2023.01.19
最終更新日
2023.01.19
リノベーションのヒント

駅から遠い中古マンションを買って後悔?購入前に検討したいデメリットを解説

マンション購入前に検討したいデメリット

中古マンションの購入には「間取り」「予算」「性能」さらに「立地」といった条件も大事ですよね。
アクセスを重視すれば駅の近くがいいですが、ある程度静かで緑があるような住宅街を求めるのであれば駅から少し距離があった方がいいでしょう。
また車移動が中心の場合には、駅からの距離は気にしなくてもいいかもしれません。

しかし一般的には駅から遠い中古マンションはおすすめされていないのも事実。
今回は駅から遠いマンションはなぜおすすめされないのか、デメリットについて知り、後悔のない中古マンション選びに役立ててもらえればと思います。

駅から遠い中古マンション、具体的なデメリット3つ

駅から遠い中古マンションで実際に起こってくるデメリットは主に3つ挙げられます。

発展しにくい

都心・地方問わず、都市開発は駅を中心に行われることがほとんどです。
多くの人が利用しやすく、集客を見込めるためです。

現状では駅から遠い場所でも商業施設があり発展している地域もありますが、それは交通網が整備される前に人が多く住んでいた場所をめがけて開発された名残です。
こういった場所の住宅街はこれから高齢化や過疎化という問題が深刻化し、将来的に人が少なくなり、住宅街自体が廃れてしまうこともありえます。
そうした住宅街近辺が今後も同じように発展し続けるかというと可能性としては低いでしょう。

実際に地方でも新規のクリニックなどは駅周辺に多く立ち並んでいることが増えてきました。
医療施設だけでなくスーパー、本屋、薬局など生活に必要なものが駅に直結した施設に揃っていたりします。

長く住むことを前提にするなら今後も都市開発されるような場所かどうかという点も考慮に入れましょう。

通勤・通学の時間がもったいない

マンション購入前に検討したいデメリット
家はいわゆる「ベッドタウン」に、会社は都市部、という方も珍しくありません。
特に小さなお子さんがいる家庭であれば、静かで自然もあるような環境で育ててあげたいという希望で通勤時間の短縮を諦める方もいます。

しかし駅まで15分、30分とかかるような場所になってしまうと毎朝、毎晩15分、30分と時間を無駄にしてしまいます。
駅までのアクセスが徒歩であれば疲れて帰ってきたところで長時間歩かなければなりませんし、自転車やバスの場合には駐輪場代やバス代などの費用もかさんできます。

これから子どもが中学、高校また大学と進学していくにも、自宅が駅から遠いと通学に不便にもなります。
夜道を長時間歩かなければならないのは防犯上のリスクが高まりますし、子どもの体力も無駄に削ってしまいます。

買い手がつきにくい

マンション購入前に検討したいデメリット
駅からの距離が徒歩15分を越えてしまうと資産価値がかなり下がってしまいます。
将来的に売却を考えているのであれば、売却時に中古マンションがどれだけの価値が残るかも考えてみましょう。

反対に、駅から近い中古マンションでアクセスがいい駅であれば中古物件で築年数がある程度経っていてもほとんど値下がりせずとも売却できる、場合によっては購入時よりも値上がりしていた例もあります。

徒歩ならできれば10分以内であれば価格は下がるものの、買い手が全くつかないということは避けられそうです。

将来売却する時の条件と同じような条件の中古マンションの価格をチェックしてみるとなんとなく売却金額の想像がつくと思います。
エリアの需要が現状と同じとは限りませんが、アクセスの条件だけでも金額にいくらくらい差が出るのか知っておくと売却時のイメージがしやすくなります。

こんな場合は駅から遠い中古マンションもあり?

もしあなたが将来的に売却に期待せず、資産価値が下がってしまうことも許容できるのであれば駅から遠いデメリットは生活面だけになります。

車移動が中心で中古マンションの駐車スペースがしっかり整備されている場合や、バス停が目の前で駅まで簡単に乗り継いでいけるのであれば駅から遠くてもさほど問題ありません。
駅から遠い中古マンションの方が同じ広さ(間取り)、同じ築年数でも駅から近い中古マンションより購入価格はぐんと下がりますし、どこを優先するかによってきます。

駐車・駐輪スペースも要チェック

マンション購入前に検討したいデメリット
移動手段が車や自転車中心で駅から遠い中古マンションでも問題ないという場合には駐車場や駐輪場をチェックしておきましょう。
車移動が多いのに立体式の駐車場で入出庫に時間がかかるのであれば毎日の生活に不便を強いられます。
また自転車も1台ごとに駐輪代を払わなければならない場合には子どもが将来自転車を乗るようになった時に出費が増えてしまいます。

毎日の生活を想像してどんな不便が生じてくるのかよくシミュレーションしてみましょう。

自分に合った立地の中古マンションを見つけよう

ここまで述べてきたように、駅から遠い中古マンションが全てダメということではありません。
電車を日常的に使わない方には駅からの距離よりも間取りや築年数の方がもちろん重要になってくるでしょう。

しかし電車や徒歩での移動が中心の場合には、日常的に移動に時間がかかってしまうのは想像よりハードだという心構えが必要です。
実際「運動がてらに駅から少し歩くくらいがちょうどいい」と思って購入した方でも、仕事で疲れてへとへとな日に歩くのは心も体も疲弊し、後悔しているという声もあります。

自分たちのライフスタイルに合わせて生活に支障の出ない立地条件を考えてみてくださいね。

▼中古マンションを買う前に知っておきたい“見分け方”はコチラ!

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

山根 広大KODAI YAMANE

ディレクター / 奈良県橿原市出身 / お客様にとっての「カッコいい」とは何かを常に考えてご提案させていただきます / 自分だけのこだわりを沢山作ることを意識しています。こだわりが沢山あるほど人生は豊かになると考えています

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