2026.04.24
最終更新日
2026.05.06
リノベーションのヒント

ワンストップリノベーションとは?メリット・デメリットと失敗しない会社選び

ワンストップリノベーション施工写真

こんにちは!クジラ株式会社の高谷です!

Writer
髙谷 佑樹
ディレクター
リノベーションは日々の暮らしに明かりを灯してくれる魔法だと思っています。お客様の心と暮らしに寄り添うリノベーションを精一杯お手伝いさせていただきます!

ワンストップリノベーションとは、中古物件の購入からリノベーションの設計・施工までを一つの会社が一貫して手掛けるサービスです。

この記事では、その基本的な仕組みから、利用するメリット・デメリット、具体的な流れ、費用について解説します。

目次

ワンストップリノベーションとは?基本的な仕組みを解説

ワンストップリノベーション
ワンストップリノベーションとは、住まい探しから資金計画、設計、施工、そしてアフターサービスまで、リノベーションに関わる全ての工程を一つの窓口で提供するサービスです。通常、不動産会社、金融機関、設計事務所、施工会社と別々に行う手続きを一元化。このワンストップサービスにより、各専門家間の連携がスムーズになり、依頼者の手間を大幅に軽減できる仕組みが特徴です。

ワンストップリノベーションで依頼できることの範囲

ワンストップリノベーションでは、理想の暮らしのヒアリングから始まり、資金計画の相談、リノベーションに適した中古住宅の紹介、専門家による内見同行、設計デザインの提案、施工管理、そして引き渡し後のアフターフォローまで、一連のプロセスを全て依頼できます。
対象となる物件は、中古マンションに限らず、戸建て住宅も含まれ、幅広い選択肢の中から理想の住まいづくりをサポートします。

従来のリノベーション(分離発注)との具体的な違い

従来のリノベーション(分離発注)では、まず不動産会社で中古物件を探し、次に設計事務所やリノベーション会社を探して設計を依頼、さらに施工会社を選定するというように、各工程を自分で手配する必要がありました。
これに対し、ワンストップリノベーションは、これらの窓口が一つにまとまっています。
比較すると、業者探しの手間や各所との調整が不要になり、情報共有の漏れや認識のズレといったリスクを低減できます。

提供範囲で分かれる!ワンストップリノベーションの2つの種類

ワンストップリノベーションを提供する会社は、大きく2つのタイプに分類されます。一つは、不動産仲介から設計、施工まで全てのサービスを自社スタッフで完結させる会社です。
もう一つは、不動産会社や設計事務所、工務店など、外部の専門家と提携してサービスを提供する会社です。
前者には責任の所在が明確という利点があり、後者には幅広い専門家の中から選択できる柔軟性があるなど、それぞれに特徴が存在します。

ワンストップリノベーションを利用するメリット

ワンストップリノベーション メリット
ワンストップリノベーションの最大のメリットは、手続きの煩雑さを解消し、スムーズに理想の住まいを実現できる点にあります。窓口の一本化による手間の削減や、資金計画の立てやすさなど、依頼者にとって多くの利点が存在します。専門家の視点を取り入れながら物件探しができるのも、大きな魅力の一つです。

窓口一本化で時間と手間を大幅に削減できる

不動産会社、設計会社、施工会社といった複数の業者と個別に打ち合わせをする必要がなく、担当窓口が一つに集約されます。

これにより、連絡やスケジュールの調整にかかる時間と手間を大幅に削減可能です。また、各セクション間の情報共有が社内でスムーズに行われるため、依頼者の要望が正確に伝わりやすく、認識の齟齬が生じるリスクを抑えることができます。

物件購入費と工事費をまとめてローンを組めるので資金計画が立てやすい

通常、中古物件の購入には住宅ローン、リノベーションにはリフォームローンが必要ですが、これらは別々に組むと金利や手続きの面で不利になることがあります。ワンストップリノベーションでは、物件購入費用とリノベーション費用を合算して住宅ローンとして借り入れられる「一体型ローン」を利用しやすいのが特徴です。
総額が明確になり、月々の返済額も把握しやすいため、無理のない資金計画を立てられます。

リノベーションのプロが物件探しに同行してくれる

設計や施工の専門家が物件の内見に同行し、その場でリノベーションの可能性や制約を判断してくれます。

例えば、希望の間取りが実現可能か、構造上の問題はないか、配管の状態はどうかなど、素人では見抜けない専門的な視点で物件をチェックします。
これにより、「購入したのに思ったようなリノベーションができなかった」という失敗を防ぎ、安心して物件を選ぶことが可能です。

物件探しから引き渡しまで一貫したアフターフォローを受けられる

すべての工程を一つの会社が担当するため、責任の所在が明確になります。入居後に万が一、住宅設備や施工箇所に不具合が生じた場合でも、どこに連絡すればよいか迷うことはありません。相談窓口が一つであるため、迅速かつスムーズな対応が期待できます。
会社によっては長期的な保証制度や定期点検など、充実したアフターフォローを用意している場合もあります。

