2022.04.16.Sat リノベーションのヒント

【箇所別】リノベーション費用ってどれくらい? 相場と内訳をチェック

家をきれいにしたい。そう思ってリノベーションについて調べてみると思っていたより高額な費用がかかっていてびっくりしていませんか?

ネット検索で出てくるリノベーション費用のほとんどが総額なので、少しわかりづらいかもしれません。

自分たちのしたいリノベーション内容はいったいいくらかかるのか?この記事ではリノベーション箇所ごとに費用について解説します。

リノベーションにかかる費用って?

一口に「間取り変更」や「キッチンの入れ替え」といっても、工事内容は壁内部や床下など目に見えない部分も含まれてきます
その一つ一つの工事に費用がかかってくるので、見積もり書で初めて工事内容の項目を見た時に「この工事って何?」「これって必要なの?」とびっくりする方もいるでしょう。

リノベーションにかかる費用は、工事内容の多さと施工する範囲(広さ)に関わってきます。まずは工事内容がどのくらい多いものか、基本的に入ってくるであろう内容だけでも知っておくと見積もりを見てびっくり!ということがなくなります。

▼リノベーションにかかる基本の工事内容を知りたい場合はこちら。

住まいの困りごとを解消するリノベーション

住まいの困りごとに合わせて部分的なリノベーションを検討する人が多いのではないでしょうか。

部分リノベーションは、システムキッチンや洗面台など本体の設備価格に加えて、周辺の解体工事や設置するための工事が必要となります。

よくある家の困りごと、希望される部分リノベーションについてかかる費用を場所別にみていきましょう。

洗面所

毎日使う洗面所は家族がスムーズに使えることはもちろん、歯磨きや身支度の用意に気分が上がる素敵な空間にしておきたいですよね。

洗面所のリノベーション費用としての中心価格帯は10~25万円ですが、洗面ユニットのグレードやオプションを付ける、照明を増やす…といったこだわりポイントで50万円〜80万円程度かかることもあります。

メーカーが販売する既製品の洗面ユニットはサイズや種類も豊富でデザインも考えやすく、現状使用している洗面台と同じサイズを選べば施工内容が少なくなる(=費用が抑えられる)というメリットもあります。

洗面所という狭い空間でも、自分たちのこだわりの世界観を詰め込んだ空間にしたいという方にはオリジナル洗面台という案もあります。
こだわったお気に入りの洗面台は日々の生活をより楽しくしてくれそうです。

【洗面所のリノベーション費用】
平均費用:10〜25万円(税別)
▶︎オプション込み(グレードアップ、照明追加など)の費用:50〜80万円(税別)
▶︎オリジナル洗面台の費用:25〜50万円(税別)

▼オリジナル洗面台について事例と費用をまとめています。

 

浴室

浴室は使用していくことで劣化しやすい場所のひとつです。

近年の浴室は壁や床、天井、浴槽などといったパーツがあらかじめセットで製造されているユニットバスとして規格化されているため、ユニットバスからユニットバスへの変更はグレードにもよりますが、設置などの周辺工事を含め50〜80万円程度で交換できます。

しかしユニットバスではない古いタイプの浴槽で、ひび割れから水漏れしているなどの場合は追加で工事費用が加算されてきます。

またユニットバス自体の交換をせずに、壁・床の張り替えや部分補修だけであれば30〜50万円程度で施工できる内容もあります。

まずは浴室の困りごとを相談してみるといいでしょう。

【浴室のリノベーション費用】

▶︎ユニットバス交換の費用:50〜80万円(税別)
▶︎ユニットバス部分補修の費用:30〜50万円(税別)
▶︎ユニットバス以外の浴室補修の費用:20万円〜(税別)
▶︎ユニットバス以外の浴室交換の費用:100万円〜(税別)

トイレ

浴室に引き続き、劣化しやすい場所として挙げられるのがトイレです。

トイレは便器だけの交換であれば15万円程度で変更できます。床や壁の張り替えは別途かかってきますが、それほど大きな面積でないため、高額にはなりません。

トイレの部分リノベーションを検討するときは、
・便器そのものを新品にしたいか
・便座交換だけでいいか
・周辺(壁・床・天井・照明など内装)を替えたいか
という選択肢を検討すると考えやすくなります。

便座交換に加えて、壁・床などを一新するだけで全く新しいトイレ空間になり、費用も10〜20万円程度ですみます。

機能的な改善(トイレ便器の交換)なのか、見た目を一新(便座交換、内装)したいかで考えるといいでしょう。

【トイレのリノベーション費用】
▶︎便器交換の費用:15万円(税別)程度
▶︎便座交換+壁・床リニューアルの費用:10〜20万円(税別)

キッチン

誰もが憧れる素敵なキッチン。キッチン自身がグレードによってはかなり金額に幅があるため、リノベーションのなかでももっともお金の使い方に悩みやすい部分と言えます。

リノベーションにかかる費用も50 〜300万円程度までとまさにピンキリ。予算重視で考えるのであれば、前もって「どんなキッチンが」「どのくらいの費用で」実現するか知っておきたいですね。

▼キッチンリノベーションの費用について詳細な情報やリノベーションアイデアをまとめています。

キッチン本体を安価におさえて、「キッチン周辺のコーディネートにこだわる」という方法もあります。

写真の事例では、キッチン周辺にタイルを貼ったり、可愛い照明を設置し、インテリアとのバランスもしっかりコーディネートしています。

タイルも照明も数万円〜30万円程度で実現可能なうえに、選択肢は無限大。リノベーションのプロとたくさんの打ち合わせを必要としますが、あなただけのキッチン空間を目指してとことん話し合うことも大切ですね。

【キッチンのリノベーション費用】
▶︎キッチン本体交換の費用:50〜300万円(税別)
▶︎キッチン周辺リニューアルの費用:5〜30万円(税別)

