2024.07.29.Mon リノベーションのヒント

スケルトンリフォームを大解説!メリットと費用は?マンションや戸建て事例公開!

こんにちは。クジラ株式会社の矢野です。

Writer
矢野浩一
代表取締役/プロデューサー
調理師学校を卒業後、起業という夢を叶えるため不動産業界へ。
20年近い不動産・建築業界での経験から、空き家を利活用した新しい形のホテル「SEKAI HOTEL」などの事業も手がける。
CREATOR’s STORY|矢野 浩一

リノベーションを検討していると「スケルトンリノベーション」という言葉を見かけたことはありませんか?

長く住んだ家を取り壊さずにより住みやすくしたい。
家の空間を自分たちの好みに作り直したい。
できるだけ低予算できれいな家に住みたい。

家全体へのこうした悩みを抱えている方の「こんな家にしたい」を叶えられるのがスケルトンリノベーションです。
今回はスケルトンリノベーションとは何か?
メリットや費用まで、大規模なリノベーションを検討している方が知りたい情報を紹介していきます。

スケルトンリノベーションって何?

戸建のスケルトンリノベーション

スケルトンリフォーム」「スケルトンリノベーション」とはどういった工事を指すのか。まずは、通常のリノベーションとどのような違いがあるのか確認してみましょう。

スケルトンリノベーションとは

スケルトンリノベーションとは、家の設備や壁、床などを全て解体・撤去し、骨組みだけの状態(=スケルトン状態)にした後に大規模な改修工事を行うリノベーション方法のことを言います。間取りや配管、空調機器、電気配線、床や壁の下地まで全てを新品に、さらに、自由自在に変更することができる点が最大の特徴です。

「スケルトンリフォーム」という言葉もよく使われますが、「修繕」を目的としたリフォームに対し、リノベーションは「現状よりも住みやすく、良い状態にする」ことを目的としています。骨組みだけの状態にして家の老朽化した部分を直すだけでなく、住み心地を良くし、家の機能性をアップさせるのがスケルトンリノベーションということです。

また「躯体現し」もスケルトンリノベーションと並列して頻出するキーワード。躯体現しは、スケルトンリノベーションで現した躯体や骨組みを生かし、そのままに仕上げる方法です。

リノベーションと何が違うの?

リノベーションとは、古くなった住宅を作り変えることです。
具体的には、大がかりな工事をおこなって、機能を刷新したり、使いやすさを高めたりして、中古住宅に新しい価値を与えることを指します。リフォームが「回復」の意味を持つのに対して、リノベーションは「付加価値」という意味を持っています。

「スケルトンリフォーム」は、その特徴から、施工後に建物全体の価値が上がることも多いため、実質リノベーションの一種と考えてもよいと言えるでしょう。

リノベーションの過程でスケルトン状態にするか、つまり、建物の骨組みの状態にしてから大規模な改修工事を行う場合は「スケルトンリノベーション」。
対して、骨組みの状態にはせずに、大規模な改修工事を行う場合は「リノベーション」という言葉で区別されます。

フルリノベーションとの違いは?

フルリノベーションとは、構造体以外をすべて解体し、住宅全体をリノベーションすることを言います。
大きく解体することで、部屋の間取りを変えたり、二世帯住宅にすることもでき、主要な構造体を残して改修するスケルトンリノベーションもフルリノベーションの一種と言えます。

マンションの場合は内部のみスケルトンに

マンションのスケルトンリノベーション

マンションでは専有面積のみリノベーションが可能なため、スケルトンリノベーションといっても、外壁の取り壊しはできません。
それでも、梁や天井をむき出しにしたラフなテイストにしたり、天井を高くすることは可能ですので、制約のあるなかでも空間の印象を大きく変えられます。

ただし、外壁、ベランダや窓、玄関は共有部分になるため変えることができないため、外観と内観でギャップが発生してしまうマイナス点もあります。

スケルトンリノベーションでできること

スケルトンリノベーションではどんなことができるのでしょう?
全てを取り壊すといっても何ができるのか具体的には思いつかないかもしれません。
スケルトンリノベーションでできることを知っておけば、大規模なリノベーションを検討するタイミングで一度に機能性、デザイン性ともにアップさせることができます。

