2024.06.27.Thu リノベーションのヒント

【2024年版】リフォーム・リノベーション向き住宅ローン4選 @大阪

住宅ローン

大手銀行やネットバンキングなど、住宅ローンを取り扱う金融機関はたくさんあります。
しかし、通常の住宅ローンとは異なり、リフォーム・リノベーション工事を伴う住宅ローンは少し特殊です。
そこで、おすすめの金融機関と、リフォーム・リノベーションをするときの住宅ローンの選び方をご紹介します!
最後には「どこに相談するべき?」という疑問も解説するので、ぜひ参考にしてください。

リノベーションにおすすめな住宅ローン

金利や手厚い団信サポートが魅力の大手銀行や、審査基準について相談に乗ってくれる地域に根付いた銀行など、リフォーム・リノベーションとセットで借入するのにおすすめな銀行をご紹介します。金利だけでなく、手数料・保証料や審査基準なども比較して検討してみましょう。

まずは、下記の条件で住宅ローンを借り入れた場合の各行の費用をご覧ください。
▼2000万円を35年間、変動金利で借り入れた場合のシミュレーション

金融機関金利毎月返済額手数料・保証料
三井住友銀行0.475%51,696円473,000円
りそな銀行0.34%50,515円495,000円
JAバンク0.575%52,582円724,921円(0.2%)
近畿ろうきん0.685%53,568円無料(会員組合員)

※金利・手数料等は2024年6月の情報です。
住宅ローンは金利の低さや手数料の安さだけで判断するものではありませんが、できるだけお得に借り入れたいものですよね。それぞれの金融機関の細かい条件を確認したい人はこのまま読み進めてください!

“リフォーム・リノベーション工事”を前提とした住宅ローンの探し方を知りたい方は「リフォーム・リノベーション住宅ローンの選び方」までスキップ!

三井住友銀行

三井住友銀行の住宅ローンは、大手メガバンクの安心感がある点がメリットです。また、地震による倒壊などの対策を重視したい人にもおすすめ。特約を付ければ、地震や津波などの自然災害時のサポートが手厚く受けられます。

つなぎ融資

つなぎ融資あり
手数料保証会社手数料:33,000円

金利

金利プラン金利
変動金利0.475%〜
固定金利(10年)1.75%〜
固定金利(全期間)2.66%

手数料・保証料

手数料・保証料金額
銀行手数料(WEB申込)ご融資金額×2.2%
保証料(WEB申込)無料
固定金利(全期間)手数料33,000円

りそな銀行

りそな銀行の住宅ローンは、大手銀行であるため、金利が安いのが魅力的。保証料を金利に上乗せしても、他行の金利より安くなる可能性があります。また、独自の団信オプションが豊富にあるため、将来の病気やケガに備えておきたい人におすすめです。

つなぎ融資

つなぎ融資あり
(リフォーム資金セット型住宅ローン)

金利

金利プラン融資手数料型保証料一括前払い型保証料上乗せ型
変動金利0.34%〜0.395%〜
固定金利(10年)1.895%〜1.950%〜1.830%〜
固定金利(全期間)※11.765%〜1.820%〜2.020%〜

※1:商品名「りそな住宅ローン<超長期(全期間)固定金利型>」

手数料・保証料

手数料・保証料融資手数料型保証料一括前払い型保証料上乗せ型
保証料不要20,614円※1不要
銀行手数料ご融資金額×2.2%0円0円
保証会社手数料55,000円55,000円55,000円

※1:お借入期間35年、お借入金額100万円あたりの金額

JAバンク

JAバンクは母体が農協であるため、農家でないと利用できないと思われがちですが、管轄地域の住民または、管轄地域に勤め先がある人も利用が可能。地域に根付いた銀行であるため、大手銀行では借入が難しい築古の物件や年収にも相談に乗ってくれる点がメリットです。

つなぎ融資

つなぎ融資あり

金利

金利プラン金利
変動金利0.575%〜
固定金利(10年)0.800%〜

手数料・保証料

手数料・保証料金額
銀行手数料無料
保証料30,000円+0.1〜0.4%※2

※2:借入額1000万、融資期間30年の場合、13万〜41万円
※3:上記は東大阪市支店の場合
※4:金利・手数料等は、支店により異なります

近畿ろうきん

近畿ろうきんは大阪府大阪市に本店をおく、労働金庫です。住宅ローンは、組合員でなくても利用できますが、組合員であれば、保証料・手数料が無料で利用できるのでおすすめです。また、会員組合員でなくても、生協組合に加入していると手数料が無料になります。

