初めてでも育てやすい観葉植物5選!(フィカス・ベンガレンシスなど)水やりの頻度や置き場は?

初めまして、KUJIRAのデザイナーの松尾です!
みなさまご自宅で観葉植物を育てたことはありますか?
最近、ご自宅で過ごされる時間が以前より長くなったのではないでしょうか?それらに伴い、自宅の居心地を豊かにするために家具を新調して気分を一新したり、観葉植物を育て癒しを求める方が増えてきています。今回はこれまで植物を育てたことのない方でも簡単に手入れのできる育てやすい植物5選を紹介したいと思います。
目次
①愛らしいフォルムで癒しを与えてくれる、アイビー
アイビーはツル性植物で、ヘデラの名前でも流通しています。葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉などがあります。アイビーは性質も非常に強健で屋外で難なく越冬することができます。
また、アイビーは水耕栽培でも育てることが出来るため、いろいろな模様のアイビーを少量ずつビンやビーカーなどに水挿しにするとインテリアにもなります。アイビーは耐陰性もあるため、出窓のある洗面所などに置くこともできます。
■水やり
基本的には土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをするようにします。冬場はアイビーの生長が止まるので、一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。
■日当たりと置き場
直射日光の入る窓辺など明るく風通しの良い場所に置きます。また、アイビーにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。
■温度
暑さ寒さに強いため凍ったりしない限り屋外で越冬することが可能です。
②空間に繊細な印象をもたらす、ワイヤープランツ
ワイヤープランツという名前の通り、細いワイヤー(針金)の様な茎が特徴的です。小さくてつやのある葉をつけた茎が横に這って長く伸び、旺盛に茂ります。
耐寒性が非常に強く、地域によって差はありますが冬でもグリーンの葉を絶やしません。日なたでも半日陰でも育ち、場所を選びません。室内でも日がよく当たる場所であれば、インテリアグリーンとして楽しめます。
■水やり
表土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらい、たっぷりと与えます。
■日当たりと置き場
ワイヤープランツは耐陰性があるため室内の明るい場所であれば育てることが出来ます。室内で育てる場合はエアコンの風がワイヤープランツに直接当たらないよう注意しましょう。
■温度
アイビーと同じく、暑さ寒さに強いため凍ったりしない限り屋外で越冬することが可能です。
③南国リゾートにいるような大胆な気持ちにさせてくれる、モンステラ
モンステラは熱帯アメリカに分布するつる性の植物で、20~40種類あると言われています。葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。
一年を通して葉の緑色を保つ「常緑性」という特徴があり、観葉植物として広く親しまれています。部屋に一つ置くだけで南国風の雰囲気を味わえます。
2mを超える大型のものから、30cmほどの小型品種まで、豊富なサイズが売られているので部屋の雰囲気に合わせて選びやすいのもうれしいポイントです。
■水やり
基本的には土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをするようにします。冬場は一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。
■日当たりと置き場
直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当ててましょう。また、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に置きましょう。
■温度
高温には強い植物ですが、低温には弱いので、霜に当たらない様に気をつけましょう。ベランダ等で育てられている方は、肌寒くなってきたら室内に取り込みましょう。
④あなたに幸運を呼びよせる、ガジュマル
ガジュマルは、「幸せを呼ぶ木」と呼ばれ、よくインテリアに利用されています。沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿るといわれています。
太い幹や厚みがある濃い緑色の葉、気根は生命力を感じさせ、独特な形をしていることもあり人気があります。また、ガジュマルの生命力は観葉植物の中でもとても強いです。
■水やり
基本的には土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをするようにします。冬場は一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。
■日当たりと置き場
直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当ててましょう。また、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に置きましょう。
■温度
高温には強い植物ですが、低温には弱いので、霜に当たらない様に気をつけましょう。ベランダ等で育てられている方は、肌寒くなってきたら室内に取り込みましょう。
⑤部屋の雰囲気を一新してくれる、フィカス ベンガレンシス
ベンガレンシスは観葉植物の中でポピュラーなゴムの木の中の一種。葉色といい、葉の適度な光沢といい、個性的な樹形といい、どんな部屋に置いてもなじみやすいインテリアグリーンです。中鉢や小鉢のものもありますが、葉の大きな植物なので、大鉢のものをリビングのインテリアにすると、その魅力を最大限に楽しむことができるでしょう。
■水やり
基本的には土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをするようにします。冬場は一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。ベンガレンシスは葉にホコリが積もりやすいのでティッシュペーパーなどで拭いて下さい。
■日当たりと置き場
