【「片付けなさい!」はもう言わなくていい?】子供部屋を綺麗に保つ整理整頓のコツ
子供部屋がいつの間にか散らかって「片付けなさい!」と怒る、怒っても片付かない、せっかく片付けたのにまた散らかしている…こんなイタチごっこにうんざりした経験はありませんか?
片付ける習慣を身につけるのは、子供にとって簡単ではありません。しかし“大人でも整理整頓が苦手な人は多い”ことも忘れてはなりません。
大人でも難しい整理整頓。どうすれば子供部屋がすっきり片付けられるのでしょうか。
目次
子供が片付けをしたがらないワケ
「何回も言ってるのに、なんで言うこと聞かないのかな…」と思ったことがある人も多いはず。
まずは、子供たちの心理を理解しましょう。
片付けは楽しくない
作業そのものが楽しいものは、大人・子供関係なく誰でもがんばれます。自分の気持ちに正直な子供は、素直に行動しているだけです。
大人のように「これはやらなくてはいけない作業(整理整頓)」とは考えないですよね。
片付けよりも、もっと遊びたい
片付けたくないというより、「遊びを中断したくない」「中断させられて悲しくなった」という気持ちの方が強いのかもしれません。
夢中になっているドラマの最中に、話しかけられるのが嫌な大人もいますよね。
片付ける目的が無い
「今からお友達が来るから、お片付けしようね」と言うとすんなり片付けた。なんて経験のある親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
年齢に関係なく目的に必死であれば、目の前の作業くらいたいしたことではないかもしれません。
子供が片付けたくなる工夫とは
子供の心理を理解した上で子供部屋の作り方を工夫するべきです。ここではいくつかの方法を説明します。
物の定位置を決める
片付け方が分からない理由の一つに「どこに置いたらいいのか分からない」というものがあります。まずは物の定位置を決めてみましょう。毎日使うようなものでも、片付けやすい場所に定位置を定めておきます。
定位置を絶対決めておきたいのがランドセル・通学カバンです。
わざわざクローゼットなどにしまうのは面倒なうえに、荷物の出し入れも多いのでいつのまにか床の上に置きっぱなしといったこともよくあります。
最近ではランドセルラックが定着しつつあります。
たった数年のために棚を買う必要があるのか?という方もいますが、ランドセルラックがあるだけで日々の片付け・用意がぐんとスムーズになるのでおすすめです。
余裕ある収納スペース
たとえば本棚のなかでも教科書類を入れる位置を決めたとしましょう。
最後の1冊をきっちり入れられたら見栄えはいいかもしれませんが、毎回片付けるのに少し手間を感じます。手持ちの教科書を片手で楽にしまえるほどのゆとりを作っておくだけで勉強したあとにぱっと片付けやすくなりますね。
ガラ空きになっていても本が倒れて横に積み上げてしまう、といったことになりかねないので、教科書2~3冊程度余裕があるくらいがいいでしょう。
教科書だけでなく、おもちゃや雑貨の収納も同様です。急いでいてもぱっと片づけられる十分なスペースが確保できているだけで、片付けるハードルがぐんと下がります。
収納スペースを広めに確保するためには、子供部屋の広さからしっかり考える必要があることにも注意しましょう。
▼子供部屋をサイズごとに解説した記事はコチラ!
ワンアクションで片付け
日常的に使用するものはワンアクションで片付けられる収納方法にしましょう。
ワンアクションで代表的なのがボックス収納です。細かな区切りにしてしまうと片付ける時に手間がかかりますが大きめのボックスに入れるだけならぱっと片づけられます。
見た目をすっきりさせるのにファイルボックスに入れたり、扉付きの棚を置いたりしたくても子供部屋にはNGです。
リビングや大人の書斎なら生活感を消したインテリアを目指すのもいいですが、子供部屋は生活感のある収納方法を取り入れましょう。
子供の慎重に合わせた家具選び
幼いうちに子供部屋を作った場合、幼児~小学校低学年で使用していた棚などは小学校高学年、中学生になると低くて使い勝手が悪くなります。
収納する時にいちいちしゃがみこむのが面倒で、つい一番上の段に物を積み重ねてしまう、といったことも。
子供の成長に合わせて収納しやすい高さになるよう家具を選びましょう。
▼子供部屋の家具レイアウトについて詳しく知りたい方はコチラ!
子供部屋が楽しくなる工夫も大切
子供部屋そのものに、愛着を持ってもらう工夫も大切です。黒板塗料(クロス)や、壁面(見せる)収納などは、子供たちの想像力を刺激するアイデアでもあります。
子供にとって自身の部屋が“楽しい場所”であり、それを友達に自慢したい(目的)のであれば、おのずと片付けにも前向きになるかもしれませんね。
▼子供がわくわくする子供部屋の事例はコチラ!
今から子供部屋を検討する人は
首都圏で行われた子育て世帯へのアンケートでは、「7~8歳で子供部屋を用意した」という人が一番多かったようです。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000052907.html
7〜8歳は小学校低学年にあたり、幼稚園や保育園から大きく環境が変わるタイミングです。小学校への入学は、宿題や持ち物の自己管理を練習する期間になります。
「もうお姉ちゃん(お兄ちゃん)だね」という言葉を添えて、子供の自立心を育むためにも子供部屋の工夫には一生懸命愛情を注ぎましょう。
▼子供部屋を作る時の注意点はコチラ!