【フローリング種類】最上級の木材!ヒノキの特徴を紹介
ヒノキと聞くと温泉旅館を想像したり、なんとなく香りがしてくるような気がしませんか?
特徴的な香りは日本人には昔からなじみ深く、ヒノキの香りの入浴剤やフレグランスなどの商品の人気も高く、住まいのフローリングとしても選ぶ方が多いようです。
香りのイメージが先行するヒノキですが、昔からヒノキは寺社仏閣などの高貴な建物によく使用されてきたほど、日本では建材としてその有能性を認められてきました。
目次
ヒノキの特徴
ヒノキは日本と台湾にしか生息しない樹種です。
日本では木曾檜がメジャーですが、他に奈良県吉野、静岡県天竜や和歌山県などもヒノキの産地として有名です。
ヒノキの特徴は
・香り
・硬さ
・節と色味
の3点があげられます。
それぞれについて詳しくお話していきます。
ヒノキの香りが何よりの魅力!
はじめにも述べたようにヒノキと聞くと香りを連想させるほど印象的な香りがヒノキの一番の特徴と言えます。
この香りにはαピネンと呼ばれる成分が含まれていて、心拍数を下げてくれる効果が認められています。
また同じく香り成分のなかには防虫効果や防腐効果があることも研究から分かっていて、イメージだけでなく実際に効果があることが実証されています。
優れた硬さと耐久性
一般的に木材は伐採された時点で強度が落ちてしまいます。
しかしヒノキは100年後に鉄になるという言葉があるように、伐採されてから時間の経過とともに強度が増していきます。
伐採後200年ほどまでは強度が上がり、その後1000年かけて強度は下がりますが、それでも伐採時の強度を保っています。
世界最古の木造建築である法隆寺にもヒノキが使用され、1300年以上経った今でもしっかり形として残っています。
木材は経年劣化を懸念ポイントに挙げる方も多いですが、ヒノキほどの耐久性があれば安心ですね。
艶のある節と明るい木肌
ヒノキの木目は薄く、木目を楽しむというよりは木肌の色と艶を楽しむことがメインになります。
淡いピンクと白の明るい木肌はお部屋を明るく暖かい雰囲気にしてくれます。
心材と辺材で色味がほとんど変わらないので、フローリングとして広い範囲に使用しても色が統一されてすっきりと見えます。
またヒノキにある節は杉やパインよりも艶があり、赤みがかっています。
節がない無節(むじ)という建材もあり、こちらは高級品として扱われています。
ヒノキをフローリング以外に取り入れた事例も
ヒノキを使った空間のイメージは「爽やか・明るい・清潔」
最近はナチュラルテイストを取り入れたデザインが人気ですが、フローリング以外の部分でも、ヒノキを取り入れると簡単にナチュラル要素が加わります。
ヒノキ×和モダンテイスト
こちらはお部屋の小上がりスペースの壁にヒノキを使用しています。
落ち着いた和の書斎は作業もリラックスしてできそうですね。
ヒノキの明るい色味でたとえ和テイストでもお部屋の雰囲気は爽やかになります。
ヒノキ×浴室
こちらはホテルの浴室ですが、ヒノキ風呂になっています。
ヒノキ風呂というと大浴場や露天風呂などを想像しますが、換気システムさえあれば家庭に備え付けることも可能です。
お手入れには多少気を使いますが、毎日ヒノキの香りに包まれてバスタイムを過ごせるなんて贅沢ですよね。
浴槽だけでなく、無垢材を取り入れにくい洗面所などにもヒノキなら大丈夫。
洗面所やお風呂場はリラックスしたい空間なだけに、素材にもこだわると毎日心にゆとりができそうです。
花粉症アレルギーの方は事前にチェック!
花粉症は花粉さえ出なければ基本的には反応しませんが、まれに重度のヒノキアレルギーの方は木に触れただけでも症状を発症することもあります。家族に花粉症アレルギーの方がいる場合、実際に建材を手に取ってみて症状が出ないか確認する、医師に相談するなどしておきましょう。
ヒノキでリラックス空間を
想像するだけでも心が安らぐヒノキについて紹介してきました。
香りがリラックスするだけでなく、見た目にもさっぱりとして気持ちのいい空間を作ってくれるヒノキ。
毎日の疲れやストレスをヒノキの香りで癒されるような自宅なんて素敵ですよね。
費用は少しかかりますが、耐久性を考えれば長く安心して住める家づくりにはおすすめの建材です。
「リラックスできる家」を目指す方はぜひヒノキを検討してみてくださいね。
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