回遊動線と収納量、どちらも諦めない。家族で楽しんだ部分リノベーション | インタビュー

男の子2人が、家の中でものびのびと走り回れること。
M様ご夫婦の家探しは、そんな「家族が育ち合う時間」を思い描くことから始まりました。
辿り着いたのは、庭とテラスのあるマンション。
古い建具や間取りをすべて壊すのではなく、本当に必要な部分だけを整える「部分リノベーション」という選択でした。
「散らかることよりも、行き止まりがあって動けないことのほうがしんどい。」 日々の小さなストレスを紐解き、庭からの光が奥まで届くやわらかな空間へと再構築していく。 家族のリアルな日常に寄り添った家づくりの裏側を、M様とプロジェクトメンバーに伺いました。
▼今回のPJメンバー
施主様:M様ご家族
クジラディレクター:三輪・長竹
クジラデザイナー:西上
クジラ施工管理:西山
▼施工事例 | WORK
目次
決め手は「庭とテラス」。活発な男の子2人がのびのび育つ家へ
クジラ(以下略)本日はよろしくお願いします!完成したご自宅、庭からの光がたっぷり入って本当に心地よい空間ですね。まずは、マイホーム購入のきっかけから教えていただけますか?
M様(奥様):もともとは夫婦で「ずっと賃貸でいいな」と話していたんです。でも、ちょうど2人とも育休中でこれからの暮らしを考えた時に、男の子2人が大きくなることを想像すると「今のままじゃ絶対に手狭になるな」と。
それで「子どもがある程度走り回れる広い家」を探し始めました。
住んでいた賃貸のリビングが14畳ほどあったので、夫婦の中では「絶対にリビングは20畳くらいほしいよね」という条件を決めました。

三輪:20畳となると、かなり広々としていますよね。
M様(奥様):そうなんです。新築やリフォーム済みの物件でその広さの間取りってなかなか無くて…。それなら、自分たちで間取りを自由に変えられるリノベーションにしようと決めました。
三輪:そこからリノベ前提で探し始めたんですね。広さを求めるなら戸建てという選択肢もあったかと思いますがいかがですか?
M様(旦那様):最初は戸建ても検討したんです。でも、エリアは絶対に北摂という強い希望があって。北摂エリアだと、どうしても予算オーバーでした。
現実的な予算とのバランスを考え、マンション一択に絞って探しました。いくつか内覧に行く中で、この物件に出会ったんです。
三輪:最終的に、この物件の購入を決断した一番の理由は何でしたか?
M様(奥様):広さもそうですが、「庭とテラスがあったこと」です!マンションなのに外の空間との繋がりがあって、ここなら家の中なのに、外でも子どもたちがのびのび遊べると思いました。
M様(旦那様):良い物件だったので、不動産会社の人にも「他にも検討している人がいる」と言われて、思い切って決断できました。

-今回は「部分リノベーション」という形でお手伝いさせていただきました。
資金計画や予算の割り切りなどはどのように進められましたか?
M様(旦那様):物件費用とリノベーション費用、さらに新調する家具なども全部含めて「トータル4,000万円以内」に抑えたいという明確な目標がありました。
たくさん情報収集した中で、水回りの位置を大きく動かしたり、フルリノベーションをすると金額が跳ね上がると知ったので、使える部分は残す「部分リノベ」で金額を抑えつつ、その浮いた分のお金を家具やインテリアにかけたいなと。
最初からかなり自分たちで優先順位を決めていました。
第一印象は「柄シャツのお兄ちゃん」。包み隠さない姿勢が信頼に
三輪:今回は「部分リノベーション」という形でお手伝いさせていただきましたが、数ある会社の中からクジラを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
M様(旦那様):クジラさんを見つけたのは、Instagramの広告だったと思います。
当時かなり情報収集をしていたので、AIがおすすめしてくれたみたいです。
M様(奥様):実は…三輪さんの最初の印象、あんまり良くなかったんです(笑)。
三輪:えっ、そうだったんですか!?
M様(奥様):クジラさんに行く前に見学した会社が、スーツをピシッと着た営業マンの方で。だから「リノベの打ち合わせってキチッとしてるんやな」と思っていたら、クジラさんですごい柄シャツを着た若いお兄ちゃんが出てきて(笑)。最初は「大丈夫かな?」と少し不安になりました。