直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当ててましょう。また、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に置きましょう。
■温度
高温には強い植物ですが、低温には弱いので、8℃以下にならない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。
観葉植物の水やりについて
水やりの頻度は、植物の種類、季節、鉢の大きさ、土の種類、設置場所の環境によって大きく異なります。まず基本として、土の表面が乾いたことを確認してからたっぷりと水を与えるのが良いでしょう。特に春から秋の成長期は、植物が多くの水を必要とするため、土の乾燥具合をこまめにチェックすることが大切です。しかし、冬の休眠期は成長が鈍るため、水やりの回数を減らし、土が完全に乾いてから数日置いてから与えるように調整します。
また、水やりの際には、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えることで、鉢内の古い水や老廃物を押し流し、根っこ全体に新鮮な水が行き渡るようにします。この時、受け皿に溜まった水はすぐに捨てることが重要です。水が溜まったままだと、根腐れの原因となる可能性があるため注意が必要です。
さらに、葉の乾燥を防ぐためには「葉水」も行いましょう。特にエアコンなどで空気が乾燥しやすい環境では、霧吹きで葉の表裏に水を吹きかけることで、葉からの水分蒸散を抑え、生き生きとした状態を保つことができます。葉水は害虫予防にも効果的。水やりを怠ると「水切れ」を起こし、植物はすぐに弱ってしまいます。水切れのサインとしては、葉がしおれたり、張りがなくなったりすることが挙げられます。これらのサインを見逃さず、植物の状態に合わせた適切な水やりを心がけることが、観葉植物を長く楽しむための秘訣と言えるでしょう。
観葉植物の肥料について
観葉植物を健康に育てるためには、肥料選びも重要なポイントです。肥料には主に、生育を促進する「元肥(もとごえ)」と、生育期間中に与える「追肥(ついひ)」の2種類があります。元肥は植え付け時や植え替え時に土に混ぜ込むタイプで、緩効性のものが多く、長期間にわたって栄養を供給します。一方、追肥は液肥や置き肥などがあり、植物の成長に合わせて定期的に与えます。
観葉植物に適した肥料としては、窒素、リン酸、カリウムがバランス良く配合された「N-P-K」と表記される化成肥料や、有機質の液体肥料がおすすめ。特に、葉の色を良くしたい場合は窒素を多く含む肥料、花を咲かせたい場合はリン酸を多く含む肥料を選ぶと良いでしょう。肥料を与えるタイミングとしては、植物の生育が活発になる春から秋にかけてが一般的です。冬場は植物の活動が鈍くなるため、肥料を与える必要はありません。
過剰な肥料は根を傷める原因となるため、商品の説明書に記載されている量と頻度を必ず守って与えることが大切です。特に、液体肥料は水やりの代わりに与えることができるため、手軽で人気がありますが、希釈濃度を間違えないように注意しましょう。
観葉植物のお手入れ方法
観葉植物を長く健康に育てるためには、水やりや日当たりといった日々のケアに加えて、適切なタイミングでの植え替えも非常に重要です。植え替えは、植物の根が鉢の中でいっぱいになり、水や栄養を十分に吸収できなくなったサインが現れた際に行うべきお手入れの一つ。具体的には、鉢底の穴から根が見えたり、水を与えてもすぐに土の表面まで水が上がってきたりするようなら、植え替えのタイミングだと判断できます。一般的には、2年に1回程度の頻度で植え替えを行うのが理想的ですが、植物の種類や成長速度によっても異なるので、植物の状態をよく観察することが大切です。
植え替えの際には、古い土を3分の1程度落とし、傷んだ根や黒ずんだ根があれば清潔なハサミで切り取りましょう。新しい鉢は、一回り大きいサイズのものを選ぶことで、根が自由に伸びるスペースを確保し、植物の成長を促すことができます。新しい用土には、水はけと水もちの良い観葉植物用の培養土を使用し、元肥として緩効性肥料を混ぜ込むと、植え替え後の生育がスムーズに。植え替え後は、たっぷりと水を与え、直射日光の当たらない半日陰で数日間管理することで、植物が新しい環境に順応しやすくなります。この一連の作業は、植物にとってストレスとなるため、成長期の春から夏にかけて行うのが最適でしょう。
季節ごとの管理方法
観葉植物の管理は季節によって大きく異なります。特に、水やりの頻度や置き場所は、植物の健康を保つ上で非常に重要なポイントです。春から夏にかけての成長期は、植物が活発に水分を吸収するため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。この時期に水不足になると、葉がしおれたり、生育不良を引き起こしたりする可能性があります。
一方、秋から冬にかけての休眠期は、植物の活動が鈍くなるため、水やりの回数を減らすことが大切です。土が完全に乾いてから数日後に水を与える程度で十分。また、冬場は室内の温度が低くなりがちなので、冷たい水ではなく、室温に戻した水を与えるようにすると植物への負担を軽減できます。
置き場所については、春から秋にかけては明るい日陰や、レースのカーテン越しに日光が当たる場所に置くと良いでしょう。直射日光は葉焼けの原因になることがあるので注意が必要です。冬場は、窓際など冷気が当たる場所を避け、部屋の中心部など比較的暖かい場所に移動させることをおすすめします。加湿器などで湿度を保つことも、乾燥しがちな冬の室内では効果的。季節ごとの管理方法を理解し、適切なケアを行うことで、観葉植物を長く楽しむことができます。
観葉植物はインテリアとして活躍するだけではない
以上、植物5選はいかがでしたでしょうか?
観葉植物はインテリアとして活躍するだけではなく、室内の湿度を快適な状態に保ってくれたり、脳にリラックス効果を生み出し目の疲労回復にも効果があります。
ちなみに私は家でオリーブ、ベリー、ローズマリーを育ていて、時々料理にも使います。観賞用だけでなく実需用としても育てているので楽しみが増えて生活が豊かになりました!(完全に主観ですが・・)
次回は料理に使える植物についてもまとめてみたいと思います!
このように生活を豊かにしてくれる観葉植物をご自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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