2024.05.19
最終更新日
2024.05.23
リノベーションのヒント

【令和版|一人暮らし】リフォーム・リノベーションに向いてる物件の選び方やローン返済額は?

一人暮らしリノベーションのヒント

こんにちは!クジラ株式会社ディレクターの山根です。2019年にクジラに入社し、中古物件の提案からリノベーションの企画まで担当しております。

Writer
山根広大
ディレクター
宅地建物取引士。大学で建築を学び、人の暮らしにより幅広く関わりたいと思い不動産業界を志望。2019年にクジラ株式会社に入社。不動産・建築の両面からワンストップでリノベーションをサポートするのが得意。

ここ最近、単身で暮らすためのマンションリノベーションのご相談をいただく機会が増えてきました。

今回は一人暮らしの方のワンルームリノベーションの事例に絞ってご紹介します。物件購入のタイミングから自分の理想の暮らし方と照らし合わせて物件を探す。不動産と建築をセットで考える物件の探し方を、面積別に2つのグループに分けて見ていきましょう!

そもそもワンルーム(1room)ってどういう間取りの事?

リノベーションのヒント

ワンルーム(1room)とは、水回り(トイレ/洗面所/浴室)は壁で区切られ、それ以外はキッチンスペースが含まれた1部屋だけの間取りのことです。

一人暮らし用の賃貸のワンルームをイメージされる方も多いかと思いますが、リノベーションをするともっと自由度の高い、自分の“スキ”を詰め込んだ特別な空間にすることが出来ます!

コンパクトに暮らしたい30〜50㎡のワンルームマンション

こちらはそこまで費用をかけずにリノベーションしたい方、都会に持ち家が欲しい方にオススメです!

1980年前後に建てられた中古マンションは1DK、2K、2DK、3DKの間取りが多く、「リビングで過ごす」という考え方が無かった時代に建てられています。こういった「今の時代にマッチしていない間取りの中古マンション」を400万~1000万程度で物件を購入し、400万~800万程度のフルリノベーション費用をかけるのが大体の相場になります。

人気の沿線・駅となると物件購入費用が高くなりますが、近隣の新築・築浅マンションを購入するよりも、中古マンション+リノベーションの方が安く収まるケースも多いです。

メリット
・面積が狭いので工事にかかるコストが抑えられ、洗面所の壁面をタイルで仕上げたり、無垢の木材でできた建具を使えたり、グレードの高いものを入れることが出来ます。
・将来的に家を出ることになっても、賃貸として貸し出しをし易いので費用の無駄がありません。
(ローンを組んで物件購入/リノベーションをした場合、ローン完済後から賃貸物件として登録出来ます。)
デメリット
・面積が狭いので水回りはアメリカンセパレート(トイレ・洗面台・時には洗濯機が1室にまとまった脱衣所)になる場合が多いです。ただ、配置や設備の種類をしっかりと選んであげるだけでおしゃれな空間にも出来ます。
・壁を立てると奥行き感が無くなり部屋全体が狭く感じてしまいます。玄関から入った時の視線の誘導は大切です。プライベート空間はしっかりと守りましょう!

事例1:物件490万円/リノベーション費用500万円

一人暮らしのリノベーション図面

リノベーションポイント①

天井を現しにしたので、天井高が2.6mとかなり開放的で空間を広く見せることが出来ています。多くのマンションは天井高2.2~2.4mほどなのでゆったりとした印象を感じます。

リノベーションのコンクリート天井

リノベーションポイント②

キッチンで立って作業をするスペースも、脱衣所へと向かう導線となり空間の使い方に無駄をなくしています。

一人暮らしのリノベーションの内装

ローンの返済額は月々26,920円

返済期間35年、変動金利0.775%、ボーナス返済が無い場合、月々の返済額は26,920円となります。

ちなみに、返済期間を20年で計算した場合は、月々44,542円となります。

▼このBigワンルームのリノベーション事例を詳しく知りたい方はコチラ!

事例2:物件980万円/リノベーション費用500万円

賃貸マンションリノベーション

リノベーションポイント①

水回りに使う面積を最低限にすることで、居住空間を広く使うことができます。

賃貸マンションリノベーション

リノベーションポイント②

キッチンと洗面を併用する設計にしています。少し特殊な形態ですが、可愛いデザイン性もあって違和感はありません。

賃貸マンションリノベーション

リノベーションポイント③

ガラスの間仕切りは空間を開放的に見せます。

賃貸マンションリノベーション

ローンの返済額は月々40,244円

返済期間35年、変動金利0.775%、ボーナス返済が無い場合、月々の返済額は40,244円となります。

ちなみに、返済期間を20年で計算した場合は、月々66,589円となります。

▼このBigワンルームのリノベーション事例を詳しく知りたい方はコチラ!

事例3:物件1480万円/リノベーション費用620万円

一人暮らしのワンルームリノベーション図面

リノベーションポイント①

玄関を入って正面に収納を兼ねた間仕切り壁を設けているので、宅配の時など来客時にも室内が直接見えないのは安心ですね。

ワンルームリノベーションの玄関

リノベーションポイント②

寝室とリビング空間はカーテンで仕切れるような仕様になっているので、来客時もプライベートを守ることが出来ます。

ワンルームリノベーションのリビングと寝室

ローンの返済額は月々57,103円

返済期間35年、変動金利0.775%、ボーナス返済が無い場合、月々の返済額は57,103円となります。

ちなみに、返済期間を20年で計算した場合は、月々94,484円となります。

▼このBigワンルームのリノベーション事例を詳しく知りたい方はコチラ!

