「“ちょっとした違和感”を消す」【KUJIRAメソッド①】

こんにちは、クジラ株式会社の営業ディレクター三橋です。
今回は、私がリノベーションの現場で大切にしている「ちょっとした違和感を消す」という考え方についてお話しします。新築の家をリノベーションされた方の事例です。
目次
住まいに残る“ちょっとした違和感”を、とことん消していく
「可愛い家をつくりたい」──多くのお客様がそう思われます。
けれど、いざ完成した空間を見たときに「なんか野暮ったいな」と感じてしまうことがある。その原因は、ほんの少しの“違和感”が残ってしまっているからだと、私は思っています。
「既製品」が生む小さな違和感に気づく
きっかけは、お客様の何気ないひと言でした。 「エアコンの配管、これ隠せませんか?」
確かに、配管が見えているとどうしても可愛くない。配管カバーをつけても、既製品の白くてツルッとした質感や大きな縁が浮いてしまい、余計に“違和感”になるんです。
その瞬間、「あ、ここだ」と思いました。こういう“既製品がもたらす違和感”こそが、可愛い家づくりを邪魔しているんだと。
それ以来、私は「違和感を減らす」ことを最優先に考えるようになりました。美しさは足し算じゃなく、引き算から生まれるんです。
コストも手間もかけて、“違和感”と戦う
「ただのマンションじゃなく、おしゃれな空間にしたい」。その思いを実現するために、地味だけど妥協できない選択をいくつもしました。
①エアコン配管を隠すために、アーチの柱を設計
②キッチンの外側にモールテックスを塗り、造作のような質感に
③カウンター下収納には取手をつけず、フラットな仕上がりに
④既製品感が強いはしごと柵は、造作で一からつくり直し
⑤天井の梁や巾木など“余計な線”を徹底的になくす設計
⑥床材や扉・棚板の色味を揃えるため、貼り替えや塗装で統一
一つひとつは「そこまでやる?」と思われる作業かもしれません。けれど、たった一つでも妥協したら、全体が一気に“なんかダサい”に傾いてしまう。それだけは絶対に避けたかったんです。
違和感を排除した先に生まれる「可愛さ」
完成した空間は、アーチ天井が象徴的なやわらかさを持ちながら、視界にノイズがない“洗練”された佇まいに仕上がりました。
「ただ可愛い」でもなく「ただシンプル」でもない──意志を感じる住まい。そういう空間をつくれたことに、私はとても誇りを感じています。
KUJIRAメソッドは“違和感を消すこと”
私たちクジラが大切にしているのは、派手さや奇抜さではありません。 感性が自由に泳げる空間をつくるために、徹底して“ノイズ”を取り除くこと。今回のリノベーションは、その姿勢を体現した一例です。
お客様の「可愛い」を叶えるために、私たちはこれからも“ちょっとした違和感”と向き合い続けます。