TEAM

クジラで働く人たち

デザイナー 柳川 映子

業界の合理性ではなく“お客様の個性”に寄りそうデザイン

私は、設計デザイナーとして、住宅デザイン、SEKAI HOTEL Fuseのデザインに携わっています。

学生時代より住まいについて学んできましたが、世の中の建築物が(少し極端な言い方ですが)“均一化された個性の見えないハコ(物体)”に見えてしまうことがありました。建築業界として合理性のある作り方かと思うのですが、私はそうではなく、「お客様の個性に寄り添った空間デザイン」を優先して仕事をしたい。

そのなかで、リノベーションの住宅デザインという仕事は、まさにお客様の個性に寄り添うことができるのです。私たちは何度もお客様との会話を重ね、お客様がその空間をどのように過ごすかのイメージを明確にしていきます。

たとえばダイニング。ただ食事をするためだけの場所ではなく、せっかくなら食事が楽しみになる、気分が上がる空間を作りたい。出来上がったイメージに対して、他のデザイナーやディレクターの意見も加味し、一つひとつ「なぜ」を突き詰めます。それをお客様と共有し、空間のデザインを深める。空間だけでなく、家具の色味・配置を一緒に考えることもありますね。

私たちは、建築的に高いデザイン性があることを前提に、住む方々の個性を引き出し、かつ安心して生活できることを目指しています。また、“理想の暮らし”はどんな人にもあるかと思います。そんな一人ひとりの理想に寄り添える会社でありたいです。

こだわりの施工

【大阪府東大阪市】どこか懐かしい「泊まれる町工場」-SEKAI HOTEL Fuse-

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SEKAI HOTEL Fuseの新客室(N.8〜10 Doors)を担当しました。入社当初からSEKAI HOTELの設計に関わりたいと、代表(矢野)とも話していました。当初は3年目を目標にしていましたが、実際には2年目の始まりに。想定よりも早くて驚きました。

ブランドイメージに沿ったまま、「泊まれる町工場」をより親しみやすくデザインすることを目指しました。オペレーションを考慮したプランニングや既存客室との調和、新たなデザイン要素の検討などはもちろん、そこに「無骨な町工場」と「かわいい」をどう融合させるかが課題で。また、客室を通してどのような体験が生まれるか、についてもしっかり議論しました。
結果として、「泊まれる町工場」というコンセプトの客室に新しい答えを提案できたかと思います。

出身地

島根県浜田市

趣味

◾️料理・お菓子作り
作ること・食べることはもちろん、レシピ本から作るものを考えたり、食卓に映える素敵な食器を探す時間も好きです。

◾️音楽
習い事で始めたピアノが私の音楽好きのルーツで、吹奏楽・軽音の経験があります。最近好きなアーティストのライブに行ったのですが、いいものを見たり聴いたりするとモチベーションがあがると再確認。私には音楽が欠かせないと思います。

◾️海外旅行(まだ憧れの段階で趣味にしたい)
ベトナムを訪れた際、路上席やテラス席のカフェが多くて驚きました。日本とは違う文化にもっと触れてみたいです。

研究テーマ

大学では、住宅設計を中心に、住まいを取り巻く環境・地域コミュニティを学びました。空間の性質・人々の行動・コミュニティのあり方といったソフト面と、そこに対する建築のハードのデザイン的アプローチの関係に関心があります。
いま、設計に関わる仕事をするなかで、多様な暮らし方をデザインでどう実現できるかを常に考えています。

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