2024.05.22.Wed リノベーションのヒント

子ども部屋を作る!賃貸でもOKな簡単な仕切り方やレイアウトのコツを紹介!

子ども部屋 リノベーション

子どもが小さいうちはリビングで一緒に過ごすことが当たり前で、おもちゃもリビングに置かれている、というご家庭も多いでしょう。小学生に上がってからもリビングに教科書やランドセルを置くスペースをつくり、リビング学習をしているというパターンも珍しくはありません。そういったうちは、独立した子ども部屋の必要性について、そこまで感じることがないかでしょう。とはいえ、子どもが思春期になると、だんだん自分の部屋を欲しがるように。日本の狭小住宅においては独立した子ども部屋としてのスペースの確保が難しいこともあるため、完全な個室ではなく仕切りを上手に活用しながら子供部屋を作ることが必要になってきます。今回の記事では、そのコツをご紹介していきましょう。

子ども部屋を仕切る目的

仕切りを使って子ども部屋としてのスペースを確保するためには、さまざまな方法があります。なんとなく手の出しやすいもので仕切るというよりは、「なぜ部屋を仕切りたいのか」「仕切ることによってできたスペースをどう活用したいのか」といった目的を、しっかり見据えることが大切です。目的をはっきりさせることで、限りある空間を有効に活用することができます。

勉強に集中できる環境を作る

仕切る目的の多くが、勉強に集中できる環境を作ることです。とくに兄弟がいる場合は子供部屋を共有していることも多いですが、試験や受験のために集中して勉強する必要がある場合に、仕切りが有効になります。子どもが1人でも、例えばベッドとデスクの間に仕切りを入れるなどして、より勉強に集中しやすい環境を作り出すことができます。
子ども部屋 リノベーション

兄弟がいる場合はスペースの確保

兄弟で一つの部屋を使用している場合は、年齢を重ねるにつれ、一人ひとりの生活パターンが変わってくるタイミングがあるでしょう。一人が寝ていても、一人は明かりを灯して勉強に集中しなければならない、というシーンも。そんなとき仕切りがあることで互いに気遣うことができ、ストレスなく過ごせます。兄弟の性別や年齢差によっても、適切な仕切り方は変わってくるでしょう。年も近く同性で趣味やライフスタイルが似ている場合は、一部を仕切るという形でも仲良く過ごせます。一方で年齢が離れている異性の場合は、ライフスタイルがさまざま。独立性の高い仕切りの導入を検討しましょう。
ビル_施工事例

仕切るメリット・デメリットは?

子ども部屋として仕切るメリット・デメリットを見ていきましょう。子どもの年齢やライフスタイルによっても変わってくるため、メリットデメリットを整理した上で今がそのタイミングなのかを検討する必要があります。

メリット

メリットの一つに、子ども自身が自分のスペースを与えられたという責任感から、片付けや掃除に熱心に取り組むようになることがあります。また、自分の空間があることでプライバシーを確保しやすくなり友達を呼んだりすることもできるように。兄弟がいる場合などは、なおさらです。そして最大のメリットは、集中して勉強ができること。親の目が届きやすいリビング学習ももちろんいいのですが、どうしても周囲の生活音が気になり、集中しにくいといったケースも。確保されたスペースで静かに勉強することで学力アップも期待できます。さらに、親側へのメリットもあります。子ども自身の部屋ができると教科書や学校関連のものなどを部屋に置くため、リビングがすっきりします。

デメリット

一方で、デメリットもあります。子どものプライバシーば守れるということは、親の目が届きにくくなることにも繋がります。勉強をしているかと思いきや、ゲームやSNSに夢中になっているというケースも。夜ふかししても親が気付きにくいということもあるため、子どもの様子をよく観察しつつ見守ってあげることが大切です。また、リビングで家族で過ごす時間が必然的に減ってしまうため、コミュニケーションが取りづらくなる場合も。その分休日にゆっくり一緒に過ごす時間を意識的に作るようにするなど、工夫をしましょう。また、仕切りを新しく設ける場合は採光や冷暖房の効きなどにも着目したいものです。仕切りを設けた後に過ごしにくくなってしまっては、せっかくの子ども部屋も台無しです。エアコンや窓の位置を考えながら仕切りを設置するようにしましょう。

いつのタイミングで行う?

