2023.10.01
最終更新日
2023.10.04
リノベーションのヒント

【アウトドアインテリア】キャンプ用品を家で使う4つのコツとは?リフォーム・リノベーション建材も紹介!

こんにちは!クジラ株式会社デザイナーの片山です。
週末はキャンプに行くことが楽しみの一つです。近年キャンプ需要が高まり、キャンプ用品もかっこいいデザインのものが増えましたね。そんななか、キャンプ用品をおしゃれに魅せる土間収納にしたり、インテリアに取り入れる人も増えています。

Writer
片山飛翔
デザイナー
バランスの取れた色彩感覚と暮らしやすさを考えた動線計画で、女性からも人気のあるデザイナー。休日は料理とキャンプをするのが定番です。

しかし、アウトドア・キャンプ用品をインテリアにかっこよく取り入れたいと思っても「結局家ではキャンプ用品が使いづらい」「キャンプ用品とインテリアがマッチしない」という人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、キャンプ用品をインテリアに取り入れるコツと、アウトドアテイストと相性がいいリフォーム・リノベーション建材をご紹介します!

キャンプ用品をインテリア家具として使う4つのコツとは

お気に入りのキャンプ用品を家でも使えるように、インテリアのコツをご紹介します。おしゃれなインテリアや使い心地に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.高さのバランスを考える

インテリアにキャンプ用品を取り入れても「なんだか使いづらい・・・」と思うときはありませんか?その場合、高さが合っていない可能性があります。キャンプ用品を家具として使用する際は、高さのバランスを考えましょう。

気をつける高さのポイントは、大きく分けると2つです。
・家具同士の高さの組み合わせを考える
・部屋全体の家具の高さを合わせる

ダイニングテーブルとチェアの高低差は28〜32cm


まずは、用途に合わせて高さの相性を考えましょう。部屋にキャンプテーブルとチェアを置くと一気にアウトドアスタイルになりますが、快適に使用するには高さの工夫が必要です。

一般的に、食事をする際のテーブルとチェアは、高低差28〜32cmがベスト。
テーブルが低すぎると前のめりに、高すぎると腕を上げる姿勢になりストレスがかかってしまいます。そのため、ダイニングテーブルとしてキャンプ用品を使用する場合は「テーブル高さ-チェア高さ=30cm」を目安に選びましょう。

サイドテーブルはチェアの+0〜5cm


リビングにサイドテーブルとして置く場合は、テーブルの高さはチェアの座面+0〜5cmがおすすめです。コーヒーを飲みながらチェアでくつろぐ時間にちょうどいい高さになります。テーブルを低めにすることで圧迫感を抑えることもできますよ。

部屋全体の家具の高さを揃える


キャンプ用品を部屋に置いても「キャンプ用品だけが浮いている」と感じるときは、他の家具と高さが揃っていないのかも。センスのいいインテリアは、家具の高さを揃えることが鉄則です。

まずは、部屋にあるテレビ・収納ラック・テーブル・ソファなどの大型家具をチェック。これらの大型家具の中に、ひとつだけ高さが異なるキャンプ用品があると悪目立ちしてしまいます。

つまり、ラック・テーブル・チェアなどの大型家具をキャンプ用品に変えても、高ささえ揃っていれば違和感なくインテリアに馴染みます。

2.頻繁にキャンプに持って行くものは片付けやすいようにする

キャンプ用品を日常使いするデメリットは、準備が大変になるということです。せっかくキャンプを楽しみたいのに、準備の手間が増えてキャンプのハードルが上がるのは避けたいものです。準備の手間を少なく、キャンプ用品をインテリアに取り入れるには、次の3つを意識して使用しましょう。

選抜落ちしたキャンプ用品を使用する

選抜落ちしたキャンプ用品とは、キャンプには持っていかないけど、まだ使えるものです。「ネットで購入したら想像より重かった」「収納時に幅をとるので車に積めない」など、みなさんの家にも選抜落ちしたキャンプ用品が眠っていませんか?デザインに惹かれたキャンプ用品はインテリアとして使用しましょう。

オフシーズンにインテリアとして使用する

オフシーズンにキャンプ用品を使用すれば、片付けの手間を省くことができます。キャンパーの中でも、夏派と冬派に分かれ、オフシーズンの半年間はキャンプ用品を倉庫に入れている人も多いですよね。倉庫など換気が悪い場所での保管はカビてしまうこともあるので、オフシーズンはインテリアとして使用することでカビを防ぐこともできます。

ラックなどにはものを置きすぎない

ラックやコットなど収納家具として使用するキャンプ用品は、小物を移動させる必要があるため、部屋が散らかったり準備に時間がかかってしまいます。他にも、空気を抜くのに時間がかかるインフレーターマットや、大きなテントは片付けに手間がかかるため、準備に時間をかけたくない人は避けましょう。

