2022.02.24.Thu リノベーションのヒント

ヘリンボーン床で、ワンランク上のおしゃれを演出!リノベーション事例も紹介

ヘリンボーンの床

床は部屋の中で占める面積が大きく、インテリアを左右する大きなポイントです。
フローリングや床材などをあれこれ見ていると、ヘリンボーンの床を目にしたことはありませんか?

ヘリンボーン床「おしゃれ」で「上品」、さらに「個性的」な床。
お部屋に取り入れることでインテリアの雰囲気がぐっと良くなります。

ただし個性的なデザインなので実際自宅に取り入れるのを敬遠する方も。
今回はヘリンボーンの床について、基礎的な情報から事例、実際にリノベーションで使用する際の注意点までを一緒に見ていきましょう。

ヘリンボーンの床って?

「ヘリンボーン」とはherring(ニシン)bone(骨)を合わせた言葉で、魚の骨に似ている柄を指す言葉です。

床の柄だけを指すのではなく、魚の骨に似た柄について全ての呼称であり、例えば髪型でもヘリンボーン編みというヘアスタイルがありますね。

日本では昔から「杉綾」と呼ばれる同様の伝統文様があります。ヘリンボーンの床では短めの床材をV字に並べて貼っていくので、一般的な長いフローリングを平行に貼った床とは見た目が大きく異なります。

ヘリンボーンの種類

ヘリンボーンはそもそも、「寄せ木張り」と呼ばれる短めの床材を組み合わせて並べる方法の種類のひとつで、他に「市松模様」なども「寄せ木張り」の一つです。

ヘリンボーンの床

さらに、ヘリンボーンといっても実は2種類あり、一つはより多く見かけることの多い「ヘリンボーン貼り」です。「ヘリンボーンの床」と聞いてイメージするのはこちらの柄の方かもしれません。

ヘリンボーンの床

短めにカットした床材をそのままV字型になるように張り合わせていくヘリンボーン貼りは個性的な柄でお部屋のいいアクセントになります。

そしてもう一つが「フレンチヘリンボーン貼り」と呼ばれる床材の端を45度にカットしてV字に合わせていったものです。

フレンチヘリンボーン

フレンチヘリンボーンの方がよりすっきりとシャープな印象になるイメージです。
しかし、ヘリンボーン貼りよりかもアクセントにするには少し弱く見えるしれないので目的に合った使い分けが必要です。

使用する床材について

自宅に使用する床材はフローリングや無垢材、クッションフロアなどがありますが、ヘリンボーンの床にするにはどんな床材が適しているのでしょう?

ここからはヘリンボーンの床に使用される床材について紹介していきます。

床材によってかかるコストが変わってくるので予算と仕上がりのイメージに合わせて床材を選べるといいですね。

複合フローリング

自宅の床に採用されることが多いメジャーな床材です。

小さな木片を集めた集成材をシートに貼り合わせたもので、後に紹介する単層フローリングより安価に木の風合いを楽しめます。カラーや性能の種類も豊富で手入れも特に難しくないことから多くの方に使用されています。

ヘリンボーンの床にするにも床材の色が組み合わせやすくイメージ通りの仕上がりを作りやすい床材です。

単層フローリング(無垢材)

天然の木をそのまま切り出した無垢材を使用したフローリングです。
ナチュラルな雰囲気が好きな方は「無垢の床」などのワードでチェックされたことがあるかもしれません。

ヘリンボーンの床

天然の木ならではの木本来の色味や香りをそのまま楽しめ、調湿効果に優れているのが特徴です。

ただし、「木をそのまま切り出して使用=贅沢使い」なので他の床材と比較すると費用が高くなりやすく、手入れも慣れるまでは少し大変に感じるかもしれません。

ヘリンボーンの床に使用するとより高級感のある仕上がりになります。

▼フローリングについてもっと詳しく知りたい方はコチラ!

塩ビタイル

ポリ塩化ビニルでできているのでフローリングに比べて安価で傷がつきにくく耐久性が高いです。

ヘリンボーンの床

土足使用も可能なので土間にも使うことができます。厚みが2.5~3.0mm程度なので、既存床の上に貼る(上貼り)こともできます。

▼塩ビタイルを使ったヘリンボーンのリノベーション事例はコチラ!

クッションフロア

マンションなどで近年多く使用されているビニール素材の床材です。
吸音効果があり、踏み心地も柔らかいのが特徴です。
フローリングより安価なものが多く、プリントのため好きなカラーやデザインを選べます。

ヘリンボーンの床

一方でプリントのためフローリングのような木の醸し出す雰囲気はあまり感じられません。
あまり自身が住む自宅のリビングなどでは使用しませんが、老朽化しても安価で張り替えることが可能なので、リビングなどよりトイレや洗面所で使用する方がいいかもしれません。

また、クッションフロアはプリントなのでチープな印象を受けることもあります。

▼クッションフロアを使ったヘリンボーンのリノベーション事例はコチラ!

