友達に見せたくなるWIC【KUJIRAメソッド③】

こんにちは、クジラ株式会社の三輪です。
![]() | Writer 三輪海斗 ディレクターWORKS 2018年に新卒入社後、住宅・店舗・オフィスなど幅広く担当。住宅ローンの工面など難しい状況でもお客様に寄り添ってサポート。 |
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今回は、“ただの収納”を“自慢の空間”に変えたウォークインクローゼットの事例をご紹介します。
目次
“ただの収納”を、“自慢の空間”に変える
「ちょっと見てって、言いたくなるようなクローゼットを」
施主のそんな一言から、ウォークインクローゼット(WIC)のプランがスタートしました。
“機能的”ではなく、“自慢したくなる”空間をつくる。それが今回のテーマです。
設計の起点になったのは、「人と違うこと」に喜びを感じる施主の個性。
物件購入前から、WICを“店舗風”に仕上げる提案をしていました。
イメージしたのは、こだわりの洋服店。選んだ仕様は、どれも“ふつう”ではありません。
店舗のように「魅せる」クローゼット

たとえばハンガーパイプ。
アイアン調ではなく、あえてワイヤーで吊るす方式を採用。
見た目が軽やかで、まるで空間に浮かんでいるような印象を与えます。

床は一部をタイルカーペットにし、フィッティングルームのような質感を演出。
あえて枕棚を設けず、空間全体をすっきりと見せました。
照明もスポットライトで構成し、“見せる収納”としての存在感を高めています。
そして象徴的なのは、2階の階段を上がった先にあえて扉をつけなかったこと。
クローゼットの入り口には扉を設けるのが一般的ですが、今回は違います。

WICはもはや“収納”ではなく、それ自体が“空間”であり、住まいの一部。
廊下からランドリールーム、そしてWICまでを一続きにすることで、動線と空間が自然につながりました。
「扉がないからこそ、ひと続きの“かっこよさ”が出る」
そんな施主の言葉に、この設計の意図が凝縮されています。
暮らしの中に、“見せ場”をつくるということ
「KUJIRAのリノベは、“使えるかどうか”だけで終わりません。
その空間に、誰かを連れて行きたくなるか?
今回はこの問いに、チーム全員で向き合いました。」
(営業ディレクター・三輪)
日常の中に、少しだけ“ステージ”を仕込む。
それがKUJIRAメソッドの一つです。



