2023.02.20.Mon リノベーションのヒント

子供部屋はどうする?子育て世帯リノベーションで悩むポイント6選!

リノベーションのご相談をいただく方の多くが、新婚〜3歳のお子さんがいる子育て世帯です。

子育て世帯にとって、子供部屋をどうするかは共通の悩み。

「今は必要ないけど、子供部屋は作っておいた方がいい?」「将来、子供が何人になるか分からない」「子供とたくさんコミュニケーションが取れる環境で育てたい」そのような想いを持つ方が多いです。

そこで今回は、リノベーションで子供部屋をつくるときのポイント工事費用について解説します!

子供部屋は何歳から必要?

子供部屋を用意するタイミングは家庭によって異なります。首都圏で子育てをする100人の親へ「子供部屋を与えた時の、お子様の年齢は?」というアンケートを見てみましょう。
アンケートによると、子供部屋を用意するタイミングは7〜8歳が一番多い結果でした。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000052907.html

7〜8歳は小学校低学年にあたり、幼稚園や保育園から大きく環境が変わるタイミングです。小学校への入学は、宿題や持ち物の自己管理を練習する期間になるため、個室を用意するきっかけになることが多いようです。

しかし、まだお子さんがいない場合、これからリノベーションを検討している人は工事に合わせて事前に部屋を用意しても大丈夫か悩むことがあるでしょう。将来の子供の人数は分からないので、部屋が不要にならないか心配という人も多いです。

リノベーションでは、必要になったタイミングで子供部屋をつくることができます。ただし、設計の段階でどこに子供部屋をつくるか計画しておくことが重要。将来の家族計画は家の設計に大きくかかわるので、事前に設計士に伝えておきましょう。

子供部屋の費用は?

子供部屋をつくる費用は、他の部屋と大きく変わりません。
費用の内訳は主に内装(壁紙や床材など)・照明・ドアです。これらに加えて、クローゼットやエアコンの有無によって金額が変わります。

内容費用
6畳の子供部屋
(内装・照明・ドアなど)
20~30万円
+クローゼット10~20万円
+エアコン7~10万円

※フルリノベーションをする場合の子供部屋のみの費用

洋服の収納場所を家族でまとめるファミリークローゼットにしたり、学習机をダイニングテーブルと兼用することで子供部屋の費用や面積を抑えることができます。生活スタイルや面積に合わせて検討してみましょう。

面積に対して子供部屋はいくつできる?

子供部屋に必要な面積は一般的に6畳ほどです。6畳あれば、子供部屋に必要なベッド・机・クローゼット・収納棚を置くことができます。

では、限りある面積の中で子供部屋はいくつつくることができるでしょうか?施工事例をもとにご紹介します!

〜70㎡:1部屋つくることができる


こちらの間取りは、57.99㎡の中古マンションのリノベーション事例です。クローゼット付きの子供部屋が1つ用意されています。リビングや主寝室はもちろん、収納ができる広さの玄関が特徴的です。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

70~90㎡:2部屋つくることができる


こちらの間取りは、84㎡の中古マンションのリノベーション事例です。LDKと主寝室の他に洋室が2部屋あります。角部屋なので、どの部屋にも窓があり自然光が入るようになっています。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

90㎡~:3部屋以上つくることができる


こちらの間取りは、115.76㎡の中古戸建のリノベーション事例です。1階のリビングの天井は吹き抜けになっていて、2階部分に主寝室と子供部屋があります。洋室にはドアを2つ設置しているので、子供が2人になったときに間仕切り壁を設けて部屋を分けることが可能です。
吹き抜けが不要な場合は、3部屋目を作ることができます。3部屋つくりたい人は、90㎡以上あれば面積的に余裕があります。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

70㎡でも2部屋つくるには?

マンションなど家全体の面積が小さいと、子供部屋を諦めてしまう人も少なからずいます。
しかし、子供部屋に必要な面積を見直すことで、兄弟姉妹がいてもプライベートな空間を作ることができますよ。
子供部屋 リノベーション
こちらの間取りは69.02㎡の中古マンションのリノベーション事例です。
コンパクトな部屋ではありますが、造作で一から作ることで、収納・勉強机・寝具がちょうどよく収まる子供部屋になりました。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

子供部屋をつくるには、単純に面積から算出するだけではつくることができません。子供部屋をつくるには、以下の点を考慮しておきましょう。
・エアコンが設置できない場合がある
・マンションの場合、窓は新設することができない
・入口が廊下からではなく、リビングからになる場合がある

これらの問題は間取りを工夫すると解決できることがあります。

▼子供部屋の広さについて詳しく知りたい方はコチラ!

