2023.02.20
最終更新日
2024.11.08
リノベーションのヒント

【事例も紹介!】子供部屋を増やす?費用は?子育て世帯リノベーションで悩むポイント6選!

リノベーションのご相談をいただく方の多くが、新婚〜3歳のお子さんがいる子育て世帯です。

子育て世帯にとって、子供部屋をどうするかは共通の悩み。

「今は必要ないけど、子供部屋は作っておいた方がいい?」「将来、子供が何人になるか分からない」「子供とたくさんコミュニケーションが取れる環境で育てたい」そのような想いを持つ方が多いです。

そこで今回は、リノベーションで子供部屋をつくるときのポイント工事費用について解説します!

【悩み①】子供部屋は何歳から必要?

子供部屋を用意するタイミングは家庭によって異なります。首都圏で子育てをする100人の親へ「子供部屋を与えた時の、お子様の年齢は?」というアンケートを見てみましょう。
アンケートによると、子供部屋を用意するタイミングは7〜8歳が一番多い結果でした。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000052907.html

7〜8歳は小学校低学年にあたり、幼稚園や保育園から大きく環境が変わるタイミングです。小学校への入学は、宿題や持ち物の自己管理を練習する期間になるため、個室を用意するきっかけになることが多いようです。

しかし、まだお子さんがいない場合、これからリノベーションを検討している人は工事に合わせて事前に部屋を用意しても大丈夫か悩むことがあるでしょう。将来の子供の人数は分からないので、部屋が不要にならないか心配という人も多いです。

リノベーションでは、必要になったタイミングで子供部屋をつくることができます。ただし、設計の段階でどこに子供部屋をつくるか計画しておくことが重要。将来の家族計画は家の設計に大きくかかわるので、事前に設計士に伝えておきましょう。

【悩み②】子供部屋の費用は?

子供部屋をつくる費用は、他の部屋と大きく変わりません。
費用の内訳は主に内装(壁紙や床材など)・照明・ドアです。これらに加えて、クローゼットやエアコンの有無によって金額が変わります。

内容費用
6畳の子供部屋
(内装・照明・ドアなど)
20~30万円
+クローゼット10~20万円
+エアコン7~10万円

※フルリノベーションをする場合の子供部屋のみの費用

洋服の収納場所を家族でまとめるファミリークローゼットにしたり、学習机をダイニングテーブルと兼用することで子供部屋の費用や面積を抑えることができます。生活スタイルや面積に合わせて検討してみましょう。

DIYで費用を抑える

再利用可能な素材を取り入れたDIYは、コスト削減にも繋がります。古い家具をリメイクしたり、壁にペイントを施すことで、印象を一新する工夫ができ、また、子供と一緒に作業する楽しさもあり、親子の絆を深める時間を共有することもできるでしょう。このようなDIYアイデアを通じて、自分たち家族だけの特別な空間を作ることができます。

【悩み③】面積に対して子供部屋はいくつできる?

子供部屋に必要な面積は一般的に6畳ほどです。6畳あれば、子供部屋に必要なベッド・机・クローゼット・収納棚を置くことができます。

では、限りある面積の中で子供部屋はいくつつくることができるでしょうか?施工事例をもとにご紹介します!

〜70㎡:1部屋つくることができる


こちらの間取りは、57.99㎡の2LDKの中古マンションのリノベーション事例です。クローゼット付きの子供部屋が1つ用意されています。リビングや主寝室はもちろん、収納ができる広さの玄関が特徴的です。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

70~90㎡:2部屋つくることができる


こちらの間取りは、84㎡の3LDKの中古マンションのリノベーション事例です。LDKと主寝室の他に洋室が2部屋あります。角部屋なので、どの部屋にも窓があり自然光が入るようになっています。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

90㎡~:3部屋以上つくることができる


こちらの間取りは、115.76㎡の3LDKの中古戸建のリノベーション事例です。1階のリビングの天井は吹き抜けになっていて、2階部分に主寝室と子供部屋があります。洋室にはドアを2つ設置しているので、子供が2人になったときに間仕切り壁を設けて部屋を分けることが可能です。
吹き抜けが不要な場合は、3部屋目を作ることができます。3部屋つくりたい人は、90㎡以上あれば面積的に余裕があります。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

70㎡でも2部屋つくるには?

