2023.10.01.Sun リノベーションのヒント

【子供部屋のレシピ】家具レイアウトは難しくない?順序通りにコーディネートしてみよう。

子供部屋リノベーションのヒント

引越のタイミングなどで子供部屋を考える人の多くが、家具のレイアウトで悩みます。子供部屋は広さに対して家具が占める面積が大きいのでレイアウトを考えるのが難しいですよね。

悩んでいる人が多い一方、「どうせ広い部屋ではないし…」と、初めから整ったレイアウトをあきらめている人も多いようです。

決して広くはない子供部屋だからこそ、順序よく考えていけば綺麗に整います。今回は、子供部屋を作る際に考えるべきポイントを順番に解説します。

まずは正確な寸法を

子供部屋の寸法を測らずに、家具を買う人が意外と多いのに驚きです。聞いてみると「面倒くさい」と言うのですが、簡単に測るのであれば10ヶ所もありません。

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室内の縦横

天井までの高さ

窓までの高さ

収納の奥行きと幅

くらいを測るだけでも、家具を買うときに大変役立ちます。

レイアウトを考える順序

①ベッドと机から考える

子供部屋に置く大きな家具と言えばベッドと机です。この二つで子供部屋の中での動線も決まりますし、他に置ける家具のサイズも決まります。

机のサイズには大まかに種類があることを把握するのもおすすめです。横幅だけでも把握していると、子供部屋のレイアウトが想像しやすくなります。

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②隙間を埋めるように他の家具を

レイアウトを具体的に考えると、絶妙な位置に窓があったり、柱の位置によって家具がうまく収まらなかったりにイライラすることも。

先述した通り、机・ベッドの位置が決まった後は“隙間を埋める”感覚で家具を決めましょう。

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「衣装ケース サイズ」などで画像検索すると、市販されている衣装ケースのサイズ種類がわかりやすく解説されているものもあるので便利です。

③人が通る部分は最低60cm

子供の頃、ベッドや机の横を通るときに「狭いな」「通りづらいな」と思ったことはありませんか?

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子供部屋に家具を配置するのでも、人が通るところは最低でも60cmは確保しましょう。

家の廊下を設計するときなどは80〜90cm以上の幅を目安としますが、子供部屋の中であれば片方は壁、もう片方は家具(背が高くない)なので60cmあれば大丈夫でしょう。

家具の背が高い場合は80cm以上を検討してください。

④魅せる物はひとつの壁面に

本棚やアート、目立つ色など“人の目を惹きつけるモノ”は一つの壁面(一方向)に集めましょう。

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右にも左にも目移りするような部屋だと、まとまりの無い印象となってしまいます。

インテリアコーディネートは“余白を作ること”が非常に大切になります。視線を集める部分、あまり視線が向かない部分をしっかり区分けしてコーディネートすることを心がけましょう。

⑤収納スペースは一箇所に

ランドセル置き場、学校の持ち物、教科書や勉強道具などが部屋のあちこちに収納されていると片付けるのも一苦労です。

特に学校に持っていくようなアイテムや教科書だけでも一か所にまとめておくことで散らかりにくく、片付けの習慣を身につけさせることができます。

▼子供部屋の収納について詳しく知りたい人はコチラ!

ロフトベッドもオススメ

子供部屋リノベーションのヒント

ベッドは家具の中でも一番大きなスペースを使いますよね。

ロフトベッドと勉強机がセットになっているタイプのものであれば勉強机とベッドのスペースが節約できます。

最近では本棚もセットになっている商品も出ているので、家具をあれこれ買い揃えなくても済むのも嬉しいポイントです。

リフォーム・リノベーションの時は

今回は、すでに完成している子供部屋の寸法にあわせて「どんなレイアウトを考えるか?」について解説しましたが、リフォーム・リノベーションの場合であれば、子供部屋の位置・広さ・形状などから考えることが可能です。

先述した人が通りやすい寸法や、色の使い方などもまとめて相談できるのも安心です。

▼リフォーム・リノベーションする前に知っておきたい子供部屋について

子供部屋は難しくない

慣れない方が失敗しやすいポイントの多くは「寸法を把握していない場合」です。子供部屋の寸法をしっかり把握し、購入検討している家具の寸法を把握するだけで、随分と考えやすくなります。

子供部屋の家具レイアウトは決して難しくありません。

ぜひ、この記事を参考に順序よく進めてみてください。

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

松尾 翔SHO MATSUO

デザイナー / 兵庫県神戸市出身 / 空間や思考においてギャップを作ること。
それらがお客様やゲストなどの利用者にとって、良い意味での驚きや心を踊らせるような体験に繋がると信じています。 / 私たちの仕事はカッコいい空間を作ることではなく、お客様の暮らしがより素敵になるようにデザインすることです。
プロとしてお客様のご要望を叶えるだけではなく、言葉にできない "想い" を引き出し、表現することを心掛けています。

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