どの程度の規模のリノベーションにするか考えがまとまらない場合にも、スケルトンリノベーションでできる内容を知っていることで「部分的なリノベーションにするか、スケルトンリノベーションにするか」で大まかなリノベーションの方向性を決めやすくなります。

間取りを変更して住みやすい家に

スケルトンリノベーションの一番のポイントは間取りを変更できることです。

今よりゆったりしたLDKにしたい。
玄関に土間収納やウォークインクローゼットを作りたい。

こういった今の住居のままでは実現できない間取りの変更を伴った家づくりが可能になります。

また、スケルトンリノベーションでは配管スペースなども変更できるので、水回りを大きく変えることもできます。
水回りをまとめたり、キッチンの場所を変更することで家事動線がとりやすくなります。
家族の人数に合わせて部屋数を多くする、少なくする、荷物が増えてきたからウォークインクローゼットを作るなど、部屋の数も思い通りのままになります。

スケルトンリノベーションの間取り変更

部分的なリノベーションでも壁を取り壊して部屋を広げたりできますが、スケルトンリノベーションでは家全体の間取りを見直してより住みやすい間取りを作ることができます。

再建築不可の物件で新築同然の家づくり

今の家を解体して建て直すとなると、建築基準法で幅4m以上の道路に2m以上隣接していることが定められています。
この建築基準法の制定前の住居の場合、建替えができない場合があります。
古い住宅ではこの再建築不可の物件が多く残っています。

こういった住居では建替えはできませんが、スケルトンリノベーションで新築同然の家を造ることはできます。
また、このような住宅だと物件自体の価格がかなり安くなっていることが多いので、購入・リノベーション費用が別の土地(同じ相場のエリア)で新築を建てるのに比べるとかなりのコストダウンになります。

住みたいエリアの再建築不可物件を安く購入してスケルトンリノベーションをして住む、というパターンもこの数年で増えてきています。

「古い家は不安」と思っていても、後述する通り、梁や柱などで傷んでいる箇所があれば直せるので耐震性などの不安もクリアできます。
住みたいエリアと予算が乖離している場合はこの選択肢を候補に入れるのもいいでしょう。

耐震性アップ

壁の内側の梁や柱など見えない部分は知らない間に劣化し、傷んでしまっていることがあります。
古い家だと耐震性を不安に思う方もいるでしょう。
実際、現行の耐震基準を満たしていない場合もあり、そういった時には耐震の補強工事を行います。
具体的には、コンクリートを打ち直したり、耐震ダンパーを設置することで耐震性をアップさせます。
現状にどのような補強をすれば耐震性がアップするのかは専門知識がないと全く分かりませんから、スケルトンリノベーションでしっかり見てもらえると安心ですよね。

また、スケルトンリノベーションでは梁や柱などの劣化、傷みを見ることができるので、壁の内側に潜んでいるダメージを補修することができます

外壁を解体した写真

日の当たりにくい箇所では壁内部が知らない間に腐敗していたなんてこともあり、こうした家の劣化は壁を外してみて初めて分かります。
内部のダメージをしっかり直していくことで長く安心して暮らせる住居ができます。

断熱効果もアップ

古い住宅だと断熱材が使用されていない、または使用されていても十分ではないことがあります。
今住んでいて寒暖に悩まされているなら、リノベーションを検討したタイミングで断熱性についても相談してみるといいでしょう。

マンションでは外壁を工事することはできませんが、二重サッシにしたり、壁内部に断熱材を入れるなどの対策もできます。
工事費用はかさみますが、暑さ寒さに強い家は省エネになるので、長い目で見ればかなりの節約になります。

スケルトンリノベーションのメリット

ここまでを読んで
「制約があるのが嫌だから建替え!」
「費用がかさみそうだから部分のみ!」
と思っている方もいるかもしれません。

しかしスケルトンリノベーションには、建替えや部分のみのリノベーションよりもいいところもあります。
知らないうちに選択肢を消してしまわないように、スケルトンリノベーションのメリットについても知っておきましょう。

建替えより費用を抑えられる

リノベーション 費用

今の住居を全て取り壊して建て替える場合、解体費用といちから建てる費用がかかってきます。
それに比べてスケルトンリノベーションは骨組みを解体しない分、一般的には費用を抑えられます。

