2022.08.29.Mon 施主様インタビュー

インタビュー | “好き”を感じる家づくり

結婚を機に、ご実家の近くの物件をご購入し、リノベーションをしたF様ご夫婦。
お気に入りの家具や照明など、お二人ならではの“好き”を感じる家づくりに込められたストーリーを、PJメンバーでお聞きしました。

▼今回のPJチームメンバー
F様ご夫婦
クジラデザイナー:片山(写真右)
クジラ施工管理:西山(写真左)

リノベの体験ができた見学会

ークジラ(以下省略):本日はよろしくお願いします!
1番最初はSEKAI HOTEL Fuseで行われたリノベ見学会にご参加していただいたと聞いたんですが、元々リノベーションを検討してのご参加だったんですか?

F様:そうですね。リノベーションだけに限らずたくさんの会社さんがあるので、まずは一箇所に絞って探しました。
その中でリノベーションの体験ができたり、見に行けるようなところがいいなと思い、リノベ見学会に参加させてもらいました。

ー見学会後に他社さんを検討したりは?

F様:夫婦でとりあえずクジラさん行ってから色々考えようって話してたんですが、見学会に参加させてもらってからは他の会社さんは検討しなかったです。

ー決め手ってなんでしたか?

F様:見学をさせてもらったSEKAI HOTELの客室がカッコよくて魅力的でしたし、最初担当してくれた方の印象がとにかく良かったのが決め手です。感じがよく、とてもお話ししやすくて。

長屋古民家のリノベーション 事例

これは後からの話になるんですが、物件案内の後、マンションのことや管理人さんのお話など色々と連絡をくれた中で、「見に行かれた物件の近くにある神社でニワトリを飼っているそうです」って担当の方から連絡がきて。リノベーション以外の他愛のないお話ができるのもいいなと思いました。

勉強していくうちに知った自分たちの“好き”

ー家具や照明などとても素敵ですが、元々インテリアやデザインがお好きだったんですか?

F様:いえ、夫婦共々そういうのには元々疎くて…

ーそうなんですね。PJメンバーからは、物件が決まる前からTRUCK FURNITURE(以下TRUCK)の家具を購入する予定と聞いていたので、とてもこだわりがあるのかな、と。

F様:実はTRUCKの家具にはそんなにこだわりはないんです。
家具を購入する前に、アイアン脚のダイニングテーブルがいい!っていうのからはじまって。
そこからたくさん調べていき、TRUCKの家具にいきつき、好きになったんです。

ー玄関の壁面に古材が貼られていたりしているので、元々アンティークなお家に住んでいるのかと思っていました。

F様:TRUCKを経営している方がアンティーク好きで、お店にもオーナーさんの私物が飾られててとても素敵なんです。それを真似しつつ、ヴィンテージショップの店員さんに色々教えてもらったり…。ここの照明、flameってところのものなんですけど、ショールームで光の当たり方とかすごく教えてもらいました。

素人なので、実際に足を運んで自分の目で見たり聞いたりと、時間をかけてたくさん勉強しました。

西山:解体後の現場のお打ち合わせで、照明のお話をしていたのがすごく印象的で。
「あの傘の照明にはどのくらいの高さがいいんだろう」って仰っていましたよね。

F様:同じものが家にもあったんです。通るたびに頭にぶつけていて(笑)
ペンダントの高さ調整ができるようなところをいくつか探したんですが、なかなかなく…。

西山:まだ何もない状態なのにそれほどこだわりのある照明なんだろうなと思い、なんとか職人さんにコードのカットをお願いしました
今では頭に当たらずちょうどいい高さになりましね。

F様:夫婦間でも意見が分かれたんです。カットしてくれるところがなかったので、「もうシーリングライトにした方がいいんじゃない?」って。
わがまま聞いてもらえて本当に良かったです。

たくさん検討した内装デザイン

ーTRUCKの家具に合わせて内装のデザインを決めていったと思うんですが、デザインについてはクジラからの提案がほとんどですか?

片山:そうですね!

実際に僕もTRUCKの家具屋さんに行ったんです。その時にコンクリートブロックがすごく印象的で。
アンティークな家具との相性がすごくいいなと思って、F様にご提案させてもらいました。

▲コンクリートブロックをイメージしたタイルをあしらった壁面。

F様:この壁、実はコンクリートブロックじゃなくてタイルなんですよね。
すごくリアルで友人たちはみんなコンクリートブロックだって騙されています(笑)

片山:当初はブロックでいこうとしてたんですけど、ここは施工管理の西山に止められました。

西山:今回はマンションということもあり、コンクリートブロックを荷上げするのがなかなか大変だな、と。
荷上げってほとんど人件費なんで、予算のバランスを考えるともったいないと思い、片山と代案を練りました。

片山:代案としてタイルを貼ったんですが、本物の建材じゃないからこそ、タイルのサンプルをたくさん見比べました。設る面積が広ければ広いほどどうしても“偽物”っぽさを感じてしまうので、本物じゃない建材こそたくさんの検討が必須になります。

ー躯体表しの部分やキッチンの腰壁のモールテックスもすごく家具に合っていますよね!

F様:キッチンの腰壁の色はギリギリまで夫婦二人で悩みました。

片山:洗面の壁と同じ色の濃いベージュか、グレーかで悩まれてましたよね。

ーご夫婦で意見が割れたときはどうしていましたか?

