【キャンプ道具を快適に積み込み】マンション購入前のチェックポイント6選!
マンションに住んでいるキャンパーの共通の悩みと言えば、「キャンプ道具の積み込みが大変!」ということですよね。
駐車場と家の往復はかなり体力を使うし、エレベーターを占領して気まずい経験をした人も多いのではないでしょうか?
戸建ての方が運びやすそうと思う人も多いかもしれませんが、マンションでもポイントを押さえれば快適に運搬できます。
そこで今回は、マンション住みキャンパーがどのように運んでいるかと、マンション購入前にチェックしておきたい物件探しのポイントをご紹介します。
目次
マンション住みキャンパーの道具の運び方は?
マンションに住んでいるキャンパーは、キャンプ道具をどのように運んでいるのか調べてみました。何往復もする派、車に積んだまま派、倉庫を借りる派など、スタイルが分かれるようです。ちなみに、私は秋冬メインでキャンプをしているので、キャンプシーズン中は9割の道具を車に積んだまま。家で使用するものだけをまとめて1度で運んでいます。
大きいものは車に積んだまま、必要なものだけ台車を使って運ぶ人が多いようです。ただし、マンション内で台車を使うには、家までの動線に階段がないことが必須条件ですよね。他にも、キャンパーがマンションを探すときに、確認しておきたいポイントをご紹介します。
キャンプ道具を快適に運べるマンションのポイント
マンションに住んでいるキャンパーの声を調べてみましたが、「車に積んだままだと燃費や盗難が心配」「倉庫をレンタルするほどでもない」という人も多いのではないでしょうか?そこで、家の中でキャンプ道具を保管したい人に向けて、道具を快適に運べるマンションのポイントをご紹介します。
スキップフロア型のマンションは選ばない
スキップフロア型マンションとは、エレベーターが数階おきに停止するマンションのことです。つまり、階によってはエレベーターが停止しないため、最寄りの階で降りて、階段で部屋まで移動することになります。
キャンプ道具を階段で何往復も運ぶのは、想像しただけで疲れてしまいますね。スキップフロア型のマンションでも、余程の理由がない限り、エレベーターが停止しない階は避けましょう。
エレベーターの大きさ
キャンプ道具の搬入にはエレベーターが必須です。何往復もしなくて済むように、エレベーターのサイズをチェックしておきましょう。運搬に便利なアウトドアワゴンの使用を想定すると、最大定員6人以上のエレベーターがベストです。
住居用マンションのエレベーターの規格サイズは下記の3種類です。
マンションの階数 | 最大定員 | サイズ |
1~3階建て | 3人 | 90cm×115cm |
4~7階建て | 6人 | 105cm×115cm |
8~階建て | 9人 | 105cm×152cm |
一般的なアウトドアワゴンのサイズは約50cm×100cmです。そのため、エレベーターのサイズは最大定員6人以上で、間口が105cm、奥行きが115cm以上あると快適に運ぶことができます。小規模マンションやアパートによくある最大定員3人のエレベーターでは、ワゴンを載せるスペースがほとんどないので、マンション探しの際は注意しておきましょう。
エレベーターの台数
エレベーターをキャンプ道具で占領してしまったときに、他の住人が乗れず、気まずい思いをしたことはありませんか?そんなことにならないように、エレベーターが2台以上あるマンションがおすすめです。
一般的なマンションでは、エレベーターの台数は50戸に1基です。不動産ポータルサイトや物件資料にはエレベーターの台数の記載がない場合が多いですが、マンションの総戸数から計算することもできますよ。あくまでも目安なので、実際に内覧したときにエレベーターの台数を確認しておきましょう。
共用廊下の幅
共用廊下の幅は、キャンプ道具を快適に運ぶ重要なポイントのひとつです。一般的に大人1人が通る幅は60cm以上必要とされています。キャンプ道具をたくさん運ぶことや、廊下ですれ違うことを考えると、マンションの共用廊下の幅は1.5m以上あるとスムーズに運ぶことができます。
マンションの共用廊下の幅は、建築基準法で定められており、ほとんどのマンションの共用廊下は、片側居室の場合が1.2m以上、両側居室の場合が1.6m以上という規則で建てられています。そのため、廊下の片側しか居室がないマンションでは、幅が1.5m未満になることも。廊下の幅で運びやすさが変わるので、物件内覧の際はチェックしておきましょう。
玄関扉の開く方向
意外と見落としがちなポイントは、玄関扉の開く方向です。下記の図のように、エレベーターから各玄関に向かう際、玄関扉が進行方向を受け入れる方向で開くと荷物の出し入れがしやすくなります。
一方で、扉の向きが反対であれば、扉が邪魔をして通りづらくなるので地味にストレスがかかります。引越しのときにも、扉が邪魔をして搬入しづらくなるので、扉の開く方向はチェックしておきましょう。
駐車場のタイプ
マンションの駐車場には主に平面駐車場と立体駐車場の2つのタイプがあります。平面駐車場の方が荷物の積み下ろしがしやすいですが、密集したエリアのマンションでは、立体駐車場も少なくありません。そのため、どちらのタイプでも、エントランス付近に一時停車ができる場所があると安心です。
他にも、買ってはいけない中古マンションの見分け方はこちら!
物件購入をプロに依頼するコツ
キャンプ好きがマンションを探すときは上記のポイントもおさえつつ、不動産業者やリノベーション業者に依頼する際は次のコツも覚えておきましょう。
要望の意図まではっきりと伝える
物件探しはコミュニケーションを上手く取ることが重要です。家族間はもちろん、要望を伝える相手(=営業)との意思疎通が取れていないと、希望する物件になかなかたどり着けないことがあります。
例えば、希望の条件として「駅近の物件」と伝えると、ほとんどの場合、言葉の通り駅近の物件を提案されるでしょう。
しかし、言葉の奥には次のような要望が隠れていませんか。
・駅から歩きたくないから駅近の物件を探している
・将来売却したいから駅近の物件を探している
このように、本来の目的によって最適な物件が変わります。
物件探しを依頼するときは、以下の手順で考えてみましょう。
1.希望条件を箇条書きで出す
2.希望条件について「なぜそうしたいのか」をもう一度考える
3.依頼の際は、希望条件の意図まではっきりと伝える
物件を探す時には、営業とチームになるイメージで、要望の意図を伝えてみましょう。
マンション住みでもキャンプはできる
キャンパーといえば、大きな庭に駐車場がある戸建てに住んでいるイメージですが、キャンプだけを優先して物件購入はできませんよね。
実際には、子供の学校区・交通の利便性・面積・日当たりなど、戸建てに限定して探すと物件選びの幅は狭くなってしまいます。
結論、マンションでもキャンプ道具の積み込みは快適にできます。
ただし、マンションにも様々な特徴があるので、実際に足を運んで内覧するとより具体的なイメージが湧きますよ。
物件探しでなかなか希望の物件が見つからない場合は、不動産探しのプロと一緒に条件を見直すこともおすすめです。
ぜひ、理想の物件でキャンプライフを楽しんでください。