【用途別・スイッチ種類】リフォーム・リノベーションする時に知っておくべきスイッチのあれこれ
家の中で使用するスイッチと言っても、よく見てみるとたくさんの種類があります。使用する場所によってスイッチの機能を使い分けることで、より快適な生活を送れるようになりますよ。
リフォーム・リノベーションのプランを考える前に、まずはよく使用されるスイッチの種類について知っておくと良いでしょう。
目次
よく家に使用されるスイッチの種類
片切りスイッチ
片切りスイッチとは、オンオフの機能がついた、もっとも一般的なスイッチです。
賃貸マンションは分譲戸建では、パナソニックのコスモシリーズと呼ばれる片切りスイッチが多く採用されています。
コスモシリーズはスイッチ部分がワイドになっているため、軽い力でも押しやすく、手がふさがっている時でも肩やひじなど指先以外の部分でも操作がしやすいというメリットがあります。
プレートの形は「ラウンドタイプ」と「スクエアタイプ」の2種類が展開されています。
スタイリッシュなデザインなうえに値段もこれまでのラウンド型とほとんど変わらないため、スクエア型を選ぶ方が増えています。
たったこれだけの違いでもオシャレ感が増すので、少しこだわってみるのもいいですね。
スイッチの形状は「ロッカー型」と「プッシュ型」の2種類です。
ロッカー型は古いマンションでよく見かける形状です。レトロな雰囲気にしたい場合におすすめです。
最近の賃貸マンションなどでは、フラットな見た目のプッシュ型が多く採用されています。
ほたるスイッチ
ほたるスイッチは、電気をオフにしたときに、スイッチに小さな光が点灯するものです。
電気を消した暗い部屋でも、スイッチの位置が分かりやすいメリットがあります。
スイッチの場所がすぐ分かるので、暗い中で電気をつけることの多い廊下や階段、玄関などに使用されることが多いです。
パイロットスイッチ
ほたるスイッチと同様、オフの時には緑色のライトがつき、オンになると赤色のライトがつくのがパイロットスイッチです。
遠目からでも電源のオンオフが分かるので、門灯や外部照明、換気扇などのスイッチとして採用されます。
調光機能付きスイッチ
電源オンオフの切替に加えて、照明の明るさを調整できる機能がついたスイッチです。
ダイヤル式とスライド式のタイプがあり、明るさだけでなく色温度を変えられるタイプもあります。
こちらの事例では、リビングには調光機能付きスイッチを採用しています。
日中や作業する時間には明るく、夜のリラックスモードの時間には暗めで、という調節を一つの照明でまかなえます。
シーンの使い分けができるので、リビングや書斎スペースなどにおすすめです。
ただし、調光機能付きスイッチは調光機能のついた照明にしか対応していないので注意が必要です。
▼この調光機能付きスイッチを使ったリフォーム・リノベーション事例はコチラ!
センサースイッチ(人体感知スイッチ)
人の動きを感知して自動で電源をオンオフしてくれるのがセンサースイッチです。
玄関や廊下に使用することで帰宅時など、ぱっと電気がついて欲しい時に便利になります。自動でオフになるので消し忘れ防止にもなるのも嬉しいポイントです。
トイレに使用するケースや、防犯を目的として屋外用の照明にセンサースイッチを使用するケースもあります。
用途・機能・位置をしっかり検討
スイッチは目立たない存在に感じるものの、毎日触れ、生活の利便性に大きく影響するものです。自身のライフスタイルをしっかり想像した上で、スイッチの用途・機能・位置を入念に計画する必要があります。
また、機能性ではなく意匠性を求めたい方はコチラの記事もおすすめです。
スイッチの位置は使いやすさだけでなく、他のインテリアとの位置関係なども重要になるため、プロに助けてもらいながら一緒に考えてみましょう。
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