GLOSSARY

リノベーション用語集

建築・不動産業界で使用されるリノベーション用語集をご覧いただけます。用語は随時更新されます。

建築用語インスペクション

インスペクションとは、調査や視察などの意味をもつ英語です。住宅業界におけるホームインスペクションは、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修するべき箇所やその時期、概算費用などを算出する検査のことです。
ホームインスペクションをするタイミングは、不動産を売買するタイミングに多いです。ホームインスペクションは義務ではありませんが、住宅の状態を把握して、それに合った価格を設定したり、引き渡し後に買主とのトラブルを防ぐことができます。

インスペクションのヒント

インスペクションのメリット
リノベーションにおいてインスペクションを行う場合、以下のようなメリットがあります。
・住宅の専門家が検査するため、中古物件でも安心して住宅の購入や居住ができる
・欠陥住宅を購入してしまうリスクを減らせる
・住宅の構造や設備などの状態を把握できる
・補修内容や費用を前もって知ることで、リノベーション計画の見通しを立てられる
・報告書を残すことで、住宅の資産価値を証明できる

特に、耐震補強の必要性や雨漏りの有無で補修工事にかかる費用が大きく変わります。そのため、ホームインスペクションは補修工事と理想の工事にあてる費用の割合を把握するために役に立ちます。

インスペクションの注意点
リノベーションにおいてインスペクションを行う場合、注意点もいくつかあります。
・調査できない箇所もある
・買主が費用を負担しなければならない場合がある

ホームインスペクションを行うことで、住宅の状態を知ることは可能ですが、建物全ての調査をできるわけではありません。検査者が歩行可能な範囲において、目視で調査を行うため、住宅構造の内部など、解体しなければ確認できない箇所は調査の対象外となります。また、売主がインスペクションを行っていない場合、買主が費用を負担しなければならないという留意点があります。費用は面積や検査内容によって異なるので、必要性を判断して行いましょう。

まとめ

ホームインスペクションは、住宅に詳しい専門家が調査を行うため、安心して住宅を購入し、居住することができます。リノベーションの費用や間取りの計画も立てやすくなるため、実施によるメリットは大きいと言えるでしょう。しかし、費用は買主が負担しなければならない場合や、全てを検査することはできないことは留意しておきましょう。

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