M様(旦那様):でも、話していくうちに人柄がすごく素敵だなと気づいて。いわゆる営業マンっぽくなくて気さくで、他の会社で迷っていると伝えた時も「あそこの会社のいいところはこうですね」「クジラのメリットとデメリットはこれです」と、包み隠さず正直に話してくれたのがすごく信用できました。
「回遊動線」と「収納量」、どちらをとる?プロと重ねた間取りの取捨選択
三輪:打ち合わせを進める中で、特にテンションが上がった瞬間や印象に残っているやり取りはありますか?
M様(旦那様):間取りの提案です!
僕らの要望をそのまま図面にするだけじゃなくて、「こんなアイデアもありますよ」とプロの視点でいろんなカードを出してくれたのが面白かったです。
特に、子どもたちが走り回れる回遊動線の提案にはワクワクしました。

西上:活発な男の子がいらっしゃることや、奥様から家事動線のご相談も受けていたので、「散らかることよりも、家事の時に行き止まりがあって動れないことのほうが毎日のストレスになる」と考え、回遊動線をベースにプランニングしていきました。
M様(奥様):そこからの取捨選択がすごくリアルで良かったです。
実は最初、子ども部屋もウォークインクローゼット(WIC)もぐるぐる回れる動線で計画していたんですよね。
西上:そうでしたね。でも、WICまで回遊にすると、肝心の「収納量」が減ってしまう。そこで、「WICはあえて回遊させず、収納力を最大化しましょう」と決まりました。
M様(旦那様):あの提案は「なるほど!」と思いました。見栄えだけじゃなくて、僕たちの実際の荷物量や生活を考えてくれているんだなと。子ども部屋の回遊も、結果的には「それよりもリビングを広くしたい」という僕らの希望を優先して、今の形に落ち着きました。

迷いを見透かすようなパース提案。タイルと洗面台が空間のアクセントに
三輪:デザイン面では、キッチンのタイルや洗面台もこだわりましたよね。
M様(奥様):タイルは最初から「絶対にやりたい!」と決めていたわけではなくて、すごく迷っていたんです。でも、西上さんがイメージパースを作って見せてくれて。


西上:お持ちの家具のイメージなどを伺う中で、絶対にタイルを入れた方が空間が引き締まって素敵になる!という確信があったんです。洗面台まわりも一緒にパースでご提案させていただきました。
M様(奥様):あのパースを見た瞬間、絶対にしたいと決断できました。素人だと頭の中だけでイメージするのが難しいので、ああやって視覚的に背中を押してもらえたのは本当にありがたかったです。毎日の家事のモチベーションに関わるので、あの時提案してもらって本当に正解でした。


庭の光が奥まで届く。散らからない仕組みと家族の余白
三輪:実際にお引っ越しをされてから、生活にどんな変化がありましたか?
M様(奥様):家事のストレスが格段に減りました!
今まで部屋の中に必ずあった「畳んでいない洗濯物の山」が消えたんです。洗濯機からWIC
までの動線が短いので、すぐに片付ける習慣がつきました。
M様(旦那様):やっぱりなんと言っても広いリビングがすごく気に入っています。子どもたちは家の中で毎日ボール遊びをしていて、おかげで野球もサッカーもかなり上手くなりました。

「誰とつくるか」が家づくりを楽しくする
三輪:最後に、これからリノベーションを検討されている方へアドバイスをお願いします!
M様(旦那様):壁の下地補強の工事をもっとしておいたら良かったなと思いました。
住み始めてから「ここにちょっとした棚をつけたいな」と思うことがあるんです。
使わなくても、下地を入れるだけならそこまでお金もかからないので、後から足し算できるような「余白」を作っておくのがおすすめですね。
M様(奥様):私は「人で決める」のもすごく大事かなと思います。私たちは、クジラの皆さんにお世話になったからこそ、このリノベーションを決められました。前の家の環境にも慣れていたので、もしクジラさんじゃなかったらリノベーション自体をしていなかったかもしれません。
M様(旦那様):打ち合わせ自体が、一種の「家族の行事」みたいになっていてそれも楽しかったですね。打ち合わせの後に、みなさんのおすすめのご飯屋さんに行くのも楽しみの1つでした。
M様(奥様)もし今、どこの会社にしようか悩んでいる方がいるなら、「誰と一緒に家づくりをするか」という視点で選ぶと、家が完成するまでの過程もすごく楽しめると思います!




