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建築用語フルリノベーション
フルリノベーションとは、構造体以外をすべて解体し、住宅全体をリノベーションすることを言います。大きく解体することで、部屋の間取りを変えたり、二世帯住宅にすることもできます。主要な構造体を残して改修するスケルトン工事もフルリノベーションの一種と言えます。
フルリノベーションのヒント
フルリノベーションのメリットは大きく3つあります。
・間取りを大きく変えられる
フルリノベーションでは、主要構造以外は取り除くので、部屋を広くしたり、天井を取り除いて吹き抜けを作ることもできます。
・建て替えに比べてコストが抑えられる
建物をすべて解体すると、その分の解体費用や建て直すための主要構造の材料費などがかかります。一方、主要構造を残すフルリノベーションでは、建て替えと比較すると費用を抑えることができます。
・インテリアに統一感が出る
部分的なリノベーションでは、工事した部屋と部屋と工事していない部屋で統一感がなくなってしまうことがあります。また、キッチンや洗面など、水回りの位置を変えたい場合、床下の配管も変える必要があるため、工事しない部屋にまで支障が出る場合があります。そのため、構造以外を解体してから作り直すフルリノベーションは、間取りなどの制約が少ないメリットがあります。
まとめ
フルリノベーションは、構造以外を解体して、住宅全体をリノベーションすることを言います。間取りを大きく変えられるため、自分の生活スタイルにより寄り添った住宅を作ることができるでしょう。一方、大掛かりな工事になるため、工事費や工期がかかることを念頭に置いておきましょう。