2022.06.10.Fri 施主様インタビュー

インタビュー | こだわりの家具に囲まれた暮らし。

2018年にクジラで物件探しから施工まで行ったS様。定期点検を兼ねて、デザイナーの高橋がインタビューをさせていただきました。
当時のことを振り返りつつ、暮らしてみて実感したことや変化などのお話をおうかがいしました。

▼今回のPJメンバー

・S様ご家族
・クジラデザイナー:高橋

クジラ(以下省略):本日はよろしくお願いします!ここの物件、駅近でとても便利な立地ですね。当時はこのエリアを中心に探していたんですか?

S様:当時は北区、西区、中央区をメインで探していました。人気のエリアで、いわゆる「都会」と呼ばれる立地なので、どの物件も予算内に納まるようなものがなくて。この物件を見つけるまで、2〜3ヶ月ほど内覧に連れてもらいました。

ーここは価格がマッチしていたということですか?

S様:そうですね!古いマンションではありますが、その分予算内に納まるマンションでエリアもバッチリ、加えて角部屋だったのが決め手となりました。

これは住んでからの話にはなるんですが、よく「売却してください」といったチラシが投函されていて。それほど人気のエリアなので、もし住めなくなってしまっても、再販や賃貸といったようなことを考えやすいところだな、と。本当にいい場所を選んでもらったと思っています。

こだわりの家具とスイッチ

ーお引渡しからもうすぐ4年経ちますが、とても綺麗に住まわれてますね。

S様:工事をしていた当時とは状況が変わって、子どもが生まれたのもあり、とにかく物が多いんです。子ども部屋になる予定の部屋は物置状態です(笑)

高橋:お子様がいるとどうしてもベビーカーやベビーベッド、おもちゃなどの物が増えますよね。

S様:そうなんです。総替えした家具のデザインに合うように、ベビーベッドはなるべくシンプルな色味のものを選びました。
トミカのようなビビッとなカラーが多いおもちゃは袋にいれて、見せないよう収納しています。

ー家具はリノベーションをきっかけにご購入したんですか?

S様:ベッド以外の家具は全て買い直しました!リノベーションをしていなかったら、総替えする決断ができていなかったと思います。
家具は結婚式の時にお手伝いしていただいたSHABBY WORKSさんで購入しました。家具だけじゃなく、スイッチもいくつか選んだんです。

▲奥様が選定した廊下のトグルスイッチ(一部)。毎日触れる箇所だからこそ、S様のこだわりを。

高橋:ヴィンテージな家具をヨーロッパなどから仕入れている家具屋さんでしたよね。
味わいのある家具が主役になるようにリビングとダイニングは、アクセントとなるような部分は造らず、シンプルに仕上げました。

空間が広く見えるよう、壁掛けテレビにしたり、扉の高さを特注サイズにしたりとちょっとした工夫も散りばめています。

S様:どちらもとても気に入ってるんです!ここのマンションは古く、あまり天井の高さがないので、扉の高さが既製品のサイズだと部屋が窮屈に見えていただろうな、と。

子どもが生まれてから、壁掛けテレビにして良かったとすごく実感ているんです。ありがたいことに好奇心旺盛な子ではあるんですが、なんでも触っちゃうので。

高橋:工事の段取りの兼ね合いもあり、家具の搬入や組み立てもお手伝いをさせていただきましたよね。
当時、SHABBY WORKSさんに打ち合わせに行った際、平面図を見てソファやダイニングテーブルといった大型家具の搬入経路を何度も確認しました。

S様:玄関を開けると壁があり、廊下に行くには曲がらないといけないので、搬入大変でしたよね。
引越しの時も冷蔵庫といった大型の家電の搬入にとても苦労しました。

ー玄関を開けると、ヘリンボーンの壁と照明器具がアイキャッチとなってとてもいいですね。

S様:玄関を開けてすぐに廊下っていうのが嫌だったんです。
家具や家電の搬入にはとても苦労しましたが、生活感が軽減されるのでやってよかった箇所の1つです。

職業ならではのアイデア

ー当時他にどんなご要望がありましたか?