F様:実は結構割れていました(笑)完成後のイメージがどうしても湧きづらい部分があって。なかなか言語化しづらい箇所でもあったので、内装の色味は特に長考しましたね。
先ほどにもお話が出たように、ヴィンテージショップのオーナーさんに相談したり、片山さんが作ってくれたCGパースを参考にしたりと二人で話して決めました。

キッチンを決める時なんかは、ショールームに床材のサンプル持って行って決めたり。
他の人に意見を聞きつつも、自分たちでも検討・検証できたり、片山さんがたくさんCGパースを作ってくれたりと、思い描いていた通りに出来上がりました。

▲打ち合わせで使用したCGパース(一部)

価値観が変わった洗面台

ーそんな中でクジラからの提案で印象的だったものはありますか?

F様:廊下に洗面台があるプランが最初に出てきたのがとにかく印象的でした。
洗面台ってどちらかと言えば隠れた場所にあるんで、こんなオープンな場所にあるなんて!って。

西山:僕もプランを見た時はびっくりしました。
最近はコロナ禍ってこともあり、廊下や玄関に洗面台を据えたいというご要望もあるんですが、実際に使ってみていかがですか?

F様:実際とても便利ですね。夫婦二人並んでも広々使えますし、収納の充実や壁付の水栓だったり、来客があっても綺麗が保てるような工夫も散りばめてもらえて。
オリジナルの洗面台なんで、来てくれた人はみんな「おしゃれだね」って褒めてくれます。

▲F様支給の照明器具も合わせたオリジナルの造作洗面台。収納もたっぷり。

ー水回りの移動に伴う床上げなど、マンションでの施工あるあるが今回見受けられないですが…

西山:今回は無垢フローリングを貼りたいというお話もあり、廊下から床を全体的にあげてるんです。
床を上げる時に遮音が取れる材料を使うことで、遮音等級のないフローリングを貼れたり、ある程度の水回りの移動の融通も効きます。

F様:廊下に洗面台があるプラン以外では、初回にいただいたもう1つのプランもすごく印象的でした。

片山:ここは築浅のマンションだったので、水回りは残すことを前提にお話ししつつ、フルリノベーションのプランも作っていました。
F様は共働きなので、平日は家事の負担を減らしたというお話を聞いていて。どちらも家事動線を短くして無駄を削ぎ落としたプランです。

▲フルリノベーションプラン(A)

▲水回りの位置が同じプラン(B)

F様:フルリノベーションプラン(A)だと「お風呂がそんなところに!」って。けれど、家事の動線を考えるとぐるぐると回遊できてすごく便利
寝室に採光が入るようにっていうのと、疎外感をなくすために、室内窓を設けていたのもすごく良かったです。

片山:元々のご要望としては、

・先ほどのお話にも出たように、ロボット掃除機走らせたりして、平日の家事の負担を減らしたい
・リビングと寝室は隣同士にして、すぐに寝れるように
・1つの部屋に2つ以上の用途が欲しい

というのを聞いていました。
ご予算のバランス感を考えた時に水回りを残すことが決まったので、プラン(B)を基にお話を詰めていきました。

F様:贅沢に建材を使用できたので、予算のバランスも色々考えてくれてすごくありがたかったです。

ー片山からお出しさせていただいたプラン、決め手となったのは予算以外にありましたか?

F様:キッチンの向きです!現状のキッチンの向きも今と同じ対面キッチンだったんですが、ベランダ向きだったんです。
キッチンの向きを90度回転させることで、LDKが正方形で広々使えています。

家の顔にもアンティークな要素を

ー玄関の古材もアンティークな照明器具と合っていて素敵ですね。こちらは片山とF様と3人で選定をしたんですよね?

片山:物件が決まってから購入できるまでが半年ほどと長かったので、じっくり時間をかけてできる打ち合わせの中で、古材を京都まで選定し、買いに行きました。

玄関ってお家の顔となる部分。
入ってすぐに見える壁面を古材を貼ってアクセントにしつつ、アンティークな照明との相性がいいので調和しています。

▲壁面についているブラケット照明はF様が支給されたもの。

F様:確か最初ご提案いただいてた貼り方は横向きでしたよね。

片山:玄関から動線に沿って横向きに貼る予定で考えていました。
ただ、古材を選びに行った時に金額面を考慮して、縦向きに。

縦向きの貼り方だと、縦のラインが強調されて、天井が少し高く見える効果が得られますね。

家と共に新たなスタート

ー実際に住んでみて暮らしの変化はありますか?

F様:結婚を機にここに引っ越して来たので、暮らしの変化があるというより新たなスタートを切れたな、と思っています。

ー最後になりますが、今後リノベをされる方にアドバイスがあれば

F様:リノベーションってまだまだハードルが高いのかなって。例えばリノベーションとリフォームの違いの認識が曖昧だったりとか。
ただ、一生に一度の大きな買い物なので、リノベーションを検討するだけでも!リノベーションを選択肢にいれるかどうかの判断をする動きだけでもいいかと思います。

また、打ち合わせやLINEでお話しする機会がたくさんあってとてもよかったです。どんな質問でもすぐにLINEで回答してもらえて。
高い買い物だからこそ、コミュニケーションが取りやすい会社さんを選ぶことが重要になってくるかと思います。

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WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

高橋 桃子MOMOKO TAKAHASHI

設計 / 和歌山県和歌山市出身 / 実際の現場だけではなく、資料など全ての細部にまでこだわるようにしています。 / 海辺のお家を購入後に自分好みにリノベをして、猫とのんびり住むのが将来の夢の1つです

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