前述している通り、スケルトンリノベーションでも外観、内装ともに完成は新築同然の見た目になります。
同じ予算内であれば建替えせずに浮いた分で、内装にお金をかけることもできますね。

好みの家づくりを可能に

古い家だと今のライフスタイルには合わない間取りだったり、内装も少しレトロ感が強いことが多いですよね。
リノベーション前には想像もつかないかもしれませんが、間取りを変更し、内装も変われば新築でなくても自分たちの好みの家を作れます。

気になる部分のみリノベーションをするのももちろんいいですが、そうなるとリノベーション前後の空間が混在して家の中でギャップが生まれてしまいます。
もとの家のテイストや古さに問題がなければギャップはそれほど目立ちませんが、大きくテイストを変えたり、築年数の経った家だとどうしても新旧の違いが目につくでしょう。
部分リノベーションではこのギャップを埋めることはどうしてもできません。

全てを一新することで家全てを自分たちの好きな空間に作りあげられるのがスケルトンリノベーションの大きなメリットです。

目に見えない部分の安心

古い家に住む不安要素の一つは配線や配管など壁内部、床下の状態が見えないことにもありますよね。
スケルトンリノベーションは壁を全て取り壊すので、こういった目に見えない家の不安要素を取り除くこともできます。

配線や配管も知らず知らずのうちに劣化していくので、スケルトンリノベーションをするタイミングで状態を確認し、新しいものに取り替えておくとこれから長く住むのに安心して過ごせます。

スケルトンリノベーションの注意点・デメリット

マンションのスケルトンリノベーション
いざスケルトンリノベーションにしようと考えても、内容はリノベーション会社に任せておけばいいのか?そもそも、どんな会社にお願いすればいいのか?分からないことだらけですよね。

スケルトンリノベーションに限らず、リノベーションを検討しているならいくつかのポイントに注意しておき、デメリットを把握しておくことでリノベーション後に「こんなはずじゃなかった」を避けることができます。

住みながら工事・改修をすることは難しい

スケルトンリノベーションの場合、壁や床・天井を全面的に解体していくので、基本的には工事をしている間、生活場所の確保ができないケースがほとんどです。住んでいる状態での工事は、「スムーズな作業・工事ができない」という問題もあり、一時的に仮住まいへ引っ越しすることが多くあります。

その場合、荷物の運搬にかかる費用や、引っ越し日のスケジュール管理も別途必要になりますが、業者によっては、仮住まいの手配や荷物の預かりなどのサポートしてくれる場合もあります。

工事や打ち合わせの期間が長くなることが多い

スケルトンリフォームの工期は最低1ヶ月半〜3ヶ月程度を要します。

さらに、部品や資材を取り寄せるのに予想よりも日数がかかった場合や、リノベーションの施工段階でよくある、「工事が始まってから、予想外の劣化箇所を発見した」という場合には、工事期間が延長してしまうこともあります。

解体現場での打ち合わせまた、着工前の打ち合わせ・設計期間も、2〜3ヶ月ほどかかると見込んでおきましょう。
リノベーションを担当する会社との打ち合わせは、2週間に1度くらいのペースで行うケースも多く、工事のプランがなかなか決まらなかったり、お互いの都合で日程調整がうまくいかなかったりした場合には、工事を始めるまでにより多くの時間を要することもあります。

仮住まいへの引っ越しもスケジュールに入れつつ、工事をいつ開始したいのか、逆算してリフォーム会社に見積もりを依頼することが望ましいでしょう。

業者選びは慎重に

リノベーション会社はまず、実績のある会社がおすすめです。
特にスケルトンリノベーションの場合、解体などは職人の手作業になりますし、現状の骨組みにどんなダメージがあるか判断し、どんな修繕・補強をするのかは職人の経験と知識が頼りです。

そのためリノベーション会社の情報を見て希望する内容と同じようなリノベーションの実績があるか事前に調べておきましょう。

また、希望する内容に対してマイナスな指摘が多かったりする会社ではプランニングがスムーズに進みません。
希望内容を話しやすく、親身になってくれるかどうか、会社の担当の対応も大切です。

実際に相談に行ってみて「なんとなく合わない、話しにくい」と感じるのであれば、別の会社を探してみましょう。

さらに保障内容アフターサービスについても確認しておくことが大事です。
しっかりした会社であれば引き渡し後のアフターサービスも充実しており、保障内容についても詳しく話してもらえます。

