2025.10.15
最終更新日
2025.10.16
施主様インタビュー

親世帯と子世帯、6匹の猫が暮らす二世帯住宅 | インタビュー

旦那様のご実家をリノベーションし、二世帯住宅として新たな暮らしをスタートしたM様。
ご両親と家族、そして猫たちとの暮らしについてPJメンバーでお伺いしました。

▼今回のPJメンバー
M様ご夫婦
クジラディレクター:三輪
クジラデザイナー:菅原

リノベのきっかけはそれぞれの“家族とのこれから”

―本日はよろしくお願いいたします。まずはじめに、リノベーションを考えたきっかけを教えてください。

M様(旦那様):きっかけは3つあります。
1つ目は子どもの成長です。上の子が走り回るようになり、当時の賃貸マンションでは手狭に感じていました。やはり一軒家の方が、のびのび暮らせると思ったんです。

2つ目は両親との距離です。今回工事をお願いした建物が僕の実家で、妻の実家もすぐ近くにあります。両親が同世代なので、いずれ介護が必要になったときにお互い支え合える距離でいたいと考えました。

M様(奥様):そこで、摂津市周辺で土地や建売住宅を探したんです。でも、どこも新築だと5,000万円以上。資産になるとも限らないので、実家を活かして暮らしやすくするのが合理的だと、夫婦で結論を出しました。

M様(旦那様):母が階段の上り下りが大変そうで、転倒の心配もあったので、この機会に1階を中心に安心して過ごせる住まいにできたらと考えていたんです。両親の暮らしやすさも整えてあげれたらな、と。

“人”で選んだ、信頼できるパートナー

三輪:ある程度ご夫婦でお話しされた後に、会社選びを始められたんですね。ちなみにですが、当時は相見積もりなどされましたか?

M様(旦那様):実はいくつかの会社さんに問い合わせをしたんです。
でも、最終的に全ての会社さんの話を聞いたうえで、クジラさんに絞りました。なので、相見積もりはしていないですね。

三輪:ありがとうございます。決め手など、もしあれば教えてください。

M様(旦那様):大きく2つあります。
1つ目は、コミュニケーションの丁寧さ
聞いた中では、どの会社もパッケージ化された提案が多く、プランに柔軟性がない印象でした。

でもクジラさんは、最初から「できること」「できないこと」を正直に伝えてくれて。
不安を解消しながら進められそうだと感じました。

2つ目は、人を大切にしている会社だと感じたことです。
ホームページを見て、学生インターンから入社して長く働いている人が多いと知りました。
人事の仕事をしている身として、それがいかに難しいかを実感しているので(笑)、すごいなと思って。

長く続く会社ってことは、本音でコミュニケーションができているんだろうな、と感じました。

三輪:ありがとうございます。最初のやり取りで安心していただけたのは嬉しいです。

猫ちゃんたちも一員

三輪:コロナ禍だったのもあり、初回はZoomでお話しをさせていただきましたよね。
実際にお会いしたのは、現地調査のときが初めて。
その時、猫ちゃんが6匹もいてとてもびっくりしました!(笑)

菅原:どの子も自由に歩き回っていて、のびのび暮らしていたのを覚えています。

猫ちゃんたちもご家族の一員。M様とご両親のお家を行き来できたり、住まい全体がまるで“キャットウォーク”みたいになれば素敵だなと思い、そのイメージも踏まえてプランを考えました。

マンションリノベーション事例
マンションリノベーション事例

―他に、プランを考える上でこだわった点は?

菅原:二世帯だからこそ、「ちょうどいい距離感」というのが大きなテーマかなと思っていて。
最初のプランをご提案したときは、玄関をどうするかでたくさん議論させてもらいました。

M様(旦那様):そうですね。玄関を共用にするか、それぞれに分けるか…。
完全に分けると行き来がしにくくなるけど、共用にすると生活リズムが交わる場面も多くなりますよね。

M様(奥様):どちらにもメリット・デメリットがあって。
「お互いの時間を尊重しながら、気配は感じられる関係にしたい」という思いがありました。

三輪:その“ちょうどいい距離感”をどう形にするかは、最初の大きなテーマでしたね。

菅原:間取りを検討するときも、動線や生活の時間帯を想定しながら、「どこで繋がるか」「どこで切るか」を意識してプランを組み立てていきました。

M様(奥様):夫婦で話した内容をLINEで送って、それをもとに菅原さんが図面を調整してくれて。
家にいながらも話が進むので、考えをすぐ共有できたのがありがたかったです。

菅原:週に1回ほど対面で打ち合わせをしながら、LINEでも日々やり取りする。
そのリズムがすごく良くて、平面プランもスムーズに決まりました。

M様(旦那様):設計のやり取りって堅いものだと思っていましたが、実際は「一緒に考えていく作業」。僕らもチームの一員という感覚でしたね。

―平面のプランが決まった後は、CGパースをお出ししたかと思います。

三輪:最初のヒアリングで「ご家族みんな無印良品が好き」とお聞きしていたので、そのシンプルでやわらかな世界観をイメージに反映しましたよね。

M様(旦那様):パースを見た瞬間、「本当にこんな空間になるんだ!」と夫婦でわくわくしました。
図面だけでは想像できなかったので、3Dになるだけで、一気に実感が湧くんですね。

菅原:その反応がすごく嬉しかったです。方向性がしっかり共有できたので、そこから大きく変えることもなく、スムーズに進められましたね。

M様(奥様):最初の段階で大きな方向性が固まったので、その後は安心して細部を決めていけました。

一緒に造り上げた実感

三輪:やり取りを振り返ってみて、印象に残っていることはありますか?

M様(旦那様):対面やLINEでのコミュニケーションの多さですね。頻繁なやり取りは、他社ではここまでやってもらえないと思います。
一緒にお仕事させてもらっている感覚があって、自然と「自分たちもチームの一員だ」という気持ちになりました。

引っ越しが済んだ今も、インターネット回線や追加の相談などでやり取りしていますよね。
いい意味で、関係性がどこまで続いているのか分からないというか(笑)。

M様(奥様):改善点を挙げるなら、決めるべきことのリストがあったら安心だったかなと思います。
ただ、自由度がなくなる面もあるので、難しいですよね…。

菅原:確かに、リスト化しすぎると想像の余地がなくなってしまいますよね。
でも今回は、お二人の言葉からイメージを広げていけたので、柔軟に進められたと思います。

振り返って

三輪:最後に、今回のリノベーションを振り返っていかがでしょうか?

M様(旦那様):最初から最後まで、本当に楽しかったです。
提案ややり取りを通して、自分たちの“スキ”を形にできたと思っています。

最初にクジラさんを選んで、本当に良かったです。

マンションリノベーション事例

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WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

高橋 桃子MOMOKO TAKAHASHI

設計 / 和歌山県和歌山市出身 / 実際の現場だけではなく、資料など全ての細部にまでこだわるようにしています。 / 海辺のお家を購入後に自分好みにリノベをして、猫とのんびり住むのが将来の夢の1つです

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