3.まずは小物から取り入れる

下記のような人は、キャンプ用品の中でも小物を取り入れるのがおすすめです。
・すでに部屋の家具がそろっている
・家具選びは使い心地を優先したい
・キャンプにいく準備のハードルを下げたい

テーブルやチェアなどの大型用品を置くのはハードルが高いという人でも、ラグやランタンなら簡単にアウトドア風のインテリアにすることができます。

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キャンプ用品の定番柄であるネイティブ柄を取り入れると、一気にアウトドアな雰囲気にすることができます。ラグだけでなく、ネイティブ柄のブランケットやクッションカバーでコーディネートすると統一感のあるインテリアになります。

他にも、ランタンを飾るとアウトドアな雰囲気がでます。ガスランタンであれば、柔らかい炎に癒し効果があるので、リラックスタイムにぴったりですよ。

4.インテリア全体の素材を合わせる


キャンプ用品をインテリアにかっこよく取り入れるには、部屋全体の素材を合わせましょう。家具だけではなく、床材やカーテンにも気を配るとキャンプ用品がインテリアに馴染みます。

まずは、部屋のイメージを大きく左右する床に注目。キャンプ用品によく使用される素材は木材やアイアンなので、床は木目調やモルタル調が合います。反対に、高級感のある大理石調は無骨なイメージがあるキャンプ用品にマッチしづらい素材です。

床の他にも、家具やカーテン選びは下記の素材を参考に選ぶと統一感のある部屋になります。
家具の素材:木材・アイアン・アルミ
カーテン:プリーツが少なく厚手、木製ブラインド

とはいえ、床の素材は気軽に変えられませんよね。賃貸では原状回復義務があるので、できることに制限があります。将来、リノベーションを検討している人や、持ち家をリフォーム・リノベーションしたい人は、アウトドアテイストにぴったりな建材を使用して、おしゃれなアウトドアインテリアを目指してみてはいかがでしょうか?

アウトドアテイストにぴったりな建材

家具やカーテンだけではなく、床材や壁材にもこだわるとさらに統一感のあるアウトドアショップのようなインテリアになりますよ。アウトドアと相性のいい建材をご紹介します。

モルタル

コンクリートのような無骨さがあるモルタルは、屋外で使用するキャンプ用品と相性がいい素材です。床・壁・天井・家具など、さまざまな箇所に取り入れることができます。

壁の一部をモルタル左官


壁は躯体そのままのコンクリート、梁はモルタルで左官した事例です。躯体そのままにすると、荒々しい雰囲気に。少しきれいに見せたい場合には、モルタル左官するとすっきりとして印象になります。

モルタル風の床材も


本物のモルタルを床に使用することも可能ですが、冷気やひび割れが気になるという方はモルタル柄の塩ビタイルがおすすめ。リフォーム・リノベーションでは塩ビタイルの施工はフローリングや左官よりも比較的安い点も魅力的です。

▼コンクリート打ちっぱなしが気になる人はこちら!

有孔ボード


有孔ボードは等間隔に穴が開いた板のことです。穴にフックをかけることで、ディスプレイや収納として使用できます。キャンプ用品を自由にかけることができるので、収納アイテムとして取り入れる人が多いです。

古材・足場板


傷や日焼けなどによって使い古された味がある古材や足場板は、同じように屋外で使用するキャンプ用品と相性がいい素材です。棚板やテーブルに使用することが多く、一枚で目を引くアイテムになります。この事例では、キッチン前のバーカウンターとして古材を取り入れました。電気を暗くしてランタンを灯せば、アウトドアをしているように晩酌を楽しめますよ。

▼古材の特徴や事例が知りたい人はこちら!

アイアン


アイアン(鉄)はキャンプ用品のラックやチェアの脚によく使用されているため、インテリアに取り入れると統一感がでます。アイアンは家具だけでなく、ドアの取っ手や階段の手すりなどにも使用することができますよ。

家でもキャンプ気分を楽しむにはリノベーションも◎


キャンプ用品をインテリアに取り入れるには、周りの家具だけでなく、床材やカーテンにまで気を配ると統一感がでて、かっこいいアウトドアインテリアにできます。

せっかくキャンプ用品を集めるなら、家でもキャンプ気分を楽しめる家づくりをしてみてはいかがでしょうか?広い土間で飯盒を使ってごはんを炊いて食事すれば、家でもキャンプ気分を楽しむことができます。

遠出できなくても、少ししか時間が取れなくても、間取りや動線を考えてリフォーム・リノベーションすると、毎日の暮らしが特別なものになるかもしれません。
▼アウトドア好きご夫婦が間取りから考えたリノベーションのインタビューはこちら

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

片山 飛翔TSUBASA KATAYAMA

設計 / 兵庫県三田市出身 / お客様の空想をより良い形で体現する事を常に意識しています / 料理が得意です。お客様とプライベートでも遊べる仲になる事が夢です

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