2021.08.16.Mon 施主様インタビュー

インタビュー|数年後に向けて“少し背伸びする”オフィス作り

リノベーション会社のインタビュー風景

リモートワークが徐々に普及している世の中において、これからのオフィスはどうあるべきか?
今回、まさに「働き方」についてのプロである社労士事務所の株式会社ソビア様のオフィスデザインをさせて頂き、代表取締役の岩元社長にインタビューしてきました。

“背伸び”したオフィスづくりとは

―ソビアとはどういった事業をされている会社でしょうか?
岩元様:大きく2つの事業がございます。

1つ目が、「ホワイト企業認定」という認定サービスを財団法人として展開しています。
参考リンク:ホワイト財団 公式HP

「家族に入社を進めたい会社」としてホワイト企業認定サービスを使って、条件をクリアした会社のみをホワイト企業として認定するというサービスです。採用の広報であったりとか、インナーブランディングであったりとか、企業価値向上につながるということで徐々に認知が広がっています。

2つ目が人事のコンサルティングです。採用の支援であったり、評価制度、コンサルティング業務を行なっており、2軸で事業を行なっている会社です。
参考リンク:株式会社ソビア 公式HP

―今回のオフィス移転に伴って、立地を決める時やデザインを決める時にこだわった点はございますか?
岩元様:こだわった点でいうと、オフィスの器以上に会社は大きくならないと思っているので、大きさなども数年後の水準に向けて考え、背伸びをした物件を選んだ点です。

リノベーション会社のインタビュー風景

―前オフィス(移転前)も背伸びして物件は選んだのですか?
岩元様:はい、前回も背伸びしてました。小さなところで細々と行うこともできたのですが、長期的に会社が大きくなることを想定して、今回も背伸びするオフィス選びをしました。
会社として背伸びしたオフィスに追いついていこうというのがポイントです。

―KUJIRAではソビアの経営理念である“Focus on your dream”をオフィスで体現できないかということを考えました。その経営理念に沿って今後うまく使えそうだなと思うところはありますか?
岩元様:まずはスタッフが幸せになることが大切です。そのためには家庭環境・友人関係・仕事、この3つが重要になるので、人の距離感も含めてソビアで働いていてよかったなというような環境づくりはやりたいなと思っています。
その点で考えると新オフィス内のフリースペースが「これから作っていく・出来上がっていくスペース」なのかなと思っていて、フリースペースの使い方をスタッフに委ねることで、良い距離感で働ける会社に近づけていきたいと考えています。

―それがさっき言っていた、数年後を見越してオフィスを作ったということにも関与していますか?
岩元様:そうですね。今は、僕がここで阪神戦見ながら使っているだけですけど(笑)

―社長自ら率先してフリースペースを使ってるんですね(笑) 学生さんがオフィスに来られることも多いと伺いましたがいかがですか?
岩元様:移転直後からすでに2〜3回は来てくれていて、「良いですね、おしゃれですね」と言っていただけています。

―それは作り手としても嬉しいです。しかもここのフリースペースは靴も脱げて居心地が良いですよね。
岩元様:前のオフィスでもこれはやっていたのですが、たまたま靴を脱いでいただけで、そのときは気づいていませんでした。
今回のオフィスでも同じことをすることによって、心理的にリラックスできる効果があるんだなあと改めて思っています。

オフィスのフリースペース

岩元様:今は移転作業も終わり、ビジネスモデルを立ち上げて作り上げているところなので、会社のメンバーには負担を強いているというか結構大変な時期ではあるんですけど、僕たちは労働環境における良い働き方を提唱している会社なので、「スーツじゃないといけないのか」とか、「出社しないといけないのか」とかをどんどん崩していきたいなと思っています。
そういう象徴的な環境に将来的にはできるかなと思っています。

―もともと靴を脱ぐという提案はKUJIRAからの提案ではなかったですよね?
岩元様:KUJIRAとの打合せ段階では土足で入る前提だったので、今までの背景も含めこちらから提案しました。
オフィスの使い手側と作り手側の良い関係性ですよね。

―今回は工事に入るまでの打合せスケジュールを結構タイトに進めさせて頂きましたが、KUJIRAとしてはイメージの齟齬が無いようにこまめに打ち合わせをお願い致しました。「打ち合わせ細かいなぁ、まめだなぁ」など率直な印象はいかがでしたでしょうか?
岩元様:前オフィスでは細かい打ち合わせは先方に丸投げで気づいたら出来上がってたイメージだったので、今回のオフィスではパースを複数確認したり、建材のサンプルを見て一緒に選んだりと、すごく細かく聞いていただいたという印象はありました。

ただ逆に細かいところを聞かれると悩むみたいなことはありました(笑)
そこまで聞かれるんだったらきちんと考えないとだめだなという気持ちになって、考えだしたらいろんなところが気になってきて。
日々のスケジュールの合間でなんとか打合せ時間を確保するのに苦労しましたが、結果すごく満足しています。

―KUJIRAでは、細かいところまで一緒に考えて欲しいということをお客様に必ず伝えています。
些細なことでも「あとはKUJIRAに任せる」ではなく、こちらが提案した上でしっかり悩んでいただくのがリノベーションだと思っています。
岩元様:要望を聞いてもらえて、「一緒に、共に作るスタンス」でいてくれたのが良かったです。
もちろん構造上とか耐久性の問題などはプロしか判断できませんが、こちらの要望に対して「こういうものはどうでしょう?」という提案がたくさんあって、その象徴が今回のオフィスのエントランスに一番現れたかなと思うんです。
パートナーとして意思表示の気持ちを強く感じたので、それは嬉しかったです。

―KUJIRAでは“一緒に作る”というのを念頭に置いてスタッフ全員でやっているので、率直にそのお言葉は嬉しいです。ありがとうございました。

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

田中 美咲MISAKI TANAKA

ディレクター / 岡山県岡山市出身 / お客様のライフスタイルに合わせた唯一無二のお家を一緒に作っていきたいです! / パンには目がありません。オススメのパン屋さんがあれば教えて下さい!

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