2025.10.28
最終更新日
2025.10.26
CREATOR's STORY

「物置きではなく“拠点”として」【KUJIRAメソッド④】

ガレージ リノベーション

こんにちは、クジラ株式会社の三輪です。

Writer
三輪海斗
ディレクターWORKS
2018年に新卒入社後、住宅・店舗・オフィスなど幅広く担当。住宅ローンの工面など難しい状況でもお客様に寄り添ってサポート。

今回は、“ガレージはただの収納じゃもったいない”というテーマでお届けします。

ガレージは、“ただの収納”じゃもったいない

今回の設計で最初に浮かんだキーワードは「秘密基地」
車が好きで、山登りなどアクティブな趣味をもつ旦那様にとって、ガレージはモノを置くだけの場所ではありません。
工具を並べたり、カスタムを楽しんだり──自分の世界をつくる“拠点”でありたい場所でした。

見せる収納×有孔ボードという選択

有効ボード リノベーション
提案したのは、ガレージの壁面の一部に有孔ボードを取り入れるという方法。
工具やアウトドアギアを自由にレイアウトでき、視覚的にも「並べて楽しい」空間になります。
無骨で機能的なデザインは、ガレージらしさを際立たせながら、“秘密基地感”を演出。

ただし、全壁面ではなく、あえて一面のみを施工。
それ以外は石膏ボードで仕上げ、「残りはDIYで」という余白をあえて残しました。
住まいを“完成品”ではなく、“自分で育てていく空間”とする提案です。

ガレージ リノベーション

玄関土間にも、同じ思想を

有孔ボードはガレージだけでなく、玄関土間にも採用。
登山道具やリュック、靴などを“飾るように収納”できるようにしました。
土間というスペースが、暮らしの導入でありながら、その家の“個性”を語り出す。
帰ってくるたびにワクワクするような、“入り口から遊び心を”。

「見せながら整うって、最高に気持ちいいですよね」

そんな施主の一言が、この空間のすべてを物語っています。

ガレージ リノベーション

大人にも、秘密基地は必要だ

KUJIRAのリノベが大切にしているのは、“遊び心を仕込む余白”。
それは、大人になっても「好き」を追求できる場所。

今回のガレージ&玄関土間は、まさにそんな“余白のある設計”でした。
完成ではなく、進化していく空間。
住まいとは、“秘密基地の延長”なのかもしれません。

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

三輪 海斗KAITO MIWA

ディレクター / 大阪府高槻市出身 / 三輪に頼んで良かったと言ってもらえるように頑張ります / 休日はよく古着屋巡りや、家具屋さんに行きます!

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