マンションなど家全体の面積が小さいと、子供部屋を諦めてしまう人も少なからずいます。
しかし、子供部屋に必要な面積を見直すことで、兄弟姉妹がいてもプライベートな空間を作ることができますよ。
子供部屋 リノベーション
こちらの間取りは69.02㎡の中古マンションのリノベーション事例です。
コンパクトな部屋ではありますが、造作で一から作ることで、収納・勉強机・寝具がちょうどよく収まる子供部屋になりました。
▼このリノベーション事例の詳細はこちら!

子供部屋をつくるには、単純に面積から算出するだけではつくることができません。子供部屋をつくるには、以下の点を考慮しておきましょう。
・エアコンが設置できない場合がある
・マンションの場合、窓は新設することができない
・入口が廊下からではなく、リビングからになる場合がある
・物件が賃貸の場合事前に管理規約を確認する

これらの問題は間取りを工夫すると解決できることがあります。

▼子供部屋の広さについて詳しく知りたい方はコチラ!

【悩み④】子供部屋を増やすためのリノベーションアイデアとは?

リノベーションを通じて部屋を増やすアイデアを紹介します。間取りの変更や有効活用は、限られたスペースや既存の部屋をうまく使いながら、子供が快適に生活できる環境を整える工夫が求められます。

間取り変更でスペースを最大化

リノベーション 動線

間取りを変更することで、子供部屋を増やすことができます。間取りの自由度が高まることで、必要に応じて複数の部屋を設けたり、家具を配置する位置を考慮しながら、生活動線を整えることが求められます。新しい間取りによって、子供が遊ぶスペースや勉強する場所をより使いやすく確保することができるでしょう。

ロフトを活用して上下の空間を広げる

ロフトを利用することで、上下の空間を最大限に活用できます。ロフトを設けることで、下のスペースは子供部屋として使い、上の部分に寝床や遊び場を設置することが可能です。このように上下の空間を利用することで、限られた面積を有効に使うことができます。また、ロフトのデザインを工夫すれば、子供の成長に合わせた快適な空間に変えていくこともでき、長期間にわたって利用できるというメリットがあります。

廊下や収納スペースの再配置で部屋を確保

廊下やクローゼットの再配置も、子供部屋を確保する手段です。例えば、廊下の一部を部屋として仕切ることにより、新しい子供部屋を設けることができます。廊下を少し工夫することで、家全体の雰囲気を変えることができ、快適な住環境を作り出すことに役立ちます。

間仕切り壁やカーテン、棚で部屋を仕切る

間仕切りを工夫したリノベーション事例

間仕切りを使うことで、簡単に部屋を仕切ることができます。仕切り壁を設けることで、空間を物理的に分けることができ、訪問者が多い家庭でもプライバシーを保ちながら快適に過ごせる部屋を実現可能です。また、カーテンを使うことで、部屋を柔軟に仕切ることも考えられます。棚を活用することも一つの方法で、収納としても使えつつ、目隠し効果も期待できるでしょう。

ベランダやバルコニーを部屋にする

ベランダやバルコニーを改造して部屋を作ると、特別な空間を得られます。例えば、約6畳のスペースを確保できる設計に変更することで、1部屋として利用することも可能な場合があります。また、畳を敷くことで、和の雰囲気を感じながら、リラックスできる空間が生まれたり、開放的な外空間を新しい子供部屋として活用することができたりと様々な活用方法があります。

【悩み⑤】おしゃれで快適なインテリアにするには?

子供部屋のインテリアデザインは、単に見た目の良さだけでなく、快適さや機能性も大切な要素です。子供が成長するにつれて、居住空間の使い方や好みが変わるため、柔軟性を持たせたデザインが望まれます。特に、壁や床の選び方は、部屋全体の雰囲気を左右するため慎重に考慮する必要があります。

子供がわくわくするデザインを取り入れる


子供部屋をつくるなら、子供と一緒にワクワクできるデザインや部屋の形を考えてみるのもおすすめ。自分で選んだ部屋には愛着がもて、整理整頓や掃除なども進んでできるものです。

実際にリノベーションで壁面造作収納をつくった親御さんから「娘に自分のスペースができて、自由に収納することができるので、今は何を収納するか毎晩考えています」というお声が。自分のスペースがあると主体的に考える練習にもなりますね。

わくわくする子供部屋のデザインは
・アクセントクロス
・壁面収納(見せる収納)
・黒板クロス
などがあります。

デザインを変える以外にも、子供と一緒にDIYするのもおすすめです。壁を塗装したり、漆喰を塗ったり、意外と経験がなくてもできることがあります。もし上手く塗れなくても、家の一部を自分でつくる体験が良い思い出になりますよ。

▼子供がわくわくするリノベーション事例はコチラ!

