2024.12.20
最終更新日
2024.12.20

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3LDKのリノベーションのポイントや概算費用を事例とともに解説

3LDK リノベーション

こんにちは!クジラ株式会社の片山です!

Writer
片山飛翔
デザイナーWORKS
バランスの取れた色彩感覚と暮らしやすさを考えた動線計画で、女性からも人気のあるデザイナー。休日は料理とキャンプをするのが定番です。
CREATOR’s STORY|片山 飛翔

ファミリー層に人気のある間取り、3LDK。敷地面積は60㎡~100㎡とある程度広さがあり、リノベーションをすることでより使いやすく、さまざまな可能性が広がる間取りです。家族のライフステージが変わるごとに、当然、ライフスタイルも変化します。家族がより住みやすい住まいにするべく、リノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。今回の記事では、3LDKの間取りでリノベーションする際のポイントやかかる概算費用、リノベーション事例などをご紹介します。

3LDKの特徴

マンションリノベーション
3LDKとは、独立した部屋が3つとLDK(リビング・ダイニング・キッチン)がある間取り。LDK以外に部屋が3つあるだけあり、敷地面積にすると、60㎡以上はあるのが一般的です。平均的には70㎡~80㎡程度の敷地面積がありますが、マンションなどの場合は1つの部屋が狭く、全体の敷地面積が50㎡~60㎡ほどという物件もあります。3LDKはリビング、ダイニング、キッチン以外に3つも独立した部屋があるため、家族構成や家族のライフスタイルの変化によって臨機応変に部屋を使うことができる、人気の間取りです。

3LDKでできる暮らし

3LDKという広々とした居住スペースがあれば、子どもが2人以上いる家族や2世帯家族の居住空間としても向いています。例えば2人子どもがいるご家庭なら、3部屋のうち1部屋を夫婦の寝室にして、残り2部屋を子ども部屋にすることもできます。2世帯なら、1部屋を親の部屋にすることもできます。1部屋ずつを夫婦それぞれの個室にすることもできます。そのほかにも書斎、趣味部屋、収納部屋……と、部屋の使い方もバリエーションに富み、ライフスタイルをより充実させてくれることでしょう。

3LDKのリノベーション費用

3LDK リノベーション 費用
広いスペースがある3LDK。リノベーションをするのにどれくらいの費用がかかるのかは、気になるポイントです。もちろんエリアや築年数、使用する素材や設備のグレードなどの諸条件によってもかかる費用は変わってきますが、概算をおさえておくことで、どれくらいコストをかけられるか、どれくらいの規模のリノベーションを行うかなど、リノベーションプランを立てる際の目安になります。ここでは、3LDKのリノベーションにかかる代表的な費用について見ていきましょう。

費用を考える際のポイント

同じ3LDKという間取りでも、敷地面積が異なれば、当然かかる費用も変わってきます。リノベーションの費用は、施工面積が広い場合はそのぶん使用する資材が増えるため費用が高くなり、工事の規模が大きいほど費用がかかるのが一般的です。「間取り変更を行う」か「間取り変更を行わない」かというのも、3LDKのリノベーションの費用概算を考える上で大きなポイントになってきます。

間取り変更の規模とデザインのこだわり

3LDKをリノベーションするにあたり、「間取り変更を行う」場合は、スケルトンリノベーションを行う場合が多いです。スケルトンリノベーションとは、床・天井・壁をすべて撤去し、建物の骨組みのみを残した上で作り直すリノベーション。とても大がかりな工事になり、当然、費用は高くなる傾向にあります。
また、デザインにこだわったり質にこだわったりすることで、従来よりさらに資材費がかさむことも。優先順位をどこにおくかをきちんと考えた上で、リノベーションプランを立てましょう。

費用相場としては、間取り変更のない内装と設備のリフォームは約280~500万円、間取り変更を含む場合は約350~700万円、スケルトンリフォームでは約1000~2000万円が費用相場です。

設備と素材の選定

リノベーション費用を考えるときは、どんなグレードの設備にするかや、どんなグレードの素材にするかでかかる金額が変わってきます。リノベーションプランを立てていると、どんどんいいものに目移りしてしまいがちです。「ここは譲れない」というポイントと「ここは譲れる」というポイントに分けて、メリハリをつけることが大切です。

資材搬入の条件および建物固有の制限

3LDKのリノベーションを行う場合は、給排水管の改修やボイラーの設置などの設備工事や、照明の取り付けやコンセントの増設などの電気工事を行うこともあります。内装工事となると、天井や壁に塗装を施したり、床材や壁紙を張ったりする場合も。

戸建ての場合はそこまで制限はないことがほとんどですが、マンションの場合、共用部分のリノベーションは個人の判断ではできません。マンションで3LDKのリノベーションを検討している場合は、どこまでの範囲がリノベーション可能なのかを管理会社に問い合わせる必要があります。

また構造によっては撤去できない場合があるなど、リノベーションプラン自体が不可能な場合も。マンションの場合はとくに、そのあたりもあわせて管理会社に確認することを忘れないようにしましょう。

