2026.06.15
最終更新日
2026.06.15
KUJILIKE

「部屋が明るくなった」暗かった和室を、自分たちの手で快適な居場所へ

子どもたちが塗装DIYをしている

KUJILIKEって?

「KUJILIKE」は、“DIY”を通して“子どもたちの機会格差”を減らす、クジラ株式会社独自の活動。
児童養護施設で暮らす子どもや障害のある子どもは、環境によって出会い・挑戦・成功体験が限られやすいという課題があります。
私たちは各施設を訪問し、子どもたちと一緒に「つくる」プロセスを設計。空間が整うことで日々の快適さが上がり、同時に“自分の手で変えられる”感覚を育んでいきます。
大切にしているのは、失敗してもやり直せる安全な挑戦の場を用意し、「自分にもできる」「未来を選べる」という自己効力感につなげること。

今回は、その活動のご報告です。

▼KUJILIKEについてはこちらから!

使われていなかった和室を、魅力的な部屋へ

少し薄暗い昔ながらの和室。気分がのりにくかったり、目が疲れやすかったり、どこか愛着が湧かなかったりしませんか?

児童養護施設で暮らす子どもたちには、お部屋の居心地がどうであれ「そこで暮らす」以外の選択肢が基本的にありません。だからこそ、毎日を過ごす場所を少しでも明るく、ワクワクする空間に仕立てることが大切です。大がかりな工事をしなくても、工夫次第でお部屋は大好きな場所に変えられます。

今回みんなで挑戦したのは、施設にある普段使われていなかった和室のDIY。「他のみんなの部屋と同じくらい、魅力的にしたい!」という想いから、模様替えがスタートしました。

ミッションは、壁をペンキで真っ白に塗り、押入れを「勉強デスク」へとリメイクすること。子どもたちが自ら手を動かし、暗い和室を笑顔あふれる空間へと変身させたDIYのプロセスをお届けします。

ペンキ、塗料

失敗も、難しさも、すべてが楽しい経験に

まずは、押入れの中段のやすりがけと、壁の塗装からスタート。

ささくれがあった木をみんなで丁寧に磨き、すべすべの手触りに仕上げていきます。
ローラーを持って白いペンキを塗り始めると、最初は難しそうだと言っていた子どもたちも、すぐにコツを掴んでいきました

「ペンキでかべを塗るの、やってみたらできた!」
そんな嬉しい声が上がります。

刷毛とローラーで塗装する子どもたち

一番の難所は、押入れの壁に糊付きのクロス(壁紙)を貼る作業でした。

サイズを合わせてカッターで切る本格的な作業。
「クロスを上手にはるのがむずかしかったです!」と苦戦する声もありました。

中段の仕上げで塗ったニスがうまく塗れず、みんなで一度ニスをはがしてやり直すというハプニングも。
それでも「ニスをはがすのが心に残った!」と、子どもたちは失敗や難しい作業さえも、笑顔で楽しんでくれました

クロスを貼り替える子どもたち

空間が変わると、心の中に生まれるもの

すべての作業が終わり養生を剥がすと、そこには見違えるほど明るい空間が広がっていました。

ガラリと変わったお部屋を見渡して、子どもたちの口からはたくさんの言葉が飛び交います。
「部屋が明るくなった。」「すごい!」「感動した!」

自分たちの手を動かし、やり遂げたからこそ、空間の変化がまっすぐに子どもたちの心に響いたようでした。

塗装が完了した壁と押入れ

「難しそう」と思ったことも、やってみれば、こんなに変えることができる。

自分たちの手で自分たちの居場所を良くしたという自信。
そして、DIYを通じて生まれた「今日はいろんな人と話せて、楽しかったです」という、仲間やクジラ株式会社のメンバーとのあたたかい繋がりの実感

それら一人一人の胸に生まれた小さな喜び手応えこそが、KUJILIKEが何よりも大切にしている価値です。

WRITERこの記事を書いた人

施工管理

濵野 喜史YOSHIFUMI HAMANO

施工管理/三重県四日市市/お客様が思い描く理想の空間を実現するお手伝いを真摯に行います。住まいを自らデザインすることが暮らしを豊かにすると信じ、建築をもっと身近でひらかれたものにしていきたいと考えています。

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