ナチュラルでモダンなデザインの子供部屋とは?

モダンなデザインの子供部屋は、シンプルでありながら機能的で、子供が快適に過ごせる空間を提供します。ナチュラルでモダンな子供部屋は、成長に合わせて長く使うことが可能です。シンプルなデザインの家具を選ぶことで、成長に伴うニーズの変化にも対応できます。さらに、遊ぶスペースと学びの場を兼ね備えたデザインは、子供が自分で工夫し、遊びながら学ぶ環境を整える効果的な要素となります。

勉強や習い事に集中できる子供部屋のポイント


勉強や習い事に集中できない子は、子供部屋の環境に問題があるかもしれません。以下のポイントに気をつけて子供部屋のレイアウトを考えましょう。

・照明の色は昼白色
・整理整頓できる収納
・机の広さは十分に確保
・家族の気配を適度に感じられる間取り
・集中力が上がる配色

「片付けなさい!」と口酸っぱく言う親子のシーンも、子供部屋の作り方を工夫することで回避できそうです。

▼子供部屋の整理整頓が気になる方はコチラ!

【悩み⑥】コミュニケーションを減らさない方法は?


子供部屋をつくると、引きこもりがちになることを心配する人も多いです。しかし、子供部屋の間取りやデザインに工夫することで、コミュニケーションを減らさずに個室をつくることができます。

具体的なポイントは、以下の3つです。
・リビングを通る導線にする
・子供部屋に室内窓を設置する
・リビング学習ができる環境をつくる

コミュニケーションを減らさないポイントは、家の中で顔を合わせられる機会を増やすことです。子供部屋だけではなく、家全体の間取りや用途を工夫しましょう。

物件選び・引越しから検討するケースも

リノベーションを検討する際に、物件購入から始められる人も多数。クジラでは約6割のお客様が物件探しから始めています。

日当たりや窓の位置など、リノベーションだけではどうしても解決できない点も、物件から選ぶことでより理想に近づけることができます。

▼物件探しの段階で理想の生活について共有し、間取りを想像しながら進めたお客様のインタビューはこちら!

理想の生活を手に入れるには、物件探しが重要。いざ、間取りを考え始めたときに、この物件ではできないという話はよくあります。ご自身で物件を探す前に、リノベーションのプロに相談しておきましょう。

▼マンション・戸建で悩んでいる方はコチラも!

マンションの部屋・空間を変更するメリット

マンションの部屋や空間を変更することには、多くのメリットが存在します。現在の住環境が子供の成長や仕事のスタイルに合わなくなった場合、リノベーションやお部屋のリフォーム、マンションの間取り変更などを計画することで、ニーズに合わせた空間にすることが可能です。自分たちの生活に最適化された空間で、家族全体がより充実した時間を過ごせるでしょう。

失敗しない子供部屋のつくり方とは?

リノベーションを考えるときに、議題に挙がるのが「子供部屋をどうするか」という点。

「部屋に引きこもって欲しくない!」「勉強もきちんとして欲しい!」など子供部屋をつくり方には悩むポイントがたくさんありますよね。また、リビングを広くしたり、趣味部屋をつくると子供部屋をつくる面積がなくなるということもあります。

そのため、子供部屋をどうつくるかという悩みは、家族みんながどのような暮らしをしたいかということから考える必要があります。

すでにお子さんがいる人も、これから考えていく人も
まずは、将来どうなっていたいか家族で話し合ってみると道筋が見えます。

そして、話し合った内容を設計士に相談すれば、間取りやデザインとして形になります。勉強はリビングでして、衣類はファミリークロークに収納するなどすれば、子供部屋は必要なかったという場合もあるでしょう。

失敗しない子供部屋つくりは、将来の暮らしについて考え、設計士と意思疎通をすることで形にすることができるでしょう。

WRITERこの記事を書いた人

ライター

本荘 はるなHARUNA HONJO

webライター/大阪府柏原市出身/実家で保護猫2匹を飼っています/冬キャンプが好きで年末に富士山を見ながらキャンプをしました!

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