「部屋が明るくなった」暗かった和室を、自分たちの手で快適な居場所へ

目次
KUJILIKEって?
「KUJILIKE」は、“DIY”を通して“子どもたちの機会格差”を減らす、クジラ株式会社独自の活動。
児童養護施設で暮らす子どもや障害のある子どもは、環境によって出会い・挑戦・成功体験が限られやすいという課題があります。
私たちは各施設を訪問し、子どもたちと一緒に「つくる」プロセスを設計。空間が整うことで日々の快適さが上がり、同時に“自分の手で変えられる”感覚を育んでいきます。
大切にしているのは、失敗してもやり直せる安全な挑戦の場を用意し、「自分にもできる」「未来を選べる」という自己効力感につなげること。
今回は、その活動のご報告です。
▼KUJILIKEについてはこちらから!
使われていなかった和室を、魅力的な部屋へ
少し薄暗い昔ながらの和室。気分がのりにくかったり、目が疲れやすかったり、どこか愛着が湧かなかったりしませんか?
児童養護施設で暮らす子どもたちには、お部屋の居心地がどうであれ「そこで暮らす」以外の選択肢が基本的にありません。だからこそ、毎日を過ごす場所を少しでも明るく、ワクワクする空間に仕立てることが大切です。大がかりな工事をしなくても、工夫次第でお部屋は大好きな場所に変えられます。
今回みんなで挑戦したのは、施設にある普段使われていなかった和室のDIY。「他のみんなの部屋と同じくらい、魅力的にしたい!」という想いから、模様替えがスタートしました。
ミッションは、壁をペンキで真っ白に塗り、押入れを「勉強デスク」へとリメイクすること。子どもたちが自ら手を動かし、暗い和室を笑顔あふれる空間へと変身させたDIYのプロセスをお届けします。

失敗も、難しさも、すべてが楽しい経験に
まずは、押入れの中段のやすりがけと、壁の塗装からスタート。
ささくれがあった木をみんなで丁寧に磨き、すべすべの手触りに仕上げていきます。
ローラーを持って白いペンキを塗り始めると、最初は難しそうだと言っていた子どもたちも、すぐにコツを掴んでいきました。
「ペンキでかべを塗るの、やってみたらできた!」
そんな嬉しい声が上がります。

一番の難所は、押入れの壁に糊付きのクロス(壁紙)を貼る作業でした。
サイズを合わせてカッターで切る本格的な作業。
「クロスを上手にはるのがむずかしかったです!」と苦戦する声もありました。
中段の仕上げで塗ったニスがうまく塗れず、みんなで一度ニスをはがしてやり直すというハプニングも。
それでも「ニスをはがすのが心に残った!」と、子どもたちは失敗や難しい作業さえも、笑顔で楽しんでくれました。

空間が変わると、心の中に生まれるもの
すべての作業が終わり養生を剥がすと、そこには見違えるほど明るい空間が広がっていました。
ガラリと変わったお部屋を見渡して、子どもたちの口からはたくさんの言葉が飛び交います。
「部屋が明るくなった。」「すごい!」「感動した!」
自分たちの手を動かし、やり遂げたからこそ、空間の変化がまっすぐに子どもたちの心に響いたようでした。

「難しそう」と思ったことも、やってみれば、こんなに変えることができる。
自分たちの手で自分たちの居場所を良くしたという自信。
そして、DIYを通じて生まれた「今日はいろんな人と話せて、楽しかったです」という、仲間やクジラ株式会社のメンバーとのあたたかい繋がりの実感。
それら一人一人の胸に生まれた小さな喜びや手応えこそが、KUJILIKEが何よりも大切にしている価値です。