S様:玄関を開けてすぐに廊下を見せたくない以外には、

・玄関を広めに取って、土間収納スペースを増やしたい
・キッチンは対面ではなく、独立での方が◎
・洗面に造作の収納棚をつけたい

ということを希望していたと思います。

ー洗面台横の造作の収納棚にはどんなこだわりポイントが?

高橋:実は収納棚の底板には開口があり、扉を開けなくてもタオルを出すことができるんです。
これは美容師の奥様のアイデアが光っている箇所!当時社内でもS様のアイデアがとても評判でした。

S様:仕事をしている上でタオルを使う頻度が高いので、リノベーションを行う前からこれは自宅で採用をしたいと日頃から考えていたんです。

▲造作の収納棚。扉を開けなくても下からタオルを出すことができる。

ー他にS様だからこそのアイデアはありますか?

S様:洗面台の横の壁に長めのタオルバーを取り付けてもらいました。タオルを掛ける用ではなく、ヘアセットする際に使うアイロンやコテを一時的に置いておく場所として使っています。

高橋:洗面台まわりはS様ならではのアイデアが光っていますよね。広くした玄関はいかがでしょうか?

S様:今だとベビーカーやストライダーを置いているんですが、子どもがいると状況に応じて必要な物が増えるので、広げておいてよかったな、と。

高橋:工事前の玄関、靴を脱ぎ履きするだけしかできないくらいすごく狭かったですよね。
玄関を広くすることにより、子ども部屋となるお部屋に採光が入る窓がなくなってしまったので、室内窓の提案させていただきましたよね。

個人的には提案をさせていただいた室内窓がLIXILから新商品として出たばかりのものだったので、使用できたのが嬉しかったです。


▲採光のない洋室には室内窓を。アイアン風の黒色のフレームが室内を引き締めている。

高橋:2019年に行った「KUJIRA Award」で、自分だけの「篭れるスペース」が旦那さんのお気に入りだと仰っていたのがとても記憶に残っています。コロナ禍ということもあり、リモートワークでも活躍している空間になっているんですか?

S様:夫婦共々、リモートワークができない会社に勤めているので、完全に趣味の部屋になっています。リビングで家族の時間を過ごすことがほとんどですが、子どもに存在を知らせずにひっそりとゲームができるのがいいですね。

マンションリノベーション

▲寝室の一部にある“おこもりスペース”。旦那さん専用の場所となっている。

リノベーション後の暮らし

ー4年ほど暮らしてみていかがですか?

S様:賃貸に夫婦2人で住んでいた時は1DKくらいの広さで、くつろぐスペースがとにかく狭くて。
しっかり「家」としての間取りや設備を整えたことで、今では家族3人不自由なく暮らしています。

クリスマスツリーや鏡餅といった季節感のあるものを飾ったり、壁に絵を飾ったり、インテリアを楽しむような気持ちに余裕ができるほど暮らしを楽しんでいます!

ーリノベーションを検討している方にアドバイスがあれば。

S様:実はクジラさんに来る前は、リノベーションを行なっている会社さんを2社ほど回ったんです。ただ、当時20代で女性がローンを組んで物件の購入をするということが珍しかったようで、あまり真剣に話を聞いてくれるような感じではなくて。

高橋:今でこそ単身での暮らしも増えていますが、ローンを組む上で、勤続年数や年収をクリアしていても、なんだか煙たがられるような出来事もいまだにあります…。

S様:そんな中、クジラさんはどうやってローンを組むかを真剣に考え、対応してくださりました。そんな対応を見て、同じ目線でコミュニケーションが取れそうだと感じクジラさんを選んだんです。実際打ち合わせもたくさんしていただきましたし、物件選びも自宅も納得あるものができました。

他の会社さんがどうかはわからないですが、クジラさんは造作の収納棚だったり間取りだったり「ちょっとしたこだわり」を叶えることができるなと思いました。双方のこだわりが詰まっているからこそ、4年経つ今でも“やって良かった”と実感する箇所がとてもあります。

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WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

高橋 桃子MOMOKO TAKAHASHI

設計 / 和歌山県和歌山市出身 / 実際の現場だけではなく、資料など全ての細部にまでこだわるようにしています。 / 海辺のお家を購入後に自分好みにリノベをして、猫とのんびり住むのが将来の夢の1つです

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