リノベーションでは引き渡し後に「思っていたのと違う、不具合が出た」といったこともありますので、保障内容やアフターサービスが充実している会社の方がおすすめです。

▼リノベーションをトラブルなく進めるために読んでおきたい記事

プランニングをしっかりと

リノベーションのCGパース
リノベーションあるあるですが、着工してから追加で要望が出てきたり、当初の予定から変更したりということがあります。
工事中の様子で心変わりすることは決して悪いことではありません。

しかし、あまりにも途中の変更が多くなってしまうと追加の工事が増えたり、新しい材料が間に合わず待機時間ができてしまったりします。
工事費用もかさみますし、工期も長引くため、できるだけ途中の変更は避けたいものです。

プランニングの段階でCGパースなどを使い完成後のイメージをしっかりもち、細かなところまで相談しておくことで途中の変更、追加を減らすことができます。

スケルトンリノベーションの費用相場・施工事例は?

リノベーションを検討するなかで一番気になるのが費用の問題という方も多いですよね。
建替えより費用を抑えられるといっても、スケルトンリノベーションは部分リノベーションに比べると費用がかかります。
また、スケルトンリノベーションに限らず、リノベーションをすると「思っていたより費用がかかった」というケースが多くあります。途中で希望が増えることで工事内容も追加されたり、建物のダメージがひどく見積もり以上の修繕費用がかかってしまったという場合があるからです。

さらに、スケルトンリノベーションと一口に言っても、マンションなのか、一戸建てなのかによって、施工期間や事例、予算は異なります。
実際にKUJIRAがスケルトンリノベーションをした実例4つをもとに、具体的な予算やリノベーションのアイディアをご紹介します。

マンションのケースの費用相場・施工事例

マンションをスケルトンリノベーションした際の費用相場は、1㎡あたり15万~18万円総額だと、マンション(70㎡)の場合、1,000万~1,300万円程度です。
上述した費用もあくまで平均的なものなので、希望する内容によってはもっと費用がかかることも考えられます。

【大阪市淀川区】「スマートライフ」を求めて。豊かな暮らしのリノベーション

新大阪で中古マンションを購入してリノベーションした事例。
今回は物件購入から住宅ローンの手続き、設計施工と家具のインテリアコーディネートまで、全てワンストップでご依頼いただきました。


LDKが各部屋と繋がってる事で自然に家族と顔を合わせ、家族の些細な気付きを感じる空間になりました。
リノベーション マンション
間取りを工夫する事ができるのもスケルトンリノベーションならでは。
子供部屋からキッチンにいる両親の姿が常に見える、その時間こそが、家族の「想い出」「成長」に繋がっていくのではないでしょうか。
マンションリノベーション事例
空間作りからコーディネートまで行う事で、「家具のサイズに合わせた壁」「空間全体のラインを統一」など、賃貸や分譲住宅では出来ない事も出来ます。
リフォーム・リノベーションだから出来る事の幅を広げてみてはどうでしょうか?

築年数40年
広さ約84㎡
工期約90日
参考費用1200万円(税別)

▼この中古マンションリノベーション事例はコチラ!

【大阪市北区】家族がつながるリノベーション

お子様が2人になり、賃貸のマンションでは手狭になってきたのをきっかけに物件購入とリノベーションをすることを決めた施主様。
家族全員が同じ空間で過ごせるライフスタイルに合ったお家にするため、”家族がつながるリノベーション”をコンセプトに設計させていただきました。

家族の人数に合わせて部屋数を多くする、少なくする、荷物が増えてきたからウォークインクローゼットを作るなど、ライフスタイルに合わせて部屋の数も思い通りのままになるのもスケルトンリノベーションのポイント。家全体の間取りを見直してより住みやすい間取りを作ることができます。
躯体現しのマンションリノベーション解体後の打ち合わせで残すことになった躯体の壁。
それに合わせて梁もモルタルを左官することで綺麗に仕上がりました。

ステンレスキッチンやモールテックスのカウンターとの相性もバッチリ!
マンションリノベーションの土間収納
壁の一部やカウンターを家族でDIY塗装していただき、お子様も楽しんで参加してくれました。
これからみんなで住む家に自分たちの手も加えて作り上げたことで、愛着を持って大切にしていただけるように想いを込めました。

築年数築39年
広さ約65.13㎡
工期約90日
参考費用970万円(税別)

▼この中古マンションリノベーション事例はコチラ!

