2025.05.16
最終更新日
2025.05.16
CREATOR's STORY

まちの魅力に“気づく”を届けたい|そのために自分を変える必要を知った私の入社までのストーリー

 

 25年4月にSEKAIHOTEL株式会社にプロジェクトマネージャーとして入社した副島朝水ちゃんへのインタビュー

宮崎県出身、副島朝水ちゃんの入社までのお話しを聞きました!

 

どんなひと?

ーまずは自己紹介をお願いいたします!

 横浜市立大学国際教養学部国際教養学科都市学系を卒業しました、副島朝水(そえじまあさみ)です。2025年4月にSEKAI HOTEL株式会社にプロジェクトマネージャーとして入社しました。

ー地元を出て横浜の大学に入学してみてどうでしたか?

 元々、田舎から早く出たい、都会に行きたいという思いから横浜の大学を選びました。都会のキラキラ大学生を想像してやってきたけど、コロナ禍だったのもあって想像していたような出会いや人とのつながりも少なく、孤独を感じる日々が続きました。

 そんなとき、やっぱり宮崎っていい場所だったな、と感じることが多かったです。例えば、都会の人って周りを気にしていない感じで冷たいけど、地元ではそんなことあり得ない。道で誰かに会うと必ず挨拶をするし、困っている人がいればすぐに声をかける。宮崎の人のあたたかさは当たり前じゃないんだと感じました。外から俯瞰して見ることで、初めて地元の魅力に気づきました。

ー地元の魅力に気づいたことで、まちづくりに興味を持ったということですか?

 はい、そうです。ただ、当時は“まちづくり”が実際にどんな仕事なのかぼんやりしていたし、「自分には何ができるんだろう」ってずっと悩んでいました。そこで大学4年の春に、地元のまちづくり会社が運営するホテルでインターンを経験しました。

 その中で気づいたのは、「ホテルには、まちと人を繋ぐ力がある」ということです。外から来た人と地域の人が交わる場所になることで、訪れた人にとっては“第二の故郷”のような、また帰って来たくなる場所になれるかもしれないと思いました。そういう関係性が少しずつ増えていくことで、どんなまちもきっと消えずに残っていけると感じました。

私は、都会のような画一的な発展ではなく、そのまちらしさが残っていく未来をつくりたいと思うようになりました。

 

SEKAI HOTELとの出会い

ーSEKAI HOTELについて聞かせてください!SEKAIHOTELのどんな魅力に引かれましたか?

 SEKAI HOTELを知ってから、すぐに見学に行きました。その時に、布施の日常が外の人(私)からしたら特別なものになっていると身をもって実感しました。もし、この体験がSEKAI HOTELによって生み出された体験なら、すごいと思ったし、その体験を生み出すために何をしているのだろうとすごく気になりました。

 「誰かにとっての日常が他の人にとっては非日常になる」と、口で言うことは簡単だけど、しっかりと体験させるところまで落としこんでいることには驚きました。

SEKAI HOTELへ入社を決めた理由

ーSEKAI HOTELへの入社を決めた理由はなんですか?

 布施での体験を通して、「この空気感を、私の地元でも届けたい」と心から思ったことが大きなきっかけです。私の地元では、「ここには何もない」と言う人が多くて、正直、私自身もそう思っていました。でも、地元を離れて外から見て、地元の人の優しさやまちのあたたかさに気づけました。地元の人たちにも、自分たちの住んでいるまちの魅力に気づいてほしいと思います。何気ない毎日の中にこそ、まちの価値はあるはず。それを誰かが「いいね」と言ってくれたら、自分の日常が少し誇らしく思えたり、まちを見つめ直すきっかけになるかもしれない。SEKAI HOTELなら、それを実現できると思ったんです。

 また、サマーインターンでは、「SEKAI HOTELが提供している価値ってなんだろう?」「この体験を通してゲストにどう感じてもらいたいのか?」といった抽象的なテーマについて、何度も議論を重ねました。でも、そうした“考えて言葉にする”ことや、”自分の意見を相手に伝える”ことは、これまで私が避けてきた部分でした。学生時代は、議論を通じて何かを決める経験がほとんどなく、自分の発言でチームの方向が決まることが怖くて、一歩引いてしまうことが多くありました。

でも、このサマーインターンではそうはいきませんでした。

 「議論力を鍛えたい」という気持ちで参加したものの、いざ始まってみると、想像以上に自分の“できなさ”を突きつけられて、正直、絶望しました。伝えたい想いがあるのに、言葉にできない。考えはあるのに、整理できない。そんなもどかしさで頭がいっぱいになってしまって、議論の途中で一度席を外して泣いてしまったこともあります。それでも「とにかくやるしかない」と食らいつきました。苦手だからこそ逃げたくなかったし、やり続けていればいつか突破口が見えてくると思ったんです。

 実際にやりきったとき、自分でも驚くほどの達成感がありました。
それは、「議論して決めたアイデア」には、直感だけで動いていたこれまでにはなかった深みや納得感があったからです。

 どれだけ想いがあっても、スキルや知識、行動力がなければ何も変えられない。そう痛感したことで、「本気で変わりたい」と思うようになりました。

今の私の原動力は、あのとき感じた悔しさと、「まちのあり方を変えたい」という強い想いにあると思います。

最後に

ー学生に向けて一言お願いします。

「やってみたい気持ちはあるけど、自信がない」とか、「自分には何ができるんだろう」って悩んでいる人にこそ、サマーインターンに参加してほしいと思います。サマーインターンでは、考えたり悩んだりする時間も含めて、自分と向き合えるいい機会になると思います!

 

WRITERこの記事を書いた人

クジラ 編集部

中崎町にあるリノベーション会社です。不動産探し、住宅ローンのお手伝い、設計デザイン、施工、インテリアコーディネートまでワンストップでお手伝いさせていただきます。お客様に最適な暮らし方のご提案をさせていただきます。

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