2024.04.15.Mon リノベーションのヒント

白って200色ある!?空間をコーディネートする時のコツ|リフォーム・リノベーション編

マンションリノベーションキッチン

こんにちは、クジラ株式会社デザイナーの松尾です!

とある芸能人による「白って200色あるねん」というコメントが少し話題になりましたよね。私たちリノベーションのプロでも白を取り扱うことは非常に多く、考えれば考えるほど奥が深いと言えるのが白だと言えます。

清潔感、透明感などを好む人にはおすすめの白。

今回は、漠然としていた「白の使い方」について詳しく説明します。

白は本当に200色?

色を表現する場合、RGB(またはRGBカラーモデル)という表現法を用いるのが一般的です。

赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの原色を混ぜ合わせてひとつの色を表現します。原色ひとつあたり、数値の1〜255(256段階)で濃さを設定できるので、1677万7216通り(256の3乗)の色を表現することができるということです。

RGB値=255,255,255に設定すると白になり、RGB値=20,0,0に設定すると黒になります。

リノベーションのヒント

白と黒の間である“グレー”がありますが、白とグレーは境目が曖昧です。「どこまでが白?どこからがグレー?」という認識の中で、さまざまなRGBを設定していくと、一般的に“白”と認識される色は、実は1,000種類を超えることになるのです。

 リフォーム・リノベーションで白を使う場合

マンションリノベーション

では、リフォーム・リノベーションなど空間に白を取り入れる場合はどうでしょう。

先述したRGB値による白も様々ありますが、リアルな空間の場合、「光の当たり具合」や「人の目による認識」によっても受ける印象が変わってくることがポイントです。

「RGB値で設定した色が何色か?」ではなく、人の視覚によって「どう見えるか?」という視点で空間をコーディネートする必要があるということですね。

人の視覚について様々な情報が出ていますが、人が認識できる色は1,000万を超えるとも言われる一方、人間は「他の色と比べないと、色を認識(特定)できない」という性質も持っているそう。

「どの白を使うか?」ではなく、「白と何色を組み合わせるのか?どう組み合わせるのか?」が重要です。

▼白い床に合わせてうまくコーディネートしたい方はコチラ!

白を上手く使ったリフォーム・リノベーション事例

白と黒のコントラスト

白でまとめたスッキリとした空間に、黒が入るとスタイリッシュでいいですよね。

さらにこのリノベーションでは、よりスッキリした印象になるように空間における「面」の数を減らすように設計しています。テレビが壁面にスマートに収まるように設計したのも面を減らす狙いでもあります。

▼この白を使ったリノベーション事例を詳しく知りたい方はコチラ!

白にポイントで真鍮を取り入れる

リノベーションのヒント

マンションのリノベーション事例

こちらのリノベーション事例では、ドアの取手やハンガーパイプなど細かなところに真鍮を取り入れています。

全面的に白を配色しつつ、ポイントで真鍮を使うと、派手すぎず高級感を演出できます。

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 白い空間に柄物で変化を

マンションリノベーション

マンションリノベーション

白系統でまとめつつ、一部に柄物を取り入れるのも良いアイデアです。空間全体、もしくは空間の大部分を白で統一する場合は「なんだか物足りない…」となってしまうリスクもあります。

空間の一部分だけでも柄物を取り入れると、コーディネートに変化が生まれて良いバランスになります。

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無難ではなく“洗練された”空間のために白を!

清潔感、透明感を印象づけてくれる白。

特に住まいでは白を無難に使ってしまいがちですが、他の色との組み合わせ方や、同じ白でも異質な素材同士を組み合わせることにこだわれば素敵なコーディネートが実現します。

▼白でインテリアコーディネートしたい人はこちらがオススメ!

「派手なデザインは嫌だけど、上手くオシャレ感を出したい」人には特にオススメかもしれません。

空間づくりにおける、白がもたらす選択肢は200どころではありません。まさに無限大の可能性にあなたもチャレンジしてみませんか?

▼派手にしたくない!という方はコチラもオススメ!

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

松尾 翔SHO MATSUO

デザイナー / 兵庫県神戸市出身 / 空間や思考においてギャップを作ること。
それらがお客様やゲストなどの利用者にとって、良い意味での驚きや心を踊らせるような体験に繋がると信じています。 / 私たちの仕事はカッコいい空間を作ることではなく、お客様の暮らしがより素敵になるようにデザインすることです。
プロとしてお客様のご要望を叶えるだけではなく、言葉にできない "想い" を引き出し、表現することを心掛けています。

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