子ども部屋に間仕切りを作るタイミングは、その子の個性やライフスタイルを見極めることが大切です。子ども部屋を作るきっかけとして多いのが、小学校に通うことに慣れた2年生〜3年生のタイミング。小学校1年生のうちはまだ親が管理してあげることが多いですが、小学校中学年くらいになると、身の回りのことは自分でするという習慣づけにもなります。また、一般的に思春期といわれる10歳ごろになると、1人で過ごす時間も必要となります。子どもの意見も聞きつつ、家族みんなのライフスタイルを加味しながら、子ども部屋を作るタイミングを相談して決めるのがいいでしょう。

子ども部屋を仕切る費用は?

気になるのが、どれくらいの費用がかかるかということ。固定式の壁を作って仕切る場合と、可動式の仕切りを利用する場合で大きく異なります。
子ども部屋 費用

固定式の仕切りの場合

固定の間仕切りを作る場合は、新たな壁やドア、照明やコンセント、エアコンの増設が必要になり、工事が大掛かりに。その場合は、50万円前後を予算として考えておくといいでしょう。ただし、その家の構造にもよりけりです。2部屋に分けやすい構造にしてある物件であれば、間仕切り壁を設置する費用として10~15万円ほどでおさまる場合もあります。ここで注意したいのが、固定の間仕切りを作る場合は、建築基準法により作れないことがあること。窓が小さかったり窓がない部屋が作れないということが法律で定められているため、依頼する業者に確認をしましょう。

可動式の仕切りの場合

一方で、可動できる間仕切りを作る場合はおよそ10万円前後と言われ、固定式よりも手軽な工期と金額で行うことができます。間仕切りにはさまざまな種類があるため、費用感は大きく変わります。安価なもので揃えれば、3〜5万円前後でも十分な間仕切りを作ることはできます。目的をクリアできるのであれば、予算に合わせて選ぶのもいいでしょう。以下で、どんなものを使って間仕切りできるのかを見ていきましょう。

簡単な仕切り方は?レイアウトに活用できるアイテムはこれ!

可動式の仕切りの種類をご紹介します。基本的には購入してセルフで設置できるものが多く、業者に依頼するレベルの工事は必要なく完成できる場合がほとんどです。そのため取り外しも簡単で、子どものさらなる成長にともないカスタマイズしやすいのもメリットです。独立した子ども部屋を検討しているため固定式がいいという場合も、まずはお試しで可動式の間仕切りを導入してみて様子を見るというのもあり。

2段ベッドで仕切る

部屋の中心に兄弟の2段ベッドを設置して、部屋を2つに分ける方法があります。2段ベッドの設置がスペース的に難しいという場合は、柵や本棚のようなものを利用してもいいでしょう。ベッドは共有スペースで、その両脇がそれぞれのパーソナルスペース。必要に応じて1人の空間と兄弟の空間を生み出せる、スタンダードな方法です。
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パーテーションで仕切る

気軽なのが、パーテーションを使う方法。安いものでは数千円から市販されており、設置もただ置くだけで簡単です。置くだけの折り畳みタイプ、天井と床を突っ張り棒で固定するタイプがあります。折り畳みタイプでもキャスター付きで移動できるものなども。必要なときだけ仕切ることができるため、試験的に導入してみる場合などにおすすめです。パタンと倒れてしまうこともあるため、安全性には十分に考慮した上で導入したいもの。小さな子どもがいるご家庭の場合は、特に注意が必要です。その場合は、天井と床を突っ張り棒で固定するタイプがおすすめです。

