3タイプ

コンロは
・ひろまるコンロ
・ガラストップガスコンロ
・IHヒーター

の3種類から選べます。

リクシル独自の「ひろまるコンロ」は3つのバーナーをゆったりと配置されていて、奥の両脇には仮置きできるスペースも作られています。

大きな鍋・フライパンを3つに置いても鍋ふりできるほどの広さで、調理がはかどります。

丸みのあるデザインは6色展開で、「キレイシンク」と合わせてカラーコーディネートを楽しめます。

IHヒーターでは冷凍のままで調理できる「らく旨グリル&オーブン」機能もおすすめです。

レシピ本がセットになっているので、下味調理の作り置きなどに挑戦してみたい方には嬉しい機能です。

収納スペースにもこだわり

使い勝手のポイントに収納スペースも挙げられます。

シエラシリーズは手ごろな価格とはいえ、収納スペースは標準装備でも「トレーボード」と「アシストポケット」が入っているのがポイント。

「トレーボード」

一段式の引き出しで何がどこにあるか一目瞭然。とはいっても一段式だと中身が散乱してしまいそうですよね。引き出しに中板(トレーボード)を挟むことで使用頻度が高いものをかさばらずに整理可能。

調理中にすぐ必要になる小型の調理器具やラップなどはトレーボードに、はじめに出しておきたいまな板などの大きな物は下の段に大きさを気にせず収納できます。

「アシストポケット」

アシストポケットは1㎏までの油をそのまま収納できたり、30cmのフライパンでも収納可能なシェルフ(中段)が付いている立体収納。

フライパン・鍋の収納ラックなどが市販されていますが、アシストポケットならそういった収納用品を買わずとも整頓できるうえに、油など収納スペースに困りやすいものを立てたまま収納できるのも嬉しいポイントです。

シエラSシリーズのリノベーション事例

シエラSシリーズはなんといっても価格帯とデザインの豊富さが魅力的。

キッチンの入れ替えだけでないリフォーム・リノベーションの場合、限られた予算で最大限キッチンにこだわりたいという方にはおすすめのシリーズです。

こちらの施工事例は「スライドストッカープラン」で収納力とデザインどちらにもこだわりました。

「基本プラン」に比べると足元のけこみ部分まで収納できるので、より収納力が必要な方には「スライドストッカープラン」がおすすめです。

扉カラーにはフローリングより濃い木目を採用することでキッチンの存在感が際立っています。

▼このキッチンリノベーション(シエラS|LIXIL)の事例はコチラ!

こちらのリノベーションでは人造大理石のシンクを採用し、一人暮らしの女性向けに落ち着いたかわいらしさのあるキッチンに仕上げています。

扉カラーとガスコンロが暗めの色なので、ワークトップとシンクの明るさとのコントラストが印象的です。

▼このキッチンリノベーション(シエラS|LIXIL)の事例はコチラ!

シエラSシリーズで長く使いやすいキッチンに

シエラSシリーズは基本の料金がお手頃なので、オプションを付けやすいのもおすすめポイントです。

見た目のスタイリッシュさと使い勝手の良さ、選べるカラーの多彩さなど総合的に見るとコストパフォーマンスの高いキッチンと言えるでしょう。

シエラSシリーズ以外のキッチンとも比較したい方はコチラもどうぞ!

LIXIL(リクシル)キッチン | シエラS製品ページ

 

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

菅原 沙絵SAE SUGAHARA

設計 / 大阪府大阪市出身 / 普段からデザインを意識的に見て、自分ならどうするのか考えるようにしてます / インテリア雑貨が好きでナチュラル・シンプルなものを集めることにはまっています

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