事例4:物件650万円/リノベーション費用380万円

一人暮らしリノベーションのヒント

リノベーションポイント①

廊下面積、水回りの位置などを工夫することで居住空間を広く取ることができました。39㎡でこの開放的な明るい空間は素敵ですね。

一人暮らしリノベーションのヒント

リノベーションポイント②

間仕切り壁を作らずに寝室スペースを分けました。居室に入ってすぐにベッドが視界に入らず、壁によって圧迫感を生むこともありません。

一人暮らしリノベーションのヒント

ローンの返済額は月々28,007円

返済期間35年、変動金利0.775%、ボーナス返済が無い場合、月々の返済額は28,007円となります。

ちなみに、返済期間を20年で計算した場合は、月々46,342円となります。

▼このBigワンルームのリノベーション事例を詳しく知りたい方はコチラ!

50〜60㎡のワンルームマンションだとどんなことができる?

このくらいの面積ですと、1LDK・2LDK・3DKなど既存の部屋割りは様々になっていますが、リノベーションでワンルームにすることは可能です。

こちらは自宅でお仕事をする方や、趣味のためのスペースが欲しい方、犬/猫と暮らしたい方にオススメです!
800万~2000万程度で物件を購入し、800万~1200万程度でリノベーション工事を行うのが大体の相場になります。

一人暮らしリノベーションとしては珍しいケースではありますが、面積の広いワンルームマンションだとどんなことができるかを、弊社デザイナー協力のもと、ご紹介いたします。

メリット
・自由度の高い間取りの計画ができます。玄関土間を広くしたり、オープンキッチンでバーカウンターのようにみせることも!無限の可能性があります!
・キッチン・お風呂は既存で入っていたものより大きくすることが出来る場合があります。
・人を招き入れるにも十分な広さなので、料理教室・ハンドメイド教室を自宅で開くことも可能になります。
デメリット
・大きなワンルームになりますので、エアコンなどの空調設備の計画が悪いと効きが悪く感じることがあります。マンションはエアコンの設置できる位置が限られてくるので、エアコンの設置は家電量販店にお願いするとしても、設計会社への相談は必須です。
・家具のレイアウト次第では空間が余っているように映ることもあります。家具のレイアウトも合わせてデザイナーに相談してみましょう!

事例1:レイアウトに遊びを持たせたプランニング

オープンキッチンのあるリノベーションの図面

リノベーションポイント①

この部屋の顔とも言えるオープンキッチンで、友達・親戚を呼びホームパーティーができるレイアウトに。

オープンキッチンのあるリノベーションのパース

リノベーションポイント②

一段下がった所に寝室を設け壁で空間を分けるのではなく、段差を使い空間を上手く分けています。

オープンキッチンのあるリノベーションのパース

事例2:回遊性のあるプランニング

回遊性のあるリノベーション図面

リノベーションポイント①

水回りを部屋の真ん中に配置し、朝起きてから身支度の導線・夕方帰宅後のリラックスまでの導線をスムーズにしました。

リノベーションポイント②

ワークスペースも設け、家に居ながら落ち着いて仕事をすることができます。

 

一人暮らしリノベーションの物件選びのポイント

「少し古い物件でも思いっきり古い物件でも、リノベーション費用は変わらないから、思いっきり古い物件を安く買う方がお得」ということに、実は気づいていない方も多いようです。

一人暮らしリノベーションのヒント

多くの不動産所有者が自身の不動産を売りに出す際には、不動産仲介業者に相談しますが、「古い物件は、購入される方がリフォーム・リノベーションしないと住めないので、売却価格を下げましょう」というやりとりがされるのが一般的です。

こちらをご覧ください。

一人暮らしリノベーションのヒント

築年数以外、類似条件の不動産となりますが、リノベーションするとなれば費用は変わりません。

物件内覧時にいろいろ見比べると、築年数が古い物件ほどユニットバスやトイレなどの住宅設備が古く心配になるかもしれませんが、リフォーム・リノベーションで住宅設備も一新出来るのでご安心ください。

古い物件の中にはすでに元の綺麗な状態に戻す改修工事が行われているものもあるので、必ず改修前の物件にすること。
改修費用が上乗せされているため、改修されていない物件を選びましょう。

クジラのワンストップリノベーション

ワンストップリノベーションの歴史

クジラでは、物件探しから施工までを自社で行うワンストップリノベーションを提供しております。

不動産購入・ローン計画・デザイン・施工などの窓口を一本化するだけでなく、独自のワンストップリノベーションの仕組みを実現したことで、多くのお客様より喜びのお声も頂いております。

▼クジラのワンストップリノベーションを知りたい方はコチラ!

一人暮らしリノベーションのヒント

物件の金額はエリアや築年数によって大きな差がありますので、ライフスタイルのご相談と合わせて物件のエリア探しからお問い合わせください。

また、毎月リノベーション勉強会や、完成後の物件を実際にご覧いただけるリノベーション見学会を実施しています。自分に合った住まいづくりについて少しでもご興味ご関心のある方は是非お気軽にご参加ください!

中古マンション・中古戸建を購入してリノベーションを検討したい方はこちらから!持ち家のマンション・戸建をリノベーションしたい方はこちらから!

 

WRITERこの記事を書いた人

クジラ 編集部

中崎町にあるリノベーション会社です。不動産探し、住宅ローンのお手伝い、設計デザイン、施工、インテリアコーディネートまでワンストップでお手伝いさせていただきます。お客様に最適な暮らし方のご提案をさせていただきます。

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