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クジラで働く人たち

SEKAI HOTEL Fuse 支配人 岡本 香乃

「まちの誇りは自分の誇り」支配人として伝えたい“地元の温もり”

大学3年生の頃、SEKAI HOTELでインターンを始め、そのまま新卒で入社しました。海外留学中、日本の課題を意識するようになったことで、国内で社会貢献できる仕事に興味を持ったのがきっかけです。入社1年目の9月にはSEKAI HOTEL Fuseの支配人に就任。一般的には珍しいスピード出世に思われるかもしれませんが、主体性と責任が求められる環境が働く上でのモチベーションになっています。

地元は奈良県生駒市。以前は正直、「生駒には何もない」と思っていましたが、コロナ禍で遠方に行く機会が減ったことで、改めて地元を見つめ直すように。すると、面白いお店や魅力的なスポットが意外と多く、今まで気づいていなかっただけなのだと実感しました。自分の住むまちを好きになり、誰かにおすすめしたくなることは、自信にも繋がります。
現在は、ホテルのフロント業に加え、布施のリアルな日常を伝えるため、「支配人のとれたてORDINARY」という動画企画をInstagramで更新中。SEKAI HOTEL Fuseの責任者として、地域の方々との繋がりを大切にしながら、多くの人にこのまちの魅力を伝えたい。実は、もともと人と話すことが得意ではなく、緊張しやすい性格でしたが、インターンを通じて地域の方々と交流するうちに、その温かさに気づいたんです。

生駒の魅力を再発見した経験から、まちを知り、好きになることには、人を前向きにする力があると知りました。布施もまた、人との距離が近く、温かい交流が生まれる場所。宿泊するゲストにも、その魅力を感じてもらいたいと考えています。
働き手としてSEKAI HOTELの魅力は、企画から現場まで一貫して関われること。ゲストの反応を直接受け取れる環境は、仕事のやりがいにも繋がります。
地方創生に関わりたいと思う根底には、「自分の住むまちに誇りを持てれば、そこで暮らす人たちがもっと幸せになれる」という考えがあります。その想いを大切にしながら、住む人以上にまず自分がまちに愛着を持ち、長く関わり続けていきたいです。

出身地

奈良県生駒市

趣味

◾️物語に触れること
本や漫画に夢中になると、つい時間を忘れてしまい、気づけば睡眠や食事の時間を削って読み続けていることもあります。

◾️絵を描くこと
本や漫画の中でも、とくに心を動かされたものや「好きだ!」という気持ちが高まったものは、つい絵に描きたくなります。

研究テーマ

誰かにとっての「何を幸せとするか」「何を大切だと思うか」という価値観に触れること。これに興味を持つようになったきっかけは、祖父母の家が仏教のお寺だったこと、そして中高時代をキリスト教の学校で過ごしたことです。異なる文化や価値観に触れる機会が多かったことから、自然と関心が芽生え、大学では異文化や宗教、ジェンダーについて学びました。
現代社会は「多様性に溢れている」とよく言われますが、それはつまり、人それぞれに大切にする価値観が無数に存在するということだと思います。他者を知るためには、まず自分自身がどう在りたいかという軸を持つことが重要。このテーマは私にとって生涯にわたり関わり続けるものであり、興味が尽きることはありません。

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