知っておくべきワンストップリノベーションのデメリット

ワンストップリノベーション デメリット
多くのメリットがある一方で、ワンストップリノベーションにはいくつかのデメリットも存在します。
サービスを利用してから後悔しないためには、事前に注意点を理解しておくことが重要です。物件の選択肢や契約の柔軟性など、あらかじめ把握しておくべきポイントを解説します。

紹介される物件の選択肢が限定される可能性がある

ワンストップリノベーション会社は、自社で保有している物件や、提携している不動産会社が扱う物件を中心に紹介する傾向があります。
そのため、市場に出回っている全ての中古物件から自由に選べるわけではなく、選択肢が限られてしまう可能性があります。希望するエリアや条件に合う物件がなかなか見つからない場合は、自分でも物件情報を探すなどの工夫が必要です。

途中で依頼先を変更するのが難しい

物件探しから施工までが一つのパッケージとして契約されるため、途中で特定の工程だけを別の会社に変更することは基本的に困難です。

例えば、「物件は見つかったが、設計担当者との相性が良くないため設計だけ他の事務所に頼みたい」といったことができません。契約前に、各担当者の実績や人柄などをしっかりと確認しておく必要があります。

設計や施工の自由度が低くなるケースがある

会社によっては、得意なデザインテイストや標準仕様がある程度決まっている場合があります。
そのため、細部までこだわり抜いた完全オーダーメイドの設計を希望する場合、分離発注で設計事務所に依頼する方が自由度は高くなるかもしれません。こだわりが強い場合は、その会社の施工事例をよく確認し、どこまでデザインの要望に応えてくれるのかを事前に見極めることが重要です。

ワンストップリノベーションの具体的な流れと期間

ワンストップリノベーション 流れ
ワンストップリノベーションを検討するにあたり、相談から入居までどのようなステップで進むのか、そしてどのくらいの期間が必要になるのかを把握しておくことは大切です。ここでは、具体的な工程と、一般的な所要期間の目安について解説します。

【相談から入居まで】7つのステップで見る全工程

ワンストップリノベーションは、一般的に以下の7つのステップで進行します。

相談・ヒアリング:理想の暮らしや予算について相談。

資金計画・ローン事前審査:総予算を固め、金融機関の事前審査を受ける。

物件探し・内見:リノベーションに適した物件を専門家と探す。

物件契約・ローン本申込み:物件の売買契約とローンの正式な申込みを行う。

設計・仕様決定:詳細な間取りや内装、設備などを決める。

着工・施工:リノベーション工事を開始。

完成・引き渡し:工事完了後、最終チェックを行い、鍵の引き渡し。

物件探しから工事完了までの期間の目安

相談から入居までの期間は、全体で半年から1年程度が一般的です。ただし、この期間は物件探しにかかる時間に大きく左右されます。希望の物件がすぐに見つかれば期間は短縮されますが、難航した場合は1年以上かかることもあります。設計の打ち合わせに約2〜3ヶ月、工事期間に約2〜4ヶ月を見込んでおくと、大まかなスケジュールをイメージしやすいでしょう。

ワンストップリノベーションの費用とローンについて

ワンストップリノベーション 費用
リノベーションを考える上で最も重要な要素の一つが費用です。ワンストップリノベーションでは、物件購入費と工事費を合わせた総額で資金計画を立てることが重要になります。
ここでは、特徴的なローンや費用の内訳、相場について解説します。

物件購入費と工事費を一本化できる「リノベーション一体型ローン」とは

「リノベーション一体型ローン」とは、中古物件の購入費用とリノベーション工事費用をまとめて、一つの住宅ローンとして借り入れできる金融商品です。リフォームローンを別途組むよりも金利が低く設定されていることが多く、返済の窓口も一本化できるため管理がしやすいという利点があります。これにより、月々の返済負担を抑えながら、計画的に資金を準備することが可能になります。

総額はいくら?費用の内訳と相場を解説

総費用は「物件購入費」「リノベーション工事費」「諸費用」の3つで構成されます。物件価格はエリアや広さ、築年数によって大きく変動します。リノベーション工事費の相場は、内容によりますが1㎡あたり10万〜20万円程度が一つの目安です。例えば70㎡のマンションなら700万〜1,400万円程度を見込むとよいでしょう。
その他、登記費用やローン手数料、仲介手数料などの諸費用が、物件価格と工事費の合計額の10%前後必要になります。

仲介手数料が無料になるケースも

不動産取引では通常、売主と買主の間に不動産会社が入り、仲介手数料が発生します。
しかし、ワンストップリノベーション会社が自ら売主となっている物件を購入する場合、買主側の仲介手数料はかかりません。