3LDKのリノベーションにおける概算費用

リノベーションの費用相場は1㎡あたり約15万円といわれています。また、大幅にレイアウトを変更したり、グレードの高い設備を選んだりした場合の費用相場は1㎡あたり約25万円が目安です。3LDKの敷地面積は60㎡~100㎡であることが多いので、一般的なリノベーション費用は900万円~1,500万円程度が相場といえるでしょう。間取りを大幅に変更したりグレードの高い設備を導入したりなどこだわった場合は、1,500万円~2,500万円以上が、3LDKのリノベーション相場といえます。

内装リノベーション相場

3LDKの内装リノベーションでは、主に「壁のクロス張り替え」と「フローリングの張り替え」が行われます。費用相場は、クロスやフローリングの種類などの素材の選定や張替え面積によって大きく変わってきますが、一般的な費用相場を下記の表で見ていきましょう。

● 壁・天井クロス張替え
壁・天井クロス張替えのリノベーションにかかる費用相場は、その面積にもよりますが仮に70㎡と想定した場合、だいたい39~48万円ほどの費用相場を考えておくとよいでしょう。

● フローリング張替え
フローリング張替えのリノベーションにかかる費用相場は、こちらも同じく面積によりますが仮に70㎡と想定した場合、だいたい52~100万円ほどの費用相場を考えておくとよいでしょう。

「壁・天井クロス張替え」と「フローリング張替え」の両方を行った3LDKの内装リノベーションの相場は、合計で約90~150万円ほどを考えておくといいでしょう。

リフォーム箇所費用相場
壁・天井クロス張替え39~48万円
フローリング張替え52~100万円

内装と設備のリノベーション相場

3LDKの内装リノベーションをする際は、主に、トイレ・キッチン・浴室・洗面台の設備交換をすることも多くあります。一般的な費用相場を下記の表で見ていきましょう。

● トイレのリノベーション
トイレのリノベーションにかかる費用相場は、導入する設備によって大きく変わってきます。一般的な便器の交換のみであれば3~21万円ほど、タンクレスタイプであれば15~30万円ほどが費用相場です。トイレ全体をリノベーションする場合は、20~40万円前後となります。

● キッチンのリノベーション
キッチンのリノベーションにかかる費用相場は、50~200万円ほどです。シンプルなⅠ型タイプのキッチンの場合は50万円ほどでおさまる場合もありますが、対面タイプのアイランドキッチンに変更する場合は150万円以上かかることもあります。アイランドキッチンはキッチンが完全に独立している形状となっておりキッチン本体の四面にパネルを施工する必要があるため、コストが多くかかります。

● 浴室・洗面台のリノベーション
浴室洗面台のリノベーションにかかる費用相場は、ユニットバスの交換で50~150万円ほどです。スタンダードクラスのユニットバスへのリフォームでは、100万円以下で行うことができるでしょう。一般的な既製品の洗面台のリノベーションにかかる費用相場は、およそ10~30万円を見込んでおくとよいでしょう。

リフォーム箇所費用相場
トイレ3~30万円ほど(全体リフォームでは20~40万円前後)
キッチン50~200万円ほど(Ⅰ型タイプは50万円以上、アイランドキッチンは150万円以上かかる場合もあり)
浴室50~150万円ほど(スタンダードタイプは100万円以下)
洗面台10~30万円ほど

間取り変更を伴う内装と設備のリノベーション相場

間取り変更にかかる費用相場について見ていきましょう。間取りを変更するリフォームは、「何をどこまでやるか」によって費用が異なります。3LDKのリフォームでは、使わない部屋をつぶしてLDKの敷地面積を広くして、広めのLDKにするケースがあります。壁の撤去と補修をする場合は、1箇所あたり7~23万円ほどかかります。

スケルトンリノベーション相場

床・天井・壁をすべて撤去し、建物の骨組みのみを残した上で作り直すスケルトンリノベーションの費用相場は、部屋の広さや構造によって異なりますが、約1,000~1,500万円と、多くの費用がかかります。スケルトンリノベーションはフルリノベーションとも呼ばれ、築年数の古い物件など昔の耐震基準で建てられている場合は、耐震性の向上につながる工事もできるため人気のリノベーションです。

ただし、マンションの場合は対応ができない場合も。スケルトンリノベーションをする場合は事前に管理会社に確認することを忘れないようにしましょう。スケルトンリノベーションをすることで、全体の雰囲気の統一させることができます。

リノベーション費用を抑えるポイント

3LDK リノベーション 費用
3LDKは敷地面積が広いため、リノベーションの費用も多くかかる傾向があります。そのため、費用を抑えるためのポイントをしっておくと効率的にリノベーションを実施することができるでしょう。

間取り変更を減らす

壁を撤去して2部屋を1部屋にしたり、その逆で広い1部屋に間仕切りを追加して2部屋にしたりなどの間取り変更リノベーションも多く行われる事例ですが、工事が大がかりになりやすいため、当然費用がかかります。費用を抑えるためには、間取りを極力現状維持しつつ、シンプルな内装工事と設備交換のみにすると、工事費を抑えることができます。