間仕切り収納で仕切る

間仕切り用に販売されている収納も多くあります。両面から物を出し入れできる収納棚がついているなど機能的なものも多いです。天井まで仕切れるようになっておりスペースを上手く活用できる棚、背板が無く棚の上部にある程度の空間があり圧迫感を感じさせず部屋を仕切るタイプのものなど、設置の目的によって選べる商品はさまざま。いろいろな商品を比べてみて、ライフスタイルと鑑みたときに目的に合わせたものを選びましょう。またこういった製品を活用する際は、地震対策もしっかりしておきましょう。余計なスペースを使うことなく間仕切りができるのは、部屋を広く使うためにも大きなメリットです。

カーテンで仕切る

突っ張り棒を利用して壁に穴を開けずにカーテンを間仕切りとして使う方法もあります。カーテンにはさまざまな種類があり、遮光性・防音性があるものを選ぶと、仕切りとしての機能をより果たしてくれるでしょう。色柄も豊富に揃うため、インテリア的にも楽しく選ぶことができるはずです。選ぶ際に自宅で洗濯することができるのかなど、メンテナンスの部分もチェックしておきたいものです。2段ベッドにカーテンを採用して、よりプライバシーを守るような設計をすることも可能です。天井まで締め切るアコーディオンカーテンなどもありますが、その場合は天井にカーテンレールをつける必要が出てきて穴を開けなければならない場合もあります。賃貸物件に住んでいる場合などは穴を開けるのが難しいこともあるので、検討が必要でしょう。
中古マンションリノベーション事例

ロールスクリーンで仕切る

必要なときだけ上から下に下ろすことで間仕切りを作ることができるのが、ロールスクリーン。突っ張り棒で壁に穴を開けずに設置できるタイプのものあるので、探してみましょう。仕切りが不要なときは上にあげておくことができるため、部屋を広く使うこともできます。カーテンと同様に、遮光・防音機能のアイテムもあり、色や柄も豊富なので部屋のアクセントにもなります。小さい子どもがいるご家庭では、下ろすときに引っ張る紐の取り扱いに注意しましょう。

パネルドアで仕切る

複数枚の板がパネル状に連なったパネルドアで部屋を仕切ることも可能です。おしゃれな木目調などいろいろ選べてインテリアに馴染み、景観を損ねずして気軽に設置できるのも魅力的です。ドライバー1本で簡単に取り付けられるものもありますが、物件の状態によっては壁に穴を開けなければならない場合も。選んだ商品が物件の特性にマッチするものなのかは、しっかりと見極めて選びましょう。水や汚れに強い樹脂製パネルを使用したメンテナンスが簡単なものや、窓ありのタイプなども。いろいろな商品を見て、ぴったりなものを探してみるといいでしょう。

【事例】エアコンを一台で子ども部屋を仕切る方法

兄妹で使用する子ども部屋。年頃のお子様にとっては四六時中顔を合わせるというのも気恥ずかしいところがあります。そこで、部屋の中央に造作の机を設置して、視線を遮るようにしました。エアコンは一台でまかなえるように、上部は解放しています。さらに、永く大切に使ってもらえるようにお客様自身で造作机を塗装するDIYをしていただきました。
中古マンションのリノベーション事例

家族のライフスタイルは、そのときによって変わっていくものです。リノベーションなども視野に含めつつ、まずは簡易型の間仕切りを利用することで、より過ごしやい空間に。子ども部屋で間仕切りの設置を考えている方や、将来的に間仕切りの設置ができるような間取りの設計を今から考えたい……という方は、ぜひKUJIRAにご相談ください。

WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

菅原 沙絵SAE SUGAHARA

設計 / 大阪府大阪市出身 / 普段からデザインを意識的に見て、自分ならどうするのか考えるようにしてます / インテリア雑貨が好きでナチュラル・シンプルなものを集めることにはまっています

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