2022.07.30
最終更新日
2023.07.28
リノベーションのヒント

【リフォーム・リノベーション壁材】羽目板の壁でおしゃれなインテリアを実現

羽目板 画像

「羽目板」と聞いてピンとくる方は少ないかもしれません。
日本では古くから親しまれてきた羽目板が、今もおしゃれな内装材として再注目を浴びています。

住まいにおいて広い面積を占める壁面はお部屋の印象を決定づける大きな存在。
ここでは羽目板という壁材について魅力やインテリア事例を紹介します。

羽目板の壁って?

羽目板とは壁や天井など平らな場所に並べて貼る仕上げ材のことです。

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板を並べて貼るので「板張り」とも呼ばれており、施工に手間がかかるので贅沢な内装と言えます。天然の木材を使用することで木の調湿効果や保温効果を得られ、日本の風土に適した環境になります。

日本で昔から取り入れられてきたのは板を横向きに並べる「横羽目」です。
最近では縦方向に並べる「竪羽目」もお部屋のアクセントに採用される方が増えています。

羽目板の壁の魅力

羽目板で仕上げる板張りは見た目だけでない魅力があります。
思わず「羽目板を採用しよう!」と即決してしまいたくなるほどの魅力について紹介します。

無垢材の調湿・断熱効果

羽目板では無垢材を使用するため、木ならではの調湿・断熱効果が得られます。
季節関係なく快適に過ごせる空間づくりに羽目板の壁は一役担ってくれます。

長い耐用年数・部分補修も可能

樹種にもよりますが、全般的に木は耐久性が高いものがほとんどです。
壁紙では10~15年とも言われる耐用年数ですが、木の耐用年数は100年でも余裕があるほどです。

施工の手間がかかることと無垢材を使用するために初期費用は高くなりますが、その後の耐用年数を考えれば決して高いものではありません。

木の癒しを感じられる

木から放出される香りには癒し効果があるとされています。
無垢の羽目板を家に取り入れることでこの木の癒し効果を感じられます。

自然の素材なのでシックハウス症候群の心配もなく、人に優しい家づくりにも羽目板の壁は注目です。

インパクト大の見た目

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床は家具で視界に入る面積が減ってしまいますが、壁や天井はダイレクトに視界に入ってきますよね。
お部屋の壁全面に羽目板仕上げをしなくとも、お部屋の一番目に入るところを羽目板のアクセントウォールにするだけでお部屋がぐんとセンスアップします。

▼この羽目板を使用したリノベーション事例はコチラ!

羽目板(板張り)仕上げのインテリア実例

羽目板の壁はおしゃれ!といってもお部屋全体のデザインとの合わせ方に悩むかもしれません。
インパクトはありますが、和風でも洋風でも合わせやすいのが羽目板仕上げの特徴でもあります。

実際に羽目板を使用した壁のインテリアを見てみましょう。

羽目板×モダン

羽目板 画像

写真のインテリアでは濃い色味の羽目板にくすみカラーの家具、アクセントに黒を使用しています。
モダンテイストになると壁は白やグレーなどの無地を選びがちですが、目につきやすい位置の壁だけにアクセントウォールとして羽目板を使用するのも◎

木はどんな素材ともなじみやすいので、アイアンなどを使用するようなアーバンテイストなどにも合わせられます。

贅沢な和モダン空間

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家全体に板張りを採用している贅沢な和モダン空間です。
日本に昔から取り入れられてきただけあって、和風テイストにはもちろん合いますが、洋風テイストも使いやすいのが羽目板の良さです。

壁の素材を統一すれば、床の素材を変えて空間に仕切りを作りつつ開放的な家になります。

インダストリアルな寝室

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こちらはホテルの一室ですが、寝室スペースに羽目板を採用しています。
町工場をイメージしたインダストリアルテイストでも木の上品さ、居心地の良さは失われず、寝室空間はリラックスできるインテリアになっています。

インダストリアルテイストは万人受けしないイメージですが、誰にでもなじみ深い木材を使用することで馴染みやすくなります。

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天井に羽目板を使うことも

奥の居室に向かって人が通る部分の天井だけを羽目板にしているリノベーション事例です。部分的なアクセントを天井に施すのも空間にメリハリがついて素敵ですね。

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リノベーションに羽目板を選んで失敗しないために

羽目板(板張り)仕上げは実際に施工が終わってから失敗したと感じる人もいる難しい内装材です。

主に失敗と感じるのは
・圧迫感が出てしまった
・部屋の雰囲気が暗い
の2点が多いようです。

節が目立つものや暗めの色味の樹種を選んでしまうと圧迫感が出て、部屋全体が暗くなってしまいます。
異素材と合わせたり、節の少ないものを選んだりすることで木の主張が弱まり、圧迫感を抑えられます。

また狭い部屋に羽目板を取り入れる場合には腰の位置から下だけに板張りするなどアクセントとしての使い方がおすすめです。

上品・癒し・おしゃれな羽目板仕上げ

木材を贅沢に使用した羽目板の壁は上品な印象を与えてくれるだけでなく、空間にアクセントも加えてくれるためオシャレ度をアップしてくれます。

さらに見た目だけでなく性能が高いのも木である羽目板の良さ。住まいの一部に羽目板をぜひ検討してみてください。

▼羽目板以外の壁材が知りたい方はコチラ!

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

片山 飛翔TSUBASA KATAYAMA

設計 / 兵庫県三田市出身 / お客様の空想をより良い形で体現する事を常に意識しています / 料理が得意です。お客様とプライベートでも遊べる仲になる事が夢です

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