コの字キッチンとダイニングを一体に|配膳の往復を減らす食卓のつなげ方と2つの実例

コの字キッチンとダイニングを一体にするときは、コの字のどの辺を食卓にするか、立って料理する人と座って食べる人の高さをどう合わせるか、キッチンの中と食卓のまわりの通路をどう取るかを一緒に決めます。つなげると、料理を食卓まで運び、食後にまたキッチンへ戻す往復が減ります。
たとえば京都市西京区の中古戸建てでは、食器を何度も運ぶ往復を減らしたいというN様の奥様の希望から、コの字の一辺を食卓につなげ、キッチン側の床を一段下げて、キッチンに立つ人とダイニングに座る人の目線をそろえました。
この記事では、コの字キッチンとダイニングをつなげる2つの形、京都市西京区の戸建てと大阪市住吉区の長屋の実例、天板の高さ・通路・座る位置の決め方と費用の目安を紹介します。
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コの字キッチンとダイニングを一体にする2つのつなげ方
コの字キッチンは、作業台がカタカナの「コ」の字(アルファベットのU字)のように三方に並ぶキッチンです。住吉区の住まいのように、壁沿いのキッチンと食卓を合わせてコの字に並べる形もあります。この記事で紹介する2つの実例では、ダイニングとのつなげ方が次のように違います。
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| つなげ方 | 実例 | 座る位置 | あわせて工夫したこと |
|---|---|---|---|
| コの字の一辺を食卓につなげる | 京都市西京区の戸建て | ダイニング側に椅子を並べる | キッチン側の床を一段下げて、立つ人と座る人の目線をそろえた |
| 壁沿いのキッチンと食卓でコの字をつくる | 大阪市住吉区の長屋 | キッチン側からもダイニング側からも座れる | キッチンとカップボード、ダイニングテーブルを同じパイン材でそろえた |
西京区の住まいは料理する人と子どもたちが向かい合う形、住吉区の住まいはキッチン側からも食卓につける形です。キッチンとリビングダイニングをひとつの部屋にする間取り全体の考え方や、アイランド・ペニンシュラなど他の形のキッチンの実例は、こちらの記事で紹介しています。
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LINEで相談・無料診断リノベーションについて相談するコの字キッチンの一辺を食卓にした京都市西京区の戸建ての事例
調理台と食卓をひとつながりにして料理する人と子どもたちが向かい合う

京都市西京区の木造の中古戸建て(築60年・143.12㎡)を、ご夫婦と3人の娘さんの住まいにフルリノベーションした事例です。工期は約150日、参考費用は家全体で2,300万円(税別)です。
新しいキッチンでは、調理台と食卓がひとつながりになっています。料理する人と子どもたちが向かい合い、冷蔵庫へ物を取りに行っても、洗い物をしていても、会話が途切れにくい配置です。


キッチンのタイルの床から一段上がったところに、ダイニングの木の床が続いています。キッチンの中の通路幅は105cmで、親子で並んでキッチンに立てる幅を確保しました。食洗機はミーレ、コンロはハーマンの3口ガスコンロです。
「ごはんをつくっていると、子どもが興味を持ってくれるんです。朝はお皿を片付けたり、自分でお盆を持ってきたり。どこに何のお皿が入っているかも、よく見ています」と、ご夫婦は話しています(クジラ公式noteのインタビューより)。
食卓に座る子どもたちから見えるのは、料理する大人の背中だけではありません。食材が料理になり、皿が選ばれ、食卓に並ぶまでの一連の動きも見えています。
↓こちらの施工事例もご覧ください
キッチン側からも座れるコの字のダイニングキッチンにした大阪市住吉区の事例
キッチンとダイニングスペースをコの字に並べて両側から座れるようにした

大阪市住吉区で、2軒の長屋をつなげて二世帯の住まい(180.12㎡・ガレージ除く)にフルリノベーションした事例です。参考費用は家全体で4,640万円(税別)です。キッチンとダイニングスペースをコの字に並べ、キッチン側からもダイニング側からも座れる作りにしました。
柳川 映子担当デザイナー
両側に席がある食卓を家族みんなで囲む
コの字に並べたキッチンとダイニングスペースは、収納と調理スペースを広く取り、親子が並んで作業しても窮屈にならないようにしました。食卓にはキッチン側にもダイニング側にも席があるので、家族みんなでにぎやかに囲めます。
キッチンとカップボードにはWOODONEのsu:iji(スイージー)を採用し、ダイニングテーブルも同じパイン材でおそろいにしました。キッチンに立つ人も食卓に座る人も、同じ木のぬくもりを感じられるようにするためです。
↓こちらの施工事例もご覧ください
コの字キッチンとダイニングの間で決める天板の高さと通路と座る側
2つの実例から、計画のときに決めておきたいことは次の3つです。
- 高さ:立って料理する天板と、座って食べる食卓の高さをそろえるか、別にするか。床に段差をつけて合わせる方法(西京区の住まい)もあります。
- 通路:キッチンの中に何人で並ぶか(親子で並ぶ西京区の住まいは105cm)。食卓の側も、椅子に座った人の後ろを家族が通るかどうかを、家具を書き込んだ図面で確かめておきたい点です。
- 座る位置:ダイニング側だけに並んで座るか、住吉区の住まいのようにキッチン側からも座れるようにするか。家族の人数や、料理する人も一緒に席に着きたいかで変わります。
キッチンを四方から回れる形も比べたい場合は、アイランドキッチンの選び方と注意点をこちらで紹介しています。
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コの字キッチンへのレイアウト変更は150万円〜が目安
システムキッチンの交換とレイアウトの変更をあわせた工事の目安は、150万円〜(1箇所・税込)です。コの字キッチンにダイニングをつなげるときは、キッチンの位置や形を変える工事になることもあり、オーダーのキッチンや、食洗機・コンロなどの設備を選ぶと予算を超えやすくなります。西京区の住まいのように、床に段差をつける工事が加わることもあります。
紹介した2つの実例の参考費用は、どちらもキッチンだけでなく家全体のフルリノベーションの金額です。
コの字キッチンとダイニングを一体にするときの要点
コの字キッチンとダイニングを一体にするときは、どの辺を食卓にするか、天板と食卓の高さをどう合わせるか、キッチンの中と食卓のまわりの通路をどう取るかを決めます。西京区の住まいは、コの字の一辺を食卓につなげ、キッチン側の床を一段下げて、キッチンに立つ人とダイニングに座る人の目線をそろえました。住吉区の住まいは、壁沿いのキッチンと食卓をコの字に並べ、キッチン側からもダイニング側からも座れるようにしました。
料理しながら子どもと向かい合いたいなら西京区の形、家族が食卓の両側から座りたいなら住吉区の形が近い例です。2つの住まいの間取り図とほかの部屋の写真は、西京区の施工事例と住吉区の施工事例のページで見られます。
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担当デザイナー
床を一段下げて立つ人と座る人の目線をそろえた
この住まいの主役は、毎日のささやかな会話やふれあいが生まれるダイニングキッチンです。家族みんなで囲めるコの字型のレイアウトにして、作業スペースと通路を広く取りました。床を一段下げることで、キッチンに立つ人とダイニングに座る人の目線がそろいます。子どもたちが大きくなったら、ここで一緒に料理をする。そんな日が待ち遠しくなるキッチンです。