つなぎ融資

つなぎ融資あり

金利

金利プラン金利
変動金利0.685%〜
固定金利(10年)1.350%〜
固定金利(全期間)1.800%〜

手数料・保証料

保証料金額
会員組合員無料
生協組合員・一般勤労者一括前払い型12,953~18,135円(100万円あたり)
金利上乗せ+0.16% ~ 0.20%

 

手数料金額
銀行手数料会員組合員・生協組合員無料
一般勤労者11,000円〜33,000円

中古住宅購入+リノベーションでのローンの選び方

住宅購入時の住宅ローンの利用率は、約8割!ほとんどの人が住宅ローンを利用しています。
住宅ローンの選び方は、金利だけではありません。「新築or中古」「工事あり・工事なし」など条件によって適した住宅ローンが異なります。物件購入とリフォーム・リノベーションをセットで検討している人は、次の点を確認してお得に住宅ローンを組みましょう。

工事費用が含められる(リノベーション一体型ローン)

物件購入とリフォーム・リノベーションをセットで考えている人は、工事費用が含められる住宅ローンで探しましょう。

通常の住宅ローンは、新築建売物件などの建物を購入するための商品です。そのため、中古物件を購入してリフォーム・リノベーション工事をする場合は、住宅ローン+リフォームローンを組む必要がありました。

しかし、最近では、物件購入に加えて、工事費用を住宅ローンに含めることができる金融機関も増えています。住宅ローンは、リフォームローンより金利が低く、借入期間も長いため、お得に利用することができます

以下のように、状況に合わせた住宅ローンを選びましょう。
住宅ローン違い

つなぎ融資がある

リフォーム・リノベーション工事費用を住宅ローンで借入する場合は、つなぎ融資ができるか確認しておくと安心です。つなぎ融資とは、資金を段階的に融資してもらえる方法のことをいいます。

同じ銀行でも、物件の場所や支店によってつなぎ融資の可否が異なります。例えば、関西みらい銀行では、滋賀県と京都府の物件であればつなぎ融資が可能です。住宅ローンを検討する際は、必ず契約する支店に条件を確認しましょう。

つなぎ融資の可否によって、自己資金の負担額が次のように変わります。

つなぎ融資ができる場合

リフォーム・リノベーションの場合、工事費用の支払いタイミングが、引渡し後に一括ということはほとんどありません。一般的には、着手金・中間金・引き渡し後の3回です。そのため、つなぎ融資を利用することで、自己資金使わずに支払えるメリットがあります。
つなぎ融資

つなぎ融資ができない場合

よくある住宅ローンは、物件の引渡し(工事終了)されてから融資されることが多く、段階的な支払いができません。その場合、融資前の支払いは自己資金から出すことになります。工事金額が高額だと負担が大きくなってしまうため、住宅ローンはつなぎ融資ができる金融機関がおすすめです。
つなぎ融資

家具の購入費用が含められる

引っ越しを機に、家具・家電を全て新しくするという人も少なくありません。家具・家電を全て買い替えると50万〜100万円ほど必要になります。まとまったお金を使いたくない人には、大きい出費ですよね。

通常、住宅ローンは居住用の住宅購入や建築するために必要な資金を借入するためのものです。しかし、金融機関によっては「諸費用」として、家具・家電代を住宅ローンに含めることができます

家具家電の費用は意外と見落としがち。住宅ローンの「諸費用」は何が含まれるのか事前に確認しておきましょう。

住宅ローン、リフォームローンどちらを選ぶ?

住宅ローンとリフォームローン(リノベーションローン)では、金利だけで考えると住宅ローンの方がお得ですが、その分審査が厳しいなどの側面もあります。実際にどちらが適しているかは、持ち家か中古住宅を購入するかや、自分(借り入れする人)の年齢や状況によっても異なります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して検討しましょう。

住宅ローンのメリット

金利が低い

住宅ローンはリフォームローンより金利が低いことがメリットとして挙げられます。金融機関や条件にもよりますが、変動金利の場合、住宅ローンの金利は1%以下の商品が多いです。中古マンション・戸建ての購入とリノベーション工事費用合わせて数千万円台のローンを組む場合、この金利の差は大きな節約になります。

