止まっていた2年を越えて。仲間とのDIYで育てたセカンドハウス|インタビュー

語学教師として活躍されるT様。ご友人や生徒さんが気軽に集まれる「第二の拠点」を求めて、物件探しからクジラと一緒にリノベーション計画をスタートさせました。順調に解体工事まで進んだ矢先、海外から手配した資材が届かないというまさかのトラブルに見舞われ、計画は2年もの間ストップすることに……。
先の見えない不安の中で、どのように再び前を向き、予算と理想とのギャップを乗り越えていったのか、お話しをお伺いしました。
▼今回のPJメンバー
施主様:T様
クジラ営業ディレクター:三橋
クジラデザイナー:菅原
クジラ施工管理:施工管理
目次
順調なスタートから一転、予期せぬトラブルへ
——まずは、セカンドハウスの物件探しをスタートした当時のきっかけを教えてください。
T様:メインの住まいは箕面にあるんですが、ワンルームなのでちょっと狭くて。友達や生徒さんを気軽に呼んで集まれる場所が欲しいなと思ったのがきっかけです。それでクジラさんに相談して、この中古物件を購入し、打ち合わせを重ねて解体工事まで順調に進んでいたんです。
三橋:でもそこから、大変なことが起きてしまったんですよね。
T様:そうなんです。当時、中国から多くの資材を自分で輸入する手配をしたんです。クジラでリノベーションした空間で活用するために。でも、運送会社の方が紛失したといって、資材が行方不明に。いわゆる「送ります、送ります詐欺」みたいな状態で…。
三橋:本当にとんでもない事態でしたよね。
T様:もう本当に大変でした!会社に問い合わせても「担当者が勝手にやったことだ」と言われてしまって、今でも裁判が続いている状態です。まさか自分が外国で裁判まですることになるなんて。当時はかなり落ち込みました。リノベーション計画も、完全にストップしてしまいました。

友人の一言で再び動き出した時間。「今年こそ完成させよう」
——そこから約2年間、計画が止まってしまっていました。不安も大きかったのではないでしょうか。
T様:そうですね。周りの友達にも「あの家、どうなったん?」ってずっと聞かれていて(笑)。正直、クジラさんにも気まずさがあって、自分からは連絡しづらい状態が続いていました。
——再始動のきっかけは何だったのですか?
T様:昨年の年末年始に、仲の良い友人と旅行に行った先で「新年の目標は何にする?」という話題になって。友達から「もう絶対にあの家、完成させた方がええで!」と背中を押されたんです。それで「そうやな、ずっと放置してるのも良くないし、今年の目標はあそこを完成させることにするわ!」と決意しました。
そしてちょうどその後、クジラさんから「計画を再開しませんか」とご連絡をいただいて、これはもう、自分の目標を叶えさせてくれる良いチャンスなんだと思いました。
三橋:そんな背景があったんですね。少し感動してしまいました。良いタイミングでご連絡できて、本当に良かったです。
T様:スタッフの皆さんが「やりましょう!」とすごく前向きに、温かく迎えてくださって。本当にホッとしましたし、めちゃくちゃ嬉しかったです。

天井も壁も全部”DIYで仕上げる”という選択
——再始動にあたって、2年のブランクもあり、予算の壁もあったかと思います。デザイン面ではどのような意思決定をしていきましたか?
T様:私はまっすぐな線があまり好きではなくて。できるだけ曲線を作って、空間の雰囲気を和らげたいというこだわりはありました。
菅原: T様のお好みは明確でしたよね。ただ、丸みを持たせる造作(カーブのある壁やアーチ状の入り口など)は、直線で作るよりも大工さんの手間がかかるため、どうしてもコストが上がってしまいます。そこで、限られた予算の中で「どこに丸みを持たせれば一番空間が柔らかく見えるか」を一緒に探りつつ、コストダウンの工夫を話し合いました。
T様:そこで決断したのが、「壁や天井の仕上げをクジラさんにお願いせず、自分たちでDIYする」ということでした。
南澤:壁紙や塗装を一切せず、石膏ボードがむき出しで、壁も天井も黄色い状態でお引き渡ししました。ここまで広範囲に施主様側でDIY仕上げされるというのは、私たちにとってもなかなかないケースでした。

T様:黄色い空間でしたよね(笑)友人にも「DIYするから手伝って!」と声をかけて、みんなでペンキを塗ったり、タイルを貼ったりしました。「ここ塗るの大変やったな〜」とか文句を言いながらも、みんなでワイワイ作業したのは最高に楽しい思い出です。結果的にコストも抑えられましたし、自分たちの手を動かしたことで、このお家に対する愛着も、友人との絆も深まりました。



最大の決断「お風呂問題」。シャワーのみという選択の裏側
——間取りについて、一番悩んだ決断はどこでしたか?
T様:やっぱり「お風呂」ですね。これは凄く悩みました!
日本の家って、必ずと言っていいほどバスタブがありますよね。私も最初は「家には絶対にバスタブがあるべき」と思い込んでいました。でも、スペースの都合や予算を考えると、お風呂を入れるには何かを削らないといけない。
三橋:そこは何度も打ち合わせで話し合いましたね。
T様:友達に相談したら”シャワールームだけでいい派”と”バスタブは絶対あったほうがいい派”に分かれてしまって(笑)最初は「いやいや、たまにはゆっくりお湯に浸かったら気持ちいいのかな…」と抵抗がありました。でもよくよく調べてみたら、すぐ隣がスポーツセンターで、夜9時まで入れる大きなお風呂があることがわかったんです!(笑)
——それは大発見ですね!(笑)
T様:そうなんです!結果、シャワールームだけにしたことで、みんなで集まれる居住スペースを広く確保できましたし、予算もグッと抑えられました。「家にはお風呂があるべき」という固定概念に縛られず、周辺の環境も含めて“自分の暮らし方”を想像できたのが、一番良い決断につながったと思います。

トラブルを越えて完成した、自慢したくなる拠点
——最後に、これまでを振り返って、今どんなお気持ちですか?
T様:家づくりってライフスタイルによって正解が違いますよね。 私の場合はトラブルで時間もかかりましたし、予算の制限もありました。でも、全部は無理かもしれないけど、できる限り希望に沿った形でクジラさんが自分の理想のライフスタイルを叶えてくれました。
あの資材が届いていたら…など、悪いことを上げたらキリがないけれど、自分はやっぱり良いことの方を見ておきたいと思っています。
完成した様子をみて、友人が驚いてくれるのが嬉しいですし、本当に「自慢したくなるお家になったなあ」と思っています。
三橋:本当に、毎回のお打ち合わせが楽しかったです。こんな素敵に仕上がった空間にまた来させていただけて、とても嬉しく思っています。
今日は、貴重なお話お聞かせいただき、ありがとうございました!
T様:またいつでも遊びに来てくださいね。

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