まとめて工事する

リノベーションを依頼する際、部分的な工事を都度依頼するよりも、まとめて依頼したほうがグロスでの計算になり、結果的には費用を抑えることにつながる場合があります。それは、工事を複数回にわけると、職人さんにかかる工数がその都度かかってしまうことなどに由来します。リノベーション施工会社にとっても、まとめて工事を依頼されることで効率的に対応できるため、大幅に値引き対応をしてくれるという場合も。リノベーションする範囲が決まっている場合は、まとめて依頼するほうが長い目で見ておトクになる場合が多いでしょう。

オプションを減らす

リノベーションをすると、ついここもとオプションをつけてしまいがちですが、優先順位をもって範囲を決めることもコストを抑えるのに大切な要素です。

とくに大がかりな費用がかかりやすい水まわりなどはつい最新の設備を選びたいところですが、少し型落ちを選ぶ、デザインや質の面でどこに優先順位をもってくるかを明確にするなどしてグレードを抑えることで、費用も抑えることができます。

メーカーを柔軟に選ぶ

どんなリノベーションにもいえることですが、施工会社の見積もりは1社だけでなく、複数社から取ることで費用を比較するなど、柔軟にリノベーション施工会社を選びましょう。ただし、金額ももちろん大切なのですが、単純に「安い」というポイントだけで施工会社を選ぶのは少々危険な場合もあります。金額が安いぶんアフターフォローがあまりないなどのケアの部分の手薄さがあったりもするので、そのあたりもよくチェックするといいでしょう。

またリノベーションをするにあたり、当初の予定にはなかった工事が発生するなど、追加工事が発生することもよくある話です。見積もりの段階で「どのような場合に追加費用が発生するか」「いくらくらいが一般的か」を確認しておくと安心です。追加費用についていろいろなケースを想定し、丁寧に教えてくれるリノベーション施工業者であれば、全体の工程を通して信頼して依頼することができます。

リノベーション施工会社に頼む場合は一人の担当の人とやりとりすることが多いですが、アフターフォローのタイミングでは退職してしまっている場合も考えられます。例えそうなった場合も、話が風通しよく通るかなどについてもチェックしておきましょう。

ワンストップで外注できるリノベーション会社を選ぶ

物件探しから施工まで一括で実施する、ワンストップで依頼できるリノベーション施工会社を選ぶことで、各項目でさまざまな業者と連携を取る必要がないため、手間とコストを削減できます。独自のワンストップリノベーション実績のあるKUJIRAに、お気軽にお問い合わせください。

3LDKのリノベーション工事の内容

3LDK リノベーション 工事
3LDKのリノベーション工事の流れは、
「解体工事→配線工事と下地づくり→塗装工事→内装工事→仕上げ」
と、大きく分けて5つのステップとなります。
これらの工事の流れは、基本的にリノベーション施工業者におまかせして対応してもらえますが、おおまかな流れだけでも把握しておくことで工事内容がより明確に。大がかりな工事になる工期が長くかかりそうな場合も、期間内に終わりそうかどうかの判断をする材料になるなど、さまざまなトラブル防止につながるでしょう。

3LDKのリノベーションを成功させるポイント

3LDK リノベーション ポイント
3LDKの部屋は、一般的に3~4人家族に向いています。家族のライフスタイルに合わせて部屋があまってしまう可能性もあるので、家族の人数やライフスタイルの変化に合わせてフレキシブルに対応できるようにすることで、長い目で見た時に3LDKのリノベーションを成功させることができます。

3LDKのリノベーション事例

3LDKをリノベーションしたKUJIRAの事例を紹介します。リノベーションを検討する際は具体的なリノベーション事例を多く見ることで、よりイメージがつきやすくなり、リノベーション成功につながります。ぜひ参考にしてみてください。

マンションの3LDK施工事例

3LDK  リノベーション 実例
各部屋にはリビングを経由する必要があり、家族が必ず顔を合わす間取りにしました。
▶︎費用:1200万(税別)
▶︎面積:84㎡

戸建ての3LDK施工事例

3LDK リノベーション 施工事例
夫婦の寝室・将来の子供部屋(倉庫)・和室の3LDKにリノベーションしました。

▶︎費用:約1,940万(税別)
▶︎面積:約105㎡

まとめ

3LDKの間取りをリノベーションすることで、住まいがより使いやすく快適に間取り変更やスケルトンリフォームにすることにより多くのコストがかかる場合もありますが、家族のライフスタイルに合わせてリノベーションすることで、より快適な暮らしを手にいれることができます。検討する場合はぜひ、独自のワンストップリノベーション実績のあるKUJIRAに、お気軽にお問い合わせください。

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

片山 飛翔TSUBASA KATAYAMA

設計 / 兵庫県三田市出身 / お客様の空想をより良い形で体現する事を常に意識しています / 料理が得意です。お客様とプライベートでも遊べる仲になる事が夢です

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