2026.02.16
最終更新日
2026.02.16
施主様インタビュー

「じゃあ、家にバーをつくろう」市場のそばで、キッチンを中心につながる家

リノベーション 施主様インタビュー

昔から二人で呑みに行くのが好きだった夫婦。けれど今は、小学3年生と年中の子どもがいる。夜にふらりと出かけるのは難しい。「じゃあ家にバーを作ろう」そんなひと言から、暮らしをまるごと再編集する家づくりが始まった。天満市場の恵みと、キッチンを中心に毎日を過ごす家を覗いてみたい。

家族が“見える”キッチン中心の間取り

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大阪市北区。梅田の喧騒から少し離れた住宅街に佇む中古マンションが、K家の新しい暮らしの舞台だ。

元々この近くに住んでいたが、家族で過ごす時間をもっと自然につなげるために、リノベーションを決意した。

「子どもが何してるか“見える”家にしたかったんです」
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以前の家は、キッチンは壁に向かい、部屋は分断され、子どもたちが寝室にいるとまったく状況が見えなかった。

「今の家は料理をしながら宿題を見れるし、途中でつまみ食いもさせてあげられる。料理が好きなのもあるんですけど、ずっとキッチンに立ってしまいますね」とご主人。
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家の中心にオープンキッチンを据え、家族の気配が常に届く間取りへと生まれ変わった。天満市場で買った食材を調理しながら、子どもたちの様子を見守る。そんな時間が自然に叶えられるようになったのだ。

料理を振る舞う叔父に憧れて

ご主人が料理を好きになったきっかけは、小学生の頃に遡る。

「親戚みんなで4階建てのビルに住んでて、料理上手なおじさんが毎日ご飯を作ってくれたんです。食事をきっかけにみんなが集まって話が弾む。それがすごく楽しくて、見よう見まねでやってたら自然と覚えました」

さらに、ご主人の料理観を決定づけた習慣があった。

「母親がいないとき、『好きなの食べっ』て、500円玉を置いてくれてました。ワンコインってお弁当買ったらそれで終わり。でも自分で食材を買ったら好きなものをいっぱい食べられる。いかにいっぱい作れるか、楽しんでました」
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そんな生活が当たり前だったから、料理は今も身体に染みついている。

仕事で頭を使う日々、料理とお酒はご主人にとって“心が整う時間”でもある。家族がママ友会で出かけている日には、ひとりでワインを飲みながら仕込み料理を楽しむことも多い。

人を呼んで振る舞うのも好き。ひとりで飲むのも好き。そのどちらも叶えられる家にしたかった。
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呑みに行かなくても、新居のカウンターに並んで。

夫婦共通の趣味は“呑みに行くこと”。

「呑むならカウンターのあるバーが好き。横並びって照れへんし、本音出やすいんですよね」
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しかし子育て中の今、夜に出かけるのは難しい。そこで生まれたのが、冒頭のひと言。

「じゃあ家にバーを作ろう」オープンキッチンを囲むカウンターと畳のベンチ、導線、照明の落とし方。細部まで“お店みたいだけど落ち着く空間”になるよう設計されている。

このアイデアは、デザイナー松尾からのプレゼントでもあった。多くても10回という打ち合わせ回数は、K邸では15回を超えたそう。

「うわ〜今週もあるんか〜って思うくらい(笑)。でも、あれだけ僕らの暮らしと本気で向き合ってくれたから、幸せな今があります」
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市場が近いことも、この物件を選んだ大きな理由だ。

「飲食店が多いので、市場に良い食材が多いんですよ。イワシなんかも新鮮だから刺身で食べられる。普通のスーパーじゃ絶対無理です」

天満市場の食材は、ご主人の料理の幅を広げ、もてなす楽しみも深めてくれる。

すべての部屋がいつまでも「役割を持つ」

すべての部屋がいつまでも「役割を持つ」
K邸には、無駄な部屋がひとつもない。それは今と未来の両方を見据えて設計されているからだ。

「子どもが大きくなったら、寝室を仕切って子ども部屋を作れます。巣立ったら仕切りを外してまた広く使える。今は子どもの物置になってる書斎も、将来的にはちゃんと書斎として活用できますし」

四人暮らしでも、二人暮らしでも、部屋は自然に役割を持ち続ける。

ご主人の好みは昔から“手間のかかる料理”。

「パンチェッタとか、1〜2週間仕込む料理が好きなんです。塩漬けして味がどう変わるんやろうって経過を見るのが楽しい。子どもが一番好きなのは、うどんみたいですけど(笑)」

役割を変えながら育つ家のように、家族の味覚もゆっくりと育っていく。何日もかけたパンチェッタより、今日の子どもたちはうどんを選ぶ。その無邪気ささえ、いつか“手間の愛情”を思い出す伏線になるのだろう。

WRITERこの記事を書いた人

クジラ 編集部

中崎町にあるリノベーション会社です。不動産探し、住宅ローンのお手伝い、設計デザイン、施工、インテリアコーディネートまでワンストップでお手伝いさせていただきます。お客様に最適な暮らし方のご提案をさせていただきます。

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