2024.05.25.Sat リノベーションのヒント

後悔しないために!インナーバルコニーのメリット・デメリット、対策とは

インナーバルコニー

こんにちは!クジラ株式会社の片山です。

Writer
片山飛翔
デザイナーWORKS
バランスの取れた色彩感覚と暮らしやすさを考えた動線計画で、女性からも人気のあるデザイナー。休日は料理とキャンプをするのが定番です。
CREATOR’s STORY|片山 飛翔

家と外のちょうど真ん中として、開放感あるスペースで雨に濡れることなく家庭菜園やBBQが楽しめる「インナーバルコニー」。

快適で夢のある空間ですが、ライフスタイルによってはほとんど使わないということも。

インナーバルコニーを導入してから「他の空間に使えばよかった」と後悔しないためにも、この記事ではメリット・デメリット、向いている人・向いていない人や費用相場を解説していきます!

インナーバルコニー設置の費用相場

インナーバルコニーの設置費は面積によって変わってきます。その他、どんなことにお金がかかるのか、代表的な内容の費用相場をチェックしておきましょう。

施工内容費用相場(内容によって変動します)
屋根の取り付け10〜20万円
資材運搬費2〜10万円
防水工事10万円
タイルなどの装飾1〜2万円/㎡
水道増設工事5〜20万円

費用概算を頭に入れた上で、ここから具体的な和室のリノベーションについて見ていきましょう。

インナーバルコニーとは?バルコニーやベランダとの違い

インナーバルコニーは、建物からせり出していない屋外スペースで、2階以上に作られ、上階の床や屋根がその天井を形成します。広さに厳密な基準はなく、通常は奥行きが90㎝以上あることが一般的です。

一般的なバルコニーやベランダは建物からせり出しており、どちらも建築基準法上では区別されていませんが、日本でベランダは、2階以上の建物の外に張り出した手すりのある屋根付きのスペースを指すことが多いです。

インナーバルコニーのメリット・デメリット

インナーバルコニーには魅力的なメリットが多くありますが、その反面デメリットもあります。設置してから後悔しないためにも、しっかりと目を通しておきましょう。対策法も記述していきます。

メリット

開放的な空間

インナーバルコニー最大の特徴は、開放的で居心地が良いスペースであること。屋根がありながらも、外の光や風を感じられ、室内から外の広がりを楽しむことができます。これにより家の中と外の融合が生まれ、リビングや寝室などの室内空間を拡張することで、より居住性の高い環境を作り出すことができます。

天候に左右されない

屋根がついており、天候に左右されないことも大きなメリットです。この屋根があるおかげで、雨や紫外線から保護され、悪天候の日でも安心して利用できます。急な雨が降っても洗濯物が濡れる心配が少ないため、家事の面から考慮しても非常に便利です。

趣味を楽しめる

インナーバルコニーは屋根があること、一定の広さがあることから、使い方は多岐にわたります。例えば、ガーデニングや家庭菜園などの趣味、家族や友人とBBQなど、開放的な空間で娯楽の時間を楽しむことも。インナーバルコニーは機能的かつ趣味の空間として、ライフスタイルに彩を与えてくれるでしょう。

デメリット

プライバシーの問題

インナーバルコニーは屋根があるとはいえ開放的であるため、周りの建物や住宅からの視線が直接的に届きやすくなっています。そのため、インナーバルコニーで過ごす際に周囲から見られ、プライバシーが損なわれることもないとは言えません。特に都市部や住宅密集地域では、近隣住戸との距離が狭く、隣接する建物や住人の視線が避けられません。

プライバシーを確保するためには、目隠しフェンスや高い手すり壁、カーテンなどの設置が有効です。他にも観葉植物やつる性の植物を用いて目隠しすることもできるでしょう。

間取りに影響する

インナーバルコニーを設置した場合、その壁が窓や採光部分を覆ってしまい、室内の採光が不足する可能性があります。特に深い奥行きを持つインナーバルコニーの場合、外部からの自然光が室内に届きにくくなり、隣接する部屋が暗くなることが考えられます。

このデメリットを解消するためには、天窓やハイサイドライトを活用するなどの工夫が必要です。

固定資産税がかかる

インナーバルコニー 費用
インナーバルコニーは建物の内部として計算されるため、床面積に含まれ、その分固定資産税が増加する可能性があります。通常、建物の外に張り出したバルコニーやテラスは床面積に含まれませんが、屋根のあるインナーバルコニーは例外となるのです。

金額が不安な方は事前に計算しておきましょう(所有する固定資産の評価額×1.4%)。

インナーバルコニーの設置が向いている人・向いていない人

今まで記述したメリット・デメリットを踏まえて、インナーバルコニーを設置することが向いている人は以下のような人と言えるでしょう。

・洗濯物を外で干したい人
・屋外でくつろぎたい人
・BBQやパーティーが好きな人
・家庭菜園やガーデニングを楽しみたい人
・外の風景を楽しみたい人

一方、以下に当てはまる人はインナーバルコニーが向いてないと言えます。

・洗濯物を外で干さない人
・外からの視線が気になる人
・バルコニーのメンテナンスが難しい人
・予算や構造的にバルコニーの設置に余裕のない人
・バルコニーを活用する具体的な用途がない人

おしゃれな施工事例

インナーバルコニーを猫部屋に

中古マンションのリノベーション事例
猫を3匹飼っているご家庭だったので、猫のための専用スペースが必要でした。
1匹1匹に専用のトイレが必要だったりと広いスペースが必要だったので、同時に気になる臭いも外に逃がせるようにインナーバルコニーを猫部屋にしました。
もちろんキャットドアをつけられるようにしているので猫の出入りも自由です。

外のような心地良さがあるインナーバルコニー


リビングの窓際にインナーバルコニーを設けて、風通しのいい室内で洗濯物が干せるようにしました。外からの目線も気になるけど、日当たりのいい場所でリフレッシュしたい時に役立ちます。

インナーバルコニーの設置は目的を持って

一般的なバルコニーやベランダより広いスペースを必要とするインナーバルコニー。せっかく設置しても使わなければもったいないです。

インナーバルコニー設置で最も大切なのは「目的」を明確にすること。「雨に濡れずに洗濯物をたくさん干したい」、「家庭菜園やガーデニングを楽しみたい」など、はっきりとした目的がある人は設置をおすすめします!

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

片山 飛翔TSUBASA KATAYAMA

設計 / 兵庫県三田市出身 / お客様の空想をより良い形で体現する事を常に意識しています / 料理が得意です。お客様とプライベートでも遊べる仲になる事が夢です

リノベーションの相談・各種ご予約はこちら