2020.12.20
最終更新日
2021.10.12
施主様インタビュー

インタビュー|物語を紡いでいく建物へ

リノベーション会社のインタビュー風景

商店街の中にある長屋をリノベーション。
収益物件としての計画からプランニング・施工までワンストップで担当させていただきました。
受け継いだ長屋をどういった考えの中で、収益物件にすることを決められたのかをお話していただきました。

▼WORKS
歴史を受け継ぎ、地域の拠点へ

全く考えていなかったリノベーション

―早速ですが、リノベーションしようと思ったきっかけは何だったんですか?

K様:両親がここで、小売業を営んでいましたが、店を閉めることになり、最初は売却を考えていました。建物もボロボロで直すのにはお金がかかるので、手放すしか方法がないと思っていて、不動産屋さんに売却の相談に行ったところ「売るのはもったいない!立地がめっちゃいいから工事をしてくれる会社さんを見つけて賃貸で貸した方がいい!」と言っていただいたのがきっかけです。

クジラ:そうでしたね!最初お問合せいただいた際に廃墟というワードが出てきていたのを覚えています(笑)

K様:本当にそうだと思っていました(笑)不動産屋さんに強く言われなかったら問合せもしていなかったと思います。

クジラ:お問合せいただけて本当に良かったです!長屋の改修は弊社のミッションでもある「未来に繋がるカッコいいをつくる」ため、建物を後世に残していける方法のひとつだと考えています。

リノベーションでの解体現場

▲解体中の現場写真

―どういった経緯でクジラにお任せいただいたのでしょうか?

K様:クジラさんで全て完結できるからですね。収益物件として利回りの計画の相談もできたし、貸し出しやすくするために工事はどうしたらいいかをひとつの会社さんに相談できるのは安心でした。

クジラ:いろんな会社さんに行くと、会社さんごとで提案される内容も違ったりするので分からなくなってきますよね。

K様:あと、クジラさんがやっているSEKAI HOTELを見て面白そうな会社だなと思っていました。若い方も多いので、この家も若い世代の方が楽しく面白いものを作ってもらえたらと良いなと思ってお任せしました。

クジラ:ありがとうございます!現地にお伺いした後、すぐにデザイナーにクジラでなんとかしたいと連絡して打合せしたのを覚えています。

借りる側から貸す側へ

―賃貸で貸し出しするにあたって不安な点はなかったですか?

K様:もちろんありました。一番は近隣の方に迷惑をかけないかを心配しました。油を使う飲食店だと近隣の方に迷惑をかけそうだし、住居にしても商店街なのであまり向いてなさそうだし。色々考えてカフェとかだったら良いなとか思っていたら、借りられる方がシェアキッチンをしたいと言ってくれたので本当に良かったです。

クジラ:SEKAI HOTEL Fuseも商店街にあるので、お気持ちはよく分かります。商店街だと商売されている方も多く、ご近所付き合いはより大事になってきますよね。貸したかった方に借りていただけて良かったです!
「先にお金を出して工事しないといけない」「借り手が見つからなかったら、、」などの不安もあったと思います。踏み出せたきっかけは何だったんですか?

K様:甥っ子がいるんですけど、ボロボロの状態で次の世代の子たちに引き継げないと思っていたのが一番です。自分達の代でどうにかするという思いは強かったです。
クジラさんに利回り等の計画をしてもらって、問題なければやろうと決めていました。

クジラ:ありがとうございます。後世に繋げる仕事を担当させてもらえて良かったです!

趣を残したデザインへ

―店舗からシェアキッチンへ生まれ変わってどうですか?

K様:率直に嬉しくて、こんなに変わるなんてびっくりです!また、全部を新しくするのではなく解体で出た木材を使ってくれたり、壁をそのまま残したり前のものを使ってくれたのも嬉しいです。
この場所が地域の方に愛される場所になっていってもらえたらと思います。

クジラ:デザイナーと打合せをして、入口には端材や窓枠を再利用してシェアキッチンの顔に。メイン箇所の壁はそのままで活用する事で、カフェに遊びに来られる方も長屋の良さ、趣を感じてもらえるようなデザインにしました。実際にそう言っていただけて嬉しいです!

端材を使用した扉のリノベーション

▲解体後に出た端材を利用して造作した扉

ーそれでは最後に、今回のリノベーションを体験してこれからリノベーションされる方に向けたアドバイスをお願いします。

K様:私たちは素人なので、思い切って会社さんにお任せした方がいいと思っていて、気軽に相談できたり親身になって考えてくれる会社選びが重要だと思います。今後どうしていこうか悩むようだったら、一度会社さんに相談してみてるといろいろアイデアをくれるし一緒に考えてくれるので、思い切って連絡してみてください。

クジラ:ありがとうございます!相続で長屋を受け継ぐも、持っているだけでは管理などにコストがかかってしまう。今後どうしていくか考えていかないといけないという方が増えていくと思います。気軽に相談でき、その人にとって課題は何か、一番いいものは何かをご提案できる会社を目指していきます!
本日はありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします!

▼WORKS
歴史を受け継ぎ、地域の拠点へ

ーINFORMATIONー
[エリア]大阪市中央区
[物件]長屋
[面積]85㎡
[築年数]築90年
[工事費用]1,080万円(税別・家具抜き)
[工期]90日

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

三輪 海斗KAITO MIWA

ディレクター / 大阪府高槻市出身 / 三輪に頼んで良かったと言ってもらえるように頑張ります / 休日はよく古着屋巡りや、家具屋さんに行きます!

リノベーションの相談・各種ご予約はこちら