▼費用を使い分け、キッチン周りのインテリアにもこだわった事例

収納スペース

住まいについての悩み・不満に挙げられることの多いのが収納スペース問題です。

クローゼットが少なく服の収納に困っているという方や、靴の収納スペースが足りなくて玄関が散らかるという方も多いでしょう。

写真のリビングクローゼットは、少しでもリビングがスマートに見えるように、収納するものを事前に確認して設置しています。

こちらのクローゼットには掃除機を入れるスペースなどをあらかじめ考えて作られています。こういったカスタマイズを含め、クローゼット設置に必要な費用は10〜15万円程度

また、人気のIKEAなど既に市販されている家具を“壁に埋め込む工事”で設置するのもオススメの方法です。

設置する居室部分(リビングや寝室など)のリノベーション工事の途中で先に家具を設置する方法になるので、事前の打ち合わせが重要ですが、購入予定の家具の費用に設置工事費用として5〜10万円程度追加するだけで、スマートな埋め込み式収納が実現します。

ライフスタイルの変化にあわせて、収納を増やす計画をするといいかもしれませんね。

【収納のリノベーション費用】
▶︎クローゼット新設の費用(周辺工事は別途):10〜15万円(税別)
▶︎オプション込み(ハンバーパイプや造作棚など)の費用:20〜50万円(税別)
▶︎メーカー市販の家具を壁に埋め込む設置工事費用:5〜10万円(税別)

▼こちらではリノベーション事例から収納スペースを作るのにかかる部分費用を紹介しています。

床(フローリング、塩ビタイルなど)

住まいの中で壁や床は面積が広い分、リノベーションした後の住まいの印象を一新させるものです。


使用する床材によって住まいの見た目が変わるだけでなく、歩いた時の感触やお手入れの仕方、耐久性といった特徴は床材によって様々です。

写真の事例では、18万円でリビング部分の23㎡を既存のフローリングから塩ビタイルに張り替えました。

種類が多くて判断に悩むことが多い床材ですが、お部屋のインテリアに大きく影響する箇所なので予算に合わせて満足いくものを選びたいところです。

【床(フローリング、塩ビタイルなど)のリノベーション費用】
▶︎塩ビタイルの費用:1㎡あたり7,000〜9,500円(税別)
▶︎フローリングの費用:1㎡あたり10,000〜30,000円〜(税別)
※既存の床材の解体が必要な場合、解体費用別途。

▼床材の種類・特徴、目安の費用などをまとめています。

階段

劣化した階段は見た目の悪さだけでなく安全性も脅かします。

階段リノベーションでは手すりの設置のみから階段の架け替え、さらには階段の位置の変更など内容によって工事費用は大きく変わります

手すりの設置やつけ直しのみの工事にかかる費用は8~20万円程度が費用の目安です。

今の階段に「音がきしむ・滑りやすい」といった問題がなくても昇り降りに不安を感じる時には、手すりの設置だけで昇り降りの不安が解消できます。

踏板の傷や汚れが気になったり、滑りやすい場合には床材の変更のみの工事になります。

費用の目安は15~30万円程度です。もとの階段がカーペットなら、カーペットの張り替えのみで5~12万円程度で済ませることもできます。

今の階段を取り外して新しい階段を架け直すのは60~100万円みておくといいでしょう。

大規模な工事になり、階段を使用できない期間もできますが、一から作り直すので蹴上げの高さ・踏面の広さを自分たちに合わせたサイズにできますし、デザインも自分たち好みの階段にできます。

階段を直したいというだけでなく、デザインなどにもこだわると毎日の生活に少しワクワクが足されるかもしれませんね。

写真の事例では階段の位置から見直し、さらにストリップ階段という開放感ある階段をオリジナルで制作しています。

階段本体は70万円程度ですが、間取りからプランし直しているので、周辺工事の範囲も広くなります。フルリノベーションを検討している人であれば、階段本体の費用だけ追加費用として考えれば実現可能です。

【階段のリノベーション費用】
▶︎手すり設置の費用:8~20万円(税別)
▶︎床材交換の費用:15〜30万円(税別)
▶︎床材交換の費用(カーペットの場合):5〜12万円(税別)
▶︎階段架け替えの費用:60〜100万円(税別)

▼階段の悩みを解消したい方にはこちらを参考にしてみてくださいね。

リノベーション費用の目安

リノベーションの費用は50万円程度で収まる部分リノベーションからフルリノベーションでは700万~1500万円程度かかることもあり、工事の規模によって大きく変わります。

フルリノベーションとは正確には「スケルトンリノベーション」と言い、家の間取りを変更したい、家の内装を一新したい、というお家全体に悩みを抱えている方向けです。

また中古住宅をリノベーションして住みたいという場合にもスケルトンリノベーションになる場合がほとんどです。

▼スケルトンリノベーションについて費用や工事に関わる基本知識をまとめています。

予算内で理想の家にリノベーションしよう

新築より安い、などと言っても決して安いものではないリノベーション。

リノベーションのプロに希望する内容や家の困りごとを相談する際に「自分の希望するリノベーション箇所はこのくらいの費用が必要」とわかっているだけでも相談しやすくなるでしょう。

この記事で解説した内容は「答え」ではありません。みなさんの住まいが理想に近づくための「ヒント」と思って参考にしてください。

WRITERこの記事を書いた人

代表取締役 / プロデューサー

矢野 浩一KOICHI YANO

代表取締役(プロデューサー) / 宮崎県出身 / お客様の“不安”を”安心”に転換できるプロデュース / お客様と一緒にチームを作るのがクジラ流です。とことんこだわりたいお客様から、「どうしていいかわからない」というお客様までクジラスタッフを上手くご利用ください。

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