インタビュー │ 工場をまるごとショールームに?@盛光SCM
クジラでは若手メンバーが、オフィスやご自宅にて“洗面所をDIYする企画”を行っております!
2019年の年末にモノづくりの町と言われる東大阪にある盛光SCMさんにてDIYさせていただきました。
完成から約半年たった今、盛光SCMの草場社長に「なぜ洗面所をDIYする事になったのか」「社内での反応」を語っていただきました。
当時のDIYの様子はこちらから
「工場をまるごとショールームに」トイレを大規模DIYしました!
目次
モノづくりは過程に価値がある
━こちらから提案させていただいた洗面所DIYでしたが、どうして承諾していただいたのですか?
草場社長:最初は正直ボランティアやと思ったよ。(笑)
この子たちの経験のために協力してあげるって感じやったね。
本荘:やっぱりそうですよね。当時インターンで大学4年だった私と、設計1年目だった兒島が右も左も分からない状態で草場社長の熱意についていくのに必死でした。(笑)
草場社長:でも、打ち合わせの中で「会社で一番収益の生まないトイレをショールームにしよう」という言葉に共感して、一緒にやろうと思った。
あと、モノづくりには過程に意味があると思ってるねん。
トイレをかっこ良くするって言ったって、ホテルのトイレとかお金のかかってるトイレには敵わへんやん。だからデザインや金額で勝負するのではだめ。
それを作る過程に価値があると思った。
本荘:“過程”というのは会社でも大事にされていますよね。
草場社長:そうそう。どう楽しむかにお金を払った感じやったね。
工場見学の時もトイレ見てもらったりする事で会社の姿勢っていうのを示せるとも思ったしね。
▲今回のDIYで主役にした盛光SCMの自社製品“ALED”
スタッフみんなで考える事が大切
━「朝礼でプレゼンしてよ」と言われた時はとても緊張しました。
草場社長:空間の企画から共同でやるのが大事!
社長同士の打ち合わせだけで決めていく事じゃないからね。
盛光SCMのスタッフとクジラのスタッフと一緒に考える事で化学反応が起こる事を期待してたよ。
本荘:朝礼でデザイン案をいくつか出すと、「この照明の配置だと綺麗に見えないんじゃない?」と意見が出たりもして、私たちよりも何倍もこの照明のことを考えているからこその意見だと思いました。自分が勤めている会社で今何が起きているのかを知り、一緒に企画するというのはチームの一体感が出る良い機会だったと思います。
▲朝礼でどのデザインが良いかを話し合っている様子
サプライズメッセージで暖かい気持ちに
━DIYの最終日に壁一面に盛光SCMのみなさんがメッセージを書いてくれていた事が一番印象に残っています。
草場社長:朝礼で「今日で完成するで!」って伝えたら、みんなでメッセージ書こうって自然になったな〜
本荘:こんな若者に対してもすごい暖かい人たちだなと感動しました。
DIYの作業中も元工務店だったスタッフさんが手伝ってくれたり、通りかかる人が気にしてくれたり、“過程を楽しむ”という事が少しでも体現できたのではないかなと思います。ちなみにPCのデスクトップをその時の写真にしてモチベーションにしています。
▲養生している廊下の壁一面に「ありがとう」とメッセージが
━最後に洗面所をDIYしてみていかがでしたか?
草場社長:他社の社長やスタッフの皆さんが会社見学をしていた時、そこの社長がスタッフに「4階の洗面所見てきてみ」と言ってたよ。
本荘:そうだったんですね!良かったです。
草場社長:あと、洗面所をDIYしたら、前の廊下がめっちゃかっこ悪いなってなって、結局廊下のDIYもみんなでしたよ。(笑)
本荘:久しぶりに来てみたら廊下がめっちゃかっこ良くなってて驚きました!
自ら工場をブランディングしているからこそ、自社にファンができるような工場だと思いました。
また、そこで働いているスタッフも自社を自慢できるようなお手伝いをDIYでショールームを作る事でできていたらと思います。