一戸建てのケースの費用相場・施工事例

戸建てをスケルトンリリノベーション・フォームした際の事例・費用相場について解説します。
1坪あたり50~70万円総額だと、一戸建て(30坪)なら1,500万~2,100万円程度の予算を見込んでおくといいでしょう。
マンションの費用相場と同様に、希望する内容によってはもっと費用がかかることも考えられます。費用については工事前にプランニングを施工会社としっかり行い、追加のリクエストなどがないようにしておくこと、想定される追加費用について事前に確認しておくことで少しでも不安が取り除けます。

【高槻市】大好きな本と自然に囲まれて暮らす木造戸建

高台からの眺望が魅力的なこの物件。
特に2階からの眺めは格別で、部屋の全ての場所から景色を眺めれるように壁を一切作らず、ワンルーム構成にしています。

戸建てリノベーションまた、リビング、ダイニングや畳の小上がりなどスペース毎に床高や家具で目線の高さに変化をつけることで、それぞれの場所から異なった風景を楽しむことができます。

戸建てリノベーションの造作本棚本が大好きな施工主様ご夫妻にいつでも本に手が届き、読み耽れるように壁一面に本棚を。
全てを一新することで家全てを自分たちの好きな空間に作りあげられる、スケルトンリノベーションの大きな特徴が活かされています。

戸建てリノベーション解体後に現れた力強い丸太の梁が通る小屋組からは人の手からでは作り得ない自然のエネルギーを強く感じ、それらを活かすことに。
物件のポテンシャルを最大限に活かす事ができたのもフルリノベーションならでは。

築年数築33年
広さ約105㎡
工期約90日
参考費用1940万円(税別)

▼この中古戸建てリノベーション事例はコチラ!

【高槻市】木の暖かみと“遊び”を詰め込んだ木造戸建

「キッチンに立っている奥様とリビングでくつろぐ旦那様の目線が出来るだけ近いように」という仲の良いお二人だからこそ出たご要望を元に、リビングの床を他のお部屋より40cm上げました。
リビングの上部を吹き抜けにし、さらには小屋組露しにしたことで、床を40cm上げても開放感のある広々したリビングになりました。

木造戸建てのリノベーション

今の住居のままでは実現できない間取りの変更を伴った家づくりができるというメリットを活かし、床の高さや吹き抜けなど、空間全体のバランスを見ながらプランを考えることができます

リノベーションした土間収納庭とキッチンの間に構成された土間スペース。物を収納をするだけではなく、心地よい風や小鳥のさえずりを感じながら、ゆったりとコーヒーを嗜んで過ごせる空間になりました。

木造戸建てのリノベーション古材が貼られているインパクトのある壁面は、解体する時に出た和室の床下地だった古材を製材し施しました。リノベーションだからこそ、今まで隠れていた古材を生かす意匠ができました。

築年数築33年
広さ約115.76㎡
工期約180日
参考費用2200万円(税別)

▼この中古戸建てリノベーション事例はコチラ!

スケルトンリノベーションで住まいを一新

費用を抑えつつも、理想の家づくりを実現するスケルトンリノベーションについて紹介してきました。
せっかくリノベーションするなら、長く安心して住める家にしたいですよね。

こんな家にしたいという希望と安心感のどちらも叶えてくれるスケルトンリノベーション。
リノベーションの規模、内容に悩んでいるのであれば、スケルトンリノベーションで思い切って好みの住環境を形にしてみませんか?

まずはあなたがどんな家にしたいか、一緒に思い描いてみましょう。

▼スケルトンリノベーションならではの躯体あらわしについてはこちら!

▼リノベーション費用の相場や内訳の詳細はこちら!

WRITERこの記事を書いた人

代表取締役 / プロデューサー

矢野 浩一KOICHI YANO

代表取締役(プロデューサー) / 宮崎県出身 / お客様の“不安”を”安心”に転換できるプロデュース / お客様と一緒にチームを作るのがクジラ流です。とことんこだわりたいお客様から、「どうしていいかわからない」というお客様までクジラスタッフを上手くご利用ください。

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