また、売主側から手数料を受け取れる取引形態の場合、買主の手数料が無料または割引になるケースもあり、諸費用を抑えることにつながります。

失敗しない!ワンストップリノベーション会社の選び方

ワンストップリノベーション 会社選びのポイント
ワンストップリノベーションの成功は、パートナーとなる会社選びにかかっていると言っても過言ではありません。数多くの会社の中から、自分たちの理想を形にしてくれる、信頼できる会社を見つけるためのポイントを紹介します。
ぜひ、おすすめの視点を参考にしてください。

会社の得意分野を見極める(不動産系・設計系・施工系)

ワンストップリノベーション会社は、その成り立ちによって得意分野が異なります。「不動産仲介系」は物件探しの提案力に、「設計事務所系」はデザイン性の高い空間づくりに、「工務店・建設会社系」は施工品質やコスト管理に強みを持つ傾向があります。自分たちが何を最も重視するのかを明確にし、それに合った強みを持つ会社を選ぶことが重要です。

理想のイメージに近い施工事例が豊富か確認する

会社のウェブサイトや資料で、過去の施工事例を必ず確認しましょう。デザインのテイストや雰囲気が自分たちの好みと合っているか、手掛けた事例の数やバリエーションは豊富か、といった点を見ることで、その会社の実力や得意なスタイルを把握できます。
自分たちが思い描く住まいに近い事例が多ければ、イメージの共有がスムーズに進み、満足度の高いリノベーションにつながります。

担当者との相性や提案力をチェックする

リノベーションは担当者と二人三脚で進める長いプロジェクトです。
そのため、担当者との相性は非常に重要になります。こちらの話を親身に聞き、要望を正確に汲み取ってくれるか。

そして、自分たちでは思いつかないような、プロならではの視点で魅力的な提案をしてくれるか。初回の相談や打ち合わせの際に、コミュニケーションの取りやすさや信頼感をしっかりと見極めましょう。

見積もりの内容が具体的で分かりやすいか

提出された見積書の内容は、詳細までしっかり確認することが大切です。単に「内装工事一式」といった大雑把な記載ではなく、どの工事にどのような材料が使われ、それぞれにいくらかかるのかが具体的に明記されているか。
不明瞭な項目があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。誠実な会社であれば、詳細で分かりやすい見積書を提示してくれます。

アフターサービスや保証内容を確認する

住み始めてから不具合が発生した場合に備え、どのようなアフターサービスや保証が用意されているかを確認することは非常に重要です。工事箇所に対する保証期間や範囲、設備の保証、定期点検の有無などを契約前に必ず書面で確認しましょう。
保証内容が充実している会社は、自社の施工品質に自信を持っている証ともいえます。安心して長く暮らすために、欠かせないチェックポイントです。

ワンストップリノベーションに関するよくある質問

ワンストップリノベーション 事例
ワンストップリノベーションを検討する際には、さまざまな疑問が浮かぶものです。ここでは、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。東京や横浜、千葉といった首都圏から、神奈川、福岡など、多くのエリアでサービスが展開されていますが、基本的な疑問点は共通しています。

相談時に何から始めれば良いですか?

まずは、どんな暮らしがしたいか、予算はどのくらいかなど、家族で理想のイメージを話し合うことから始めましょう。具体的なプランが固まっていなくても問題ありません。
多くの会社が無料の相談会やセミナーを開催しているので、情報収集の場として気軽に参加してみるのがおすすめです。

中古物件を決める前にリノベーションの概算費用は分かりますか?

はい、物件を決める前でも概算費用を知ることは可能です。希望するリノベーションの内容や広さ、こだわりたいポイントなどを会社に伝えれば、過去の事例を基におおよその費用を算出してもらえます。
これにより、物件購入費と合わせた総予算を立てやすくなります。

希望するデザインや間取りはどこまで実現できますか?

基本的に自由な設計が可能ですが、建物の構造によっては取り払えない壁があったり、マンションの場合は管理規約で床材や窓の交換に制限があったりします。プロが物件探しの段階から同行し、構造や規約を確認しながら実現可能なプランを提案してくれるため、安心して進められます。

まとめ:ワンストップリノベーションは時間と手間を削減できる!

ワンストップリノベーションは、中古物件の購入からリノベーションまでを一つの窓口で完結できる、時間と手間を大幅に削減できる合理的なサービスです。資金計画が立てやすく、専門家のサポートを受けながら住まいづくりを進められるメリットがあります。
一方で、会社の選択肢や契約の柔軟性といった注意点も存在します。
本記事で紹介した選び方のポイントを参考に、自分たちの理想を叶えてくれる信頼できるパートナーを見つけてください。

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

髙谷 佑樹YUKI TAKAYA

ディレクター / 大阪府堺市出身 / リノベーションは日々の暮らしに明かりを灯してくれる魔法だと思っています。お客様の心と暮らしに寄り添うリノベーションを精一杯お手伝いさせていただきます!

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