リノベーションでオリジナル本棚のある暮らし
クジラデザイナーの高橋です!
住宅やオフィス、SEKAI HOTELの客室のデザインに携わっています。
2020年にコロナウイルスが大流行したために、新しくはじめた趣味でStayHomeした方が多いかと思います。
気軽にはじめやすい趣味の一つといえば「読書」。最近では電子書籍で読む方も増えていますが、本屋さんで表紙買いやタイトルに惹かれて買う方もまだまだ多いかと思います。読書を趣味とする方は、本をコレクションするのも好きな方も多いのではないでしょうか?
そんな本をコレクションする方にもおすすめな造作本棚をご紹介!
目次
造作本棚のメリット・デメリット
メリット
▲本棚とデスクを兼ねた壁一面収納
オーダーメイドなので、お家にぴったりのサイズで造れる
既製品の家具とは違い自由な寸法をミリ単位で計画を行うので、デッドスペースになりがちな柱間やちょっとした隙間を有効活用することができます。
置きたいところに合う既製品の家具を購入しても、ぴったりとはまらず微妙に隙間が生まれたり、壁に取り付けられている幅木の部分を見ておらず、うっかり入らなかったりなんてこともありません。
既製家具よりも耐震性が良い
壁や床、天井に直接ビスや釘で固定をするので、地震などの災害が起きたときに家具が倒れてくる心配がありません。
お部屋の統一感がはかれる
サイズや形だけではなく、仕上げの色や使う材料もお家にマッチしたものを選べるので、全体的に統一感のあるお家ができます。間接照明やブラケットライトなどを絡めると雰囲気もぐっと上がります。
他の工事と絡められる
配線計画や照明計画など、様々な工事と合わせて計画ができます。例えば、テレビやキッチン後ろがタコ足配線だらけでお悩みの方は多いのではないでしょうか?造作家具の中にコンセントを計画しておくことで、配線がすっきりします。タコ足配線が解消されると掃除がしやすいだけでなく、火災の防止にも繋がるなど、さまざまな要素を合わせて検討することで大きなメリットがあります。
デメリット
イメージがしづらく、決めないといけないことが多い
既製家具とは違い、唯一無二のオーダーメイドなのでイメージしづらいことが多いのではないでしょうか。また、1から造っていくので決めないといけないことがたくさんあります。例えば「木材を使いたい」と言っても、無垢材や木材を薄くスライスした材料の突き板、小さい木材を接着剤で組み合わせた集成材などといった多数の種類があります。
要チェック!
事前に“本をどれくらい収納するか”や“経年劣化しても自分でメンテナンスが出来るものがいい”といった譲れないポイントを考えておくと、スムーズに進めることができます!
動かすことができない
固定をしてしまうので、家具の配置を変えて模様替えをする頻度が高い方にはあまり向いていないかもしれません。また、固定していることで「デザインに飽きてしまった」や「邪魔になった」等の理由があっても簡単に撤去することが難しくなります。また、撤去するとなると、壁やクロスの補修などの工事も絡んでくる可能性が出てきます。
要チェック!
造作本棚を取り入れてインテリアの統一感をはかりたい!という方は、通路として機能している廊下に取り入れてみてはいかがでしょうか?
実際にオリジナル本棚を導入した事例3選
事例1.ライブラリースペースの本棚
階段をおりるとそこにあるのは、造り付けだからこそ叶う“天井いっぱいの本棚”があるライブラリースペース。まさに本好きの方のための空間です。
本棚の側面には棚板が可動できるよう棚レールと呼ばれる金物がついています。可動棚にすることで様々な本の大きさに対応できるフレキシブルな本棚としても機能しています。
事例2.小上がりの畳スペースと腰窓に合わせた本棚
事例1.と同じお家の事例。
リビングの一角に設けられた畳の小上がりスペースに造作本棚をこしらえました。
既存の腰窓の高さに合わせたため、外に視線が抜けることで圧迫感が解消されます。
たっぷりと自然光が降り注ぐスペースで、ゆったりと読書ができそうですね。
事例3.お持ちの家具に合わせた本棚
寝室スペースの一面に造った本棚。施主様がお持ちのベッドの高さに合わせ、本棚も腰の位置から設計計画をして造作しました。
お持ちのベッドフレームが濃い木目ということだったので、本棚も木目を生かすオイルステイン塗装で濃い色味に塗装をし、統一感アップ。
本を置くだけだなく、アラームクロックや写真、雑貨など“魅せる収納”を加えることでより一層インテリアのアクセントとなります。
造作本棚は唯一無二のオーダー品だからこそ!
いかがでしたでしょうか?
造作本棚といえば壁いっぱいの本棚のイメージがあるかと思いますが、お持ちの家具やそのお家だからこそできることをご提案させて頂いています。また、唯一無二のオーダー品だからこそ“高い”と諦めがちですが、自社での施工もしているので全体のコストをみてご提案もさせて頂いていますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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