店舗 長屋・古民家 歴史を受け継ぎ、地域の拠点へ

CONCEPT "歴史を受け継ぎ、地域の拠点へ"をコンセプトにデザインさせて頂きました。
老舗金物店からシェアキッチンへのコンバージョン。
この建物は元々90年以上続く金物店でしたが、オーナー様のご事情で廃業することを決断されました。
地域に愛されたこの金物店や建物の歴史を後世にも残したいオーナー様の想いが強く、それらを引き継ぎながら
地域の方々との交流の場になればという想いでプロジェクトがスタートしました。
※シェアキッチンとは複数の飲食店が曜日ごとに入れ替わり運営する形態のこと

POINT 1既存のガラス障子を再利用し、シェアキッチンの顔に

元々、室内で使われてたガラス障子は非常に丁寧に扱われていたため、ほとんど修理する箇所はなく、ガラスのみ交換して建物の外観に再利用させて頂きました。ガラスの面積を広くすることで店内の様子を伺うことができ、足を運んで頂き易いようなデザインにしています。
また、ヘリンボーン柄の入口の扉も昔、金物を収納していた木箱を解体して得た木材を再利用して製作したものです。

POINT 2人々が集える大きなテーブル

番(つが)いの欅の一枚板を組み合わせることで幅1.2m、長さ2.6mの最大10名で利用することができるテーブルを製作しました。
また、対面の席とは1.2mの離隔距離があるため、初対面の方々でも心地よい距離感を保つことができます。

POINT 3新旧の対比

入り口のドアを開けると目に飛び込む、オーナーの愛情が詰まった歴史ある土壁と白漆喰壁の対比。対比し強調することで説明せずとも自ずと感じてもらえるのではないでしょうか。

BEFORE & AFTER

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER

プリミティブな素材で空間にコントラストを

再利用する材料以外の材料をコンクリートやモルタルや漆喰で統一することで、既存の建物が持つ空間や存在感を強調しました。
※プリミティブ=原始的、素朴

開放的な吹き抜け天井で空間と心にゆとりを

客席は10席と決して広くありませんが、2階部分の床を解体し、天井高を5.2mと極端に高くすることで、開放的な空間を実現しました。
利用者に狭さを感じさせず、むしろ開放的でリラックスしていただけるようにデザインしました。

工事用の単管パイプの階段手摺

通常、工事現場で足場を組む際に使用される直径38.1mmの単管パイプを階段手摺として採用。
単管パイプとクランプで作られた可変性のある階段手摺は、使い手によって自在にアレンジすることができます。

INFORMATION

種別 店舗
構造 木造
築年数 築90年
面積 85㎡
工期 90日
参考価格 1080万円(税別)
リノベーション箇所 フルリノベーション
デザイナー 松尾 翔
DESIGNERデザイナー

デザイナー

松尾 翔SHO MATSUO

デザイナー / 兵庫県神戸市出身 / 空間や思考においてギャップを作ること。 それらがお客様やゲストなどの利用者にとって、良い意味での驚きや心を踊らせるような体験に繋がると信じています。 / 私たちの仕事はカッコいい空間を作ることではなく、お客様の暮らしがより素敵になるようにデザインすることです。 プロとしてお客様のご要望を叶えるだけではなく、言葉にできない "想い" を引き出し、表現することを心掛けています。

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