2024.03.02.Sat 施主様インタビュー

【リノベーションOBの声】築百年以上の長屋を相続しケーキ屋さんに|KUJIRA AWARDレポート

リノベーション インタビュー

2023年11月に開催したリノベーションの祭典、KUJIRA AWARD。
チームメンバー(施主様×クジラスタッフ)に登壇していただき、クジラスタッフも知らなかった施主様の心の内や、みんなにおすすめしたいリノベポイント、住んでみてからの感想などお話しいただきました。
本記事では、そんな施主様とクジラスタッフのリノベーション伝記を公開します。

リノベーション インタビュー
リノベーション 施工事例

三輪(司会)(司会):続きましては家族から引き継いだ長屋を住居兼店舗(ケーキ屋さん)としてリノベーションされたお客様です。
店舗に来るお客様の反応やデザインを練っていく過程など、様々なエピソードをお伺いできたらと思います。

それでは施主様、クジラから代表して山根(ディレクター)、菅原(デザイナー)、ステージへお願いします!

テーマはバーのようなケーキ屋さん

リノベーション インタビュー
三輪(司会):早速ですが、内装のレンガの青とカウンターが特に印象的で素敵だと思いました。使いたい素材や色は当初から決められていましたか?

お客様:青を使いたいのは決まっていました。というのも、ケーキ屋なんですけどバーのようなシックな感じにしたいと思っていたからです。レンガとかも相談しながら決めました。

三輪(司会):青を入れたいというのは何か参考にしたものがあったのですか?

お客様:多分皆さんが想像するケーキ屋さんでパステルカラーで可愛らしい店内を思うかもしれません。でも、私がそういうケーキ屋さんにするのは嫌で、青を使ったケーキ屋さんってなかなか見ないし、少し高級感も出ていいかなと思って選びました。
リノベーション 施工事例
三輪(司会):施主様のケーキ屋さんのイメージや要望について聞いた後に社内でどういった打合せをされましたか?

山根:最初の方の打合せでB’zが好きということを話してくださって。とあるB’zのアルバムのジャケットのカラーリングでいきましょう!という話になって、白と青と赤をテーマカラーにしてパースを作りながら決めていきました。

三輪(司会):自身に思い入れのあるジャケット写真と、ケーキ屋さんのコンセプトからイメージされたんですね。素敵です!

ケーキ作りの信念とリンクしたデザイン

リノベーション インタビュー
三輪(司会):外観はシンプルで内装は色使いがある印象を受けました。メリハリをつけた理由は何かありますか?

お客様:外観と内装にメリハリをつけたのは、自分が表現したかったケーキとリンクしたくて。見た目はシンプルだけど、中はこだわりを詰め込んだケーキにしたいという思いがあります。
リノベーション インタビュー
三輪(司会):最初のお打合せで施主様から要望やある程度のデザイン図を持ってご相談されたと聞きました。デザイナーとしてこちら側から提案したことなどはありますか?

菅原:アルバム名からCIRCLEというお店の名前を付けていらっしゃったので、名前にちなんで窓や洗面ボウルに円形のものを提案させていただきました。

山根:店舗なので外から店であることが分かるように外観を工事することが前提でした。
最初からやりたい事やイメージがある程度固まっていらっしゃったので、施工的にどうすれば叶えられるかを検証させていただいて、より良い案があればご提案させていただいたりして進めていきましたね。

何度も打合せを重ねて完成!

リノベーション インタビュー
三輪(司会):今回、長屋のリノベーションでしたが、長屋をリノベーションできる施工会社は少なく、連棟であることもあり、当初不安だったことはありますか?

お客様:この長屋はひいおばあちゃんの代からあるので、築年数が100年超えています。
6年間空き家だったこともあり、かなりボロボロの状態でした。シロアリもいて雨漏りもしてるしという状態だったので、最初の段階から解体してリノベーション無理そうだったら諦めますと伝えてはいました。いくらやっても潰れたらあかんし、長屋は繋がっているのでここが潰れて共倒れするのも怖いと思うので。

でも、解体して、綺麗にしっかりリノベーションしてもらって良かったです。母の実家なので、リノベーション後母に写真で見てもらったらこんなに変わるんだねと驚いていました!
不安は全て取り除いてもらったので良かったです。ありがとうございました。

三輪(司会):弊社では長屋のリノベーションのご相談いただいたり、施工させていただいたりも多いですが、社内では特に解体前後で打合せをすることが多いですよね。その時にどんなことを話しましたか?

山根:長屋でも古いものだと特に、今とかなり建て方が違ったり、増築されていたり、住んでいる人がご自身で工事を繰り返しされている場合も多いので、解体してみないとどういう構造の状態かが分からない部分があります。

さえちゃん(菅原)が解体後も何度も足を運んで図面を修正していたりとか、作りながらお客さんも含んで一緒に考えていかないと良いリノベーションにならないなと改めて実感しました。

お客様:基礎もなかったですもんね。土に直接柱が立っていましたから。

山根:そうですね。それも床を解体してみないと分からない部分だったので、コミュニケーションをとりながら一緒に進めていけて良かったです。

三輪(司会):ご登壇ありがとうございました!
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WRITERこの記事を書いた人

ライター

本荘 はるなHARUNA HONJO

webライター/大阪府柏原市出身/実家で保護猫2匹を飼っています/冬キャンプが好きで年末に富士山を見ながらキャンプをしました!

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