クジラで働く人たち

「ただの場所が”また来たい場所”に変わる瞬間に立ち会いたい」関わり方が、まちを変える
SEKAI HOTEL Osaka Fuseのプロジェクトマネージャーとして、宿泊事業の運営と、人とまちが自然に関われる体験づくりを担当しています。
家は、単なる生活の場ではなく、大切な人と過ごした時間や記憶が積み重なっていく場所だと思います。そう感じるようになったきっかけは、親族が住んでいた家が空き家になったことでした。誰も住まなくなった家は、以前とはまるで別の場所のように静かで寂しく感じました。それでも、その空間にいると、そこで過ごした時間や思い出が自然と蘇ってきたのです。家は単なる建物ではなく、人との記憶が積み重なる場所なのだと実感しました。

この経験から、誰も住まなくなった家にも、また別の形で人が集まることで、新しい価値を持たせることができるのではないかと考えるようになりました。
そして、空き家が全国的に増えていることや、空き家を民泊や古民家カフェとして活用する取り組みを知るうちに、その考えはさらに強くなっていきました。
クジラの事業に触れたとき、空間を活用するだけではなく、人との関わりによって場所に新しい価値を持たせている点に強く惹かれました。また、地域の人や店舗との関わりが、特別な演出ではなく日常の延長として存在している点にも強く惹かれました。お客様と地域の人が自然に関われる体験を通して、「また会いに行きたい」と思える関係が生まれている。単に場所を提供するのではなく、人と人をつなぐことで価値を生み出す環境の中で、自分もその一部として体験をつくっていきたいと思いました。

仕事以外で大切にしていることは、居酒屋巡りや旅行。いつも大切にしているのは、「誰とどのような時間を過ごすか」ということです。料理の美味しさだけではなく、お店の雰囲気や店員さんとの距離感、その場で自然に生まれる会話など、時間そのものを楽しんでいます。だからこそ、一緒に行く相手によって選ぶお店や過ごし方も変わります。ただ観光地を巡るのではなく、その土地の人や文化に触れる時間を大切にしてきました。
このように、場所やモノそのものではなく、「誰とどのような時間を過ごすか」にこだわる姿勢は、SEKAI HOTELでの人と人をつなぐ仕事と強く重なっていると感じています。