店舗 自然体の“私”に還れるヒーリングサロン

CONCEPT 初めての打ち合わせでクライアントのK様から「お客様の心の癒しの場所」としてのサロンを作りたいとお話を頂きました。
「張りつめた心を溶きほぐすような安心感」や「柔らかな光で大きく包まれるような包容感」や「パキッではなくヌメッとした感じ」など対話の中で生まれた様々な言葉から徐々にイメージを膨らませ、"五感を通じて自然のエネルギーを感じ、自然体に還れる場所"をコンセプトにデザインしました。
都会の喧騒や日々のストレスから切り離されたこの場所でマッサージやカウンセリングなどの施術を通じて、自分自身と向き合い心身ともに健康になれる場所を目指しました。

POINT 1住宅街にさりげなく現れる秘密の入り口

大通りから道路を一本、住宅街に入った角地に佇むサロン。看板も設置していないこのサロンはお店なのか、住宅なのか一見では分かりません。しかし、間違いなく"何かある"と感じさせる佇まい。1組限定かつ事前予約制であるため、飛込みのお客様が入れないようにしており、予約してくださったお客様と真剣に向き合い、安心を与えれるような環境を作っております。

POINT 2岩壁のような荒々しさと漆喰の繊細さを両立し、エネルギーを感じる壁面

サロン内は荒々しさと繊細さを兼ね備えた洞窟のように、岩壁の隙間から差し込んだ一筋の光が空間を包み込むような神秘的な空間を目指しました。幸い、13時頃をピークに直射光が差し込むことが分かっていたので、壁面に凹凸をつけて陰影を表現するためにジョリパッドという左官材を使用しました。左官職人に鏝ムラでランダムに凹凸模様をつけてもらい、岩肌のような自然発生的な表情を演出しました。

POINT 3"想い"や"エネルギー"を感じる、アンティーク家具や伝統工芸品

サロンで使用する什器にはK様の希望であったアンティーク家具や伝統工芸品を採用しました。品々の出典は日本や韓国などK様のルーツに拘って選びました。それらの家具や工芸品に共通していることは"作り手"やかつての"使い手"の想いやエネルギーを感じられること。お客様の滞在時間は2時間ほどの短い時間ではありますが、短い時間だからこそ細部まで拘り、伝えることが重要だと考えました。

BEFORE & AFTER

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER

洗い出し仕上げのエントランスポーチ

こだわりが詰まったエントランスポーチ。自然の力強さを表現するために岩のように継ぎ目の無いシームレスな形に。
シンプルに見えますが、随所に職人の技術が詰まったお気に入りのポーチ。

オーダーメイドの洗面所

洗面ボウルやアクセサリーなどを丸いフォルムで統一し、アクセントに真鍮を加えることで女性らしい柔らかさと繊細さを表現しております。
伝統的な切子をモチーフにして作られた蛇口やシェーカースタイルを彷彿させる曲木の鏡、職人の手で作られた真鍮のタオルリングなど、クラフトマンの想いを集めました。

季節ごとに布を掛け替える為のハンガーパイプ

冬には風を通さない厚手の布を、夏には優しい風を運ぶレースのような薄手の布を。
主役の布を目立たせるために、布の重量に耐えられる直径20mmのスチール製丸パイプをグレーに焼付塗装。また、パイプの座面を壁内に埋め込むことでパイプの存在感をなるべく抑えました。

オーダーメイドのキッチン

お客様から見える位置にあるキッチンはシンプルな形にすることで、なるべく存在感を出さないように。

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INFORMATION

種別 店舗
構造 木造
面積 30㎡
工期 40日
参考価格 400万(税込)
工事箇所 フルリノベーション
デザイナー 松尾 翔
DESIGNERデザイナー

デザイナー

松尾 翔SHO MATSUO

デザイナー / 兵庫県神戸市出身 / 空間や思考においてギャップを作ること。
それらがお客様やゲストなどの利用者にとって、良い意味での驚きや心を踊らせるような体験に繋がると信じています。 / 私たちの仕事はカッコいい空間を作ることではなく、お客様の暮らしがより素敵になるようにデザインすることです。
プロとしてお客様のご要望を叶えるだけではなく、言葉にできない "想い" を引き出し、表現することを心掛けています。

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