コミュニケーションを減らさない方法は?


子供部屋をつくると、引きこもりがちになることを心配する人も多いです。しかし、子供部屋の間取りやデザインに工夫することで、コミュニケーションを減らさずに個室をつくることができます。

具体的なポイントは、以下の3つです。
・リビングを通る導線にする
・子供部屋に室内窓を設置する
・リビング学習ができる環境をつくる

コミュニケーションを減らさないポイントは、家の中で顔を合わせられる機会を増やすことです。子供部屋だけではなく、家全体の間取りや用途を工夫しましょう。

勉強や習い事に集中できる子供部屋のポイント


勉強や習い事に集中できない子は、子供部屋の環境に問題があるかもしれません。以下のポイントに気をつけて子供部屋のレイアウトを考えましょう。

・照明の色は昼白色
・整理整頓できる収納
・机の広さは十分に確保
・家族の気配を適度に感じられる間取り
・集中力が上がる配色

「片付けなさい!」と口酸っぱく言う親子のシーンも、子供部屋の作り方を工夫することで回避できそうです。

▼子供部屋の整理整頓が気になる方はコチラ!

子供がわくわくするデザインを取り入れる


子供部屋をつくるなら、子供と一緒にワクワクできるデザインを考えてみるのもおすすめ。自分で選んだ部屋には愛着がもて、整理整頓や掃除なども進んでできるものです。

実際にリノベーションで壁面造作収納をつくった親御さんから「娘に自分のスペースができて、自由に収納することができるので、今は何を収納するか毎晩考えています」というお声が。自分のスペースがあると主体的に考える練習にもなりますね。

わくわくする子供部屋のデザインは
・アクセントクロス
・壁面収納(見せる収納)
・黒板クロス
などがあります。

デザインを変える以外にも、子供と一緒にDIYするのもおすすめです。壁を塗装したり、漆喰を塗ったり、意外と経験がなくてもできることがあります。もし上手く塗れなくても、家の一部を自分でつくる体験が良い思い出になりますよ。

▼子供がわくわくするリノベーション事例はコチラ!

もちろん物件選び・引越しから検討するケースも

リノベーションを検討する際に、物件購入から始められる人も多数。クジラでは約6割のお客様が物件探しから始めています。

日当たりや窓の位置など、リノベーションだけではどうしても解決できない点も、物件から選ぶことでより理想に近づけることができます。

▼物件探しの段階で理想の生活について共有し、間取りを想像しながら進めたお客様のインタビューはこちら!

理想の生活を手に入れるには、物件探しが重要。いざ、間取りを考え始めたときに、この物件ではできないという話はよくあります。ご自身で物件を探す前に、リノベーションのプロに相談しておきましょう。

▼マンション・戸建で悩んでいる方はコチラも!

失敗しない子供部屋のつくり方とは?

リノベーションを考えるときに、議題に挙がるのが「子供部屋をどうするか」という点。

「部屋に引きこもって欲しくない!」「勉強もきちんとして欲しい!」など子供部屋をつくり方には悩むポイントがたくさんありますよね。また、リビングを広くしたり、趣味部屋をつくると子供部屋をつくる面積がなくなるということもあります。

そのため、子供部屋をどうつくるかという悩みは、家族みんながどのような暮らしをしたいかということから考える必要があります。

すでにお子さんがいる人も、これから考えていく人も
まずは、将来どうなっていたいか家族で話し合ってみると道筋が見えます。

そして、話し合った内容を設計士に相談すれば、間取りやデザインとして形になります。勉強はリビングでして、衣類はファミリークロークに収納するなどすれば、子供部屋は必要なかったという場合もあるでしょう。

失敗しない子供部屋つくりは、将来の暮らしについて考え、設計士と意思疎通をすることで形にすることができるでしょう。

WRITERこの記事を書いた人

ライター

本荘 はるなHARUNA HONJO

webライター/大阪府柏原市出身/実家で保護猫2匹を飼っています/冬キャンプが好きで年末に富士山を見ながらキャンプをしました!

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