住民トラブル|中古マンション購入前のチェックで回避できる?安心できる住まい選び
マンション住まいではよく耳にする「近隣トラブル」
マンションは家族構成、年齢や生活習慣を全く異なる多くの人が同じ建物内で生活するのですから、多少のトラブルは避けられないのも事実です。
お互いに気持ちよく暮らすにはある程度マナーを守ることが求められてきます。
今回は実際にどんな「マナー違反」がトラブルに繋がるのか。
トラブルを避けるためにできること、トラブルへの対処法などを紹介していきます。
目次
近隣トラブルを防ぐために!注意したいマナー違反のポイント
マナー違反① 騒音
近隣トラブルでもっとも多く耳にするのが「騒音」問題です。
一般的に分譲住宅の方が防音性は高い構造になっていますが、全ての騒音をカットできるわけではありません。
テレビや話し声、洗濯機や掃除機の音などの生活音、また足音も階下に意外と響くこともあり、マンションの生活では注意が必要です。
子どもが小さい、ペットなどがいる場合には防音性のあるマットを敷くだけでも足音が軽減されます。また部屋で楽器や音楽鑑賞を趣味で楽しみたいという方は防音工事をするのもおすすめです。
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マナー違反② 駐輪・駐車問題
マンションでは駐輪・駐車スペースが契約されていることがほとんどです。
「自分の駐輪スペースに他の入居者の自転車が停めてあった」「自分の駐車スペースに他の車が停まっていた」ということがよくあります。
車の場合、来客者用駐車スペースがないと駐車場内の空きスペースに勝手に停めるなどのトラブルに繋がることもあります。
自分の駐車スペースの契約はもちろんですが、来客が頻繁にある方は来客者用の駐車スペースなども購入前に検討ポイントとして追加してみましょう。
マナー違反③ ペット
近年ではペットがより身近になったこともあり、ペット可の物件が多くなりました。
と言ってもペット可だからといって全ての住民がペットを飼っているわけでなく、また制限がないわけでもありません。
鳴き声やニオイの問題も出てくるのでペット可とはいえマンションでの飼育は周りの方への配慮も必要です。
反対にペットを飼う予定がなくてもペット可の物件を選ぶ場合には周りにペットを飼育している方がいるという前提で、日中の多少の鳴き声や足音などは許容しなければなりません。
どうしても静かな環境がいいという方はペット不可のマンションにしておく方が無難です。
トラブル回避のために購入前にチェックしたいポイント
上では主なマンショントラブルを紹介してきましたが、これから購入する方はトラブルの少なそうな物件を選びたいですよね。
掲示=現状トラブル?
内見の際には共用スペースや掲示板にある「お知らせ」をよく見てみましょう。
もしゴミ出しのルールを守るように注意喚起や、騒音の苦情のお知らせなどがあれば、今までにそういった問題が起きたということです。
その時点で改善されていれば問題ないですが、なかなか掲示だけでは解決されにくい場合もあり、それらの問題が続いている可能性も高いです。
共用スペースの使用状況
マンションに住む以上、他の住民とエントランスや駐輪場、ゴミステーションなどは共有せざるを得ません。
内覧の際には共用スペースの現状についても見てみると、住民のマナーがどの程度なのか見えてきます。
駐輪場はきれいに整列されているか、ゴミが散乱していないか、エントランスや駐車場にポイ捨てされたゴミがないかなど、共用スペースから管理状況も把握しておくのもいいでしょう。
マンションの住民の入居者層
マンションにどういった入居者層が多く住んでいるのかについて、先に管理会社に聞いてみるといいでしょう。
ファミリー層、高齢者層、単身世帯、ペット飼育の有無…などご自身のライフスタイルと照らし合わせる必要があります。
周辺環境から予測することも大切です。「大きな公園の近くで、ペットが飼えるマンション」であれば、ペット飼育世帯が多いかもしれません。
「人気の学校区のファミリーマンション」であれば、小学生くらいの子どもが多いマンションかもしれません。
管理会社や不動産仲介業者に質問する際に、一定の仮説があるとより詳しい情報を教えてくれるでしょう。
マンショントラブルを回避して快適な生活を送ろう
周りに人がいる暮らしは安心感や連帯感がある反面、トラブルが起こりやすいリスクもああります。
しかし近隣の住民と程よい距離感でお互いにマナーを守って暮らせばマンション生活はより快適になっていきます。
自らがトラブルの発生源にならないことはもちろん、できれば入居前から住民や周りの環境をチェックして起こりうるトラブルと回避法を考えておきましょう。
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