例えば、1000万円を15年のローンで組んだ場合

金利毎月返済額利息
住宅ローン1%59,849円772,812円
リフォームローン3%69,058円2,430,358円

金利が2%違うと支払い総額は約165万円の差があります。

返済期間が長い

住宅ローンの返済期間は一般的に最長で35年あり、長いスパンで返済することができます。返済期間が長くなるほど、毎月の返済額が安くなるため、毎月の出費を抑えたい人におすすめです。

借入限度額が大きい

住宅ローンの借入限度額は1億円になっていることが多いです。実際にどのくらい借入できるかは収入条件などによりますが、物件の購入とリノベーションを合わせた住宅ローン一体型を利用する場合は、多額の借入が必要になるため、住宅ローンを選びましょう。

住宅ローン控除で減税できる

住宅ローン控除は正しくは住宅ローン減税と言い、住宅ローンを利用して自宅を購入した際に、年末のローン残高の0.7%が所得税から控除される制度です。新築住宅の購入だけでなく、中古住宅の購入とリノベーションにかかる費用も住宅ローンを利用することで減税することができます。収入等にもよりますが、毎年10〜20万円の控除を受けることができるため、お得に住宅を購入することができます。

住宅ローンのデメリット

審査が厳しいこともある

住宅ローンはリフォームローンより、金利が安く、借入限度額が多いメリットがある分、審査が厳しい傾向があります。
借入金額や、担保に入れる物件の条件によって審査に通らない場合もあります。
物件購入の契約直前で住宅ローンの審査が通らないと、計画が大きく変わる可能性が大きいです。
早い段階で、住宅ローンの事前審査に申し込むようにしましょう。

リフォームローンのメリット

比較的審査が通りやすい

一般的に住宅ローンに比べて、リフォームローンは審査が通りやすい傾向があります。
借入時の年齢が60歳以上や、勤続年数が2年未満であってもリフォームローンであれば審査に通る可能性があります。

無担保でも可能

リフォームローンは無担保ローンと呼ばれることもあり、抵当権を設定しなくても融資してもらえるメリットがあります。抵当権設定のためにかかる諸費用を節約できます。また、住宅ローンを返済中でも、抵当権の設定が必要ないため借入しやすいメリットがあります。

リフォームローンのデメリット

金利が高い

リフォームローンの金利は2〜5%と高めに設定されています。ほんの数%の違いであれば大きな差額ではないと思うかも知れません。しかし、金利が1%違うだけで総借入額は大きく変わります。すでに住宅ローンを借入している場合でも、リノベーション費用と一体できる住宅ローンに借り換えをした方が総支払額が結果的に安くなる場合もあります。

返済期間が短い

住宅ローンに比べて返済期間が最長15年と短く設定されています。返済期間が短くなると、毎月の返済額が高くなります。返済期間を長くしたい場合は、有担保のリフォームローンを検討してみましょう。

借入限度額が小さい

無担保のリフォームローンの場合、借入限度額は500万円が一般的です。工事内容によっては1000万円近くかかる場合もあるでしょう。

まずは、リノベーション費用を把握しておきましょう。

▼【まとめ】低予算でもできる部分リノベーション

住宅ローンはどこに相談すればいい?

住宅ローンはリフォーム・リノベーション工事業者に相談するのがベスト!

リフォーム・リノベーション業者は、予算の相談や、支払い・引き渡しのタイミングなど、住宅ローン契約に必要な情報を把握しています。また、リフォーム・リノベーションでは解体してから正確な建物の状態が分かるため、借入は余裕を持った予算組みが必要です。

▼クジラ営業スタッフオススメの住宅ローンはコチラ!

そのため、住宅ローンは工事のプロであるリフォーム・リノベーション業者へ相談すると、金融機関とのやり取りがスムーズです。

特に、物件購入とリフォーム・リノベーションをセットで借入したい人は、不動産業者と工事業者どちらも一社で完結するワンストップリノベーションがおすすめ。工事に関わることだけでなく、不動産の契約や予算も含めた住宅ローンの相談ができます。

▼気軽に悩みを相談したい人は個別相談会に参加!

そもそも、住宅ローンが借りられなければ、家づくりを始めることができません。住宅ローンとリフォーム・リノベーションは別で考えず、まとめて計画してみましょう。

▼自分にぴったりなリフォーム・リノベーションについて勉強したい人はこちら!

WRITERこの記事を書いた人

ディレクター

三輪 海斗KAITO MIWA

ディレクター / 大阪府高槻市出身 / 三輪に頼んで良かったと言ってもらえるように頑張ります / 休日はよく古着屋巡りや、家具屋さんに行きます!

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