長尺シート

クッションフロアと同じ素材「ポリ塩化ビニル」でできたシートです。

ヘリンボーンの床

ほとんどこの2つに違いはないのですが、クッションフロアは住宅用、長尺シートは店舗用として用いられることが多いです。そのため、クッションフロアに比べて長尺シートの方がやや耐傷性が高いと言えます。

▼長尺シートを使ったヘリンボーンのリノベーション事例はコチラ!

フローリング以外の塩ビタイル・クッションフロア・長尺シートは価格面でフローリングより安価に選べるのがメリットです。

床材ごとの耐久性や費用面での特徴をしっかり把握してヘリンボーンを考えていきましょう。

▼リノベーションに使う床材について詳しく知りたい人はコチラ!

テイスト別、ヘリンボーン床のインテリア

「ヘリンボーンの床は個性的!おしゃれ!」と聞いてしまうと自宅の床に取り入れるのにハードルが高く感じられるかもしれません。
個性的なデザインをインテリアに使うのはお部屋全体のデザインに大きく影響しますし、すぐに張り替えるものでもないため、無難なフローリングにしておこうかと考える方もいるでしょう。

しかし、ヘリンボーン柄は見た目から個性的な印象を受ける反面、コーディネートする際はさまざまなデザインテイストに合わせやすいものです。
実際に使用されている例を見ていきましょう。

ナチュラルテイスト

ヘリンボーンの床

流行り廃りのないナチュラルテイストは取り入れやすいデザインで人気なデザインです。
個性的なヘリンボーンの床とシンプルなナチュラルテイストはヘリンボーンがいいアクセントになって、ワンランク上のナチュラル空間を演出してくれます。

「ナチュラルテイストの家にしたいけどシンプルすぎるのも嫌」といった方にはアクセントにヘリンボーンの床を取り入れるのはおすすめです。

ヘリンボーンの床

同じナチュラルでもフレンチヘリンボーンだとよりすっきりして見えます。
好みのアクセント度合いを見つけるのも楽しそうですね。

北欧テイスト

ヘリンボーンの床

近年人気の北欧テイストももちろん、ヘリンボーンの床と合わせやすいテイストです。
基本的にシンプルな北欧テイストですが、床にヘリンボーンを採用したり、素敵な照明を使ったりすることで、こだわりの詰まった空間になりますね。

スタイリッシュモダン

個性的で主張の強いヘリンボーンの床ですが、シンプルなモダンテイストにもアクセントとしてよく映えます。

ヘリンボーンの床

モダンテイストに合わせるなら木目の目立たない、淡い色味の床材の方が合わせやすく、スタイリッシュさの邪魔になりません。

ヘリンボーンの床

ヘリンボーンの床と黒の間仕切り棚、白のダイニングテーブルなど一見すると合わせにくそうなカラーでも床の色選びを間違えなければしっかり調和してくれます。

アーバンモダン

モダンテイストでも、黒やグレーをベースカラーにしたアーバンモダンではヘリンボーンの床に濃い色味をチョイスすることで、壁のカラーや家具の主張に負けない強めの床になります。

どうしてもシンプルに床のコーディネートを選びがちですが、ヘリンボーンの床だと部屋全体のおしゃれ度がぐっとアップしているように思えませんか?

ヘリンボーンの床

ブルックリンヴィンテージ

ヘリンボーンの床

木やアイアン、皮素材を使用したインテリアアイテムと暗めのカラーのヘリンボーンの床を合わせれば「ブルックリンスタイル」の完成です。

さらにこのスタイルでは、箇所ごとに質感が際立ちます。インテリアなど部分的にアイアンや皮素材を使い、床全体はヘリンボーンという手触り感のあるコーディネートと言えます。

アイテムをできるだけシンプルなものを選んで、床のヘリンボーンとのバランス感に気をつけましょう。

▼リノベーションのデザインテイストについて詳しく知りたい人はコチラ!

ヘリンボーン床にする時の注意点

素敵なインテリア事例を見てきて「ヘリンボーンの床」への憧れが高まってきたかもしれません。
実際にヘリンボーンの床にするには以下の2つのことに留意しておきましょう。

費用はアップ、工期も長くなる

ヘリンボーン床は一般的なフローリングと比べて多くの材料を使い、床材の流通量も少ないため材料費が高くなります。さらに斜めに貼り合わせていく作業の細かさや精度を必要とすることから追加の施工費が発生することもあります。

材料代については、だいたい通常のフローリングの1.5倍~2倍程、複合フローリングであれば6畳あたり5~10万円ほどの追加費用が必要です。

床材によって価格は大きく変わるので、予算に合わせて床材を選ぶのもいいでしょう。

また施工に手間についても増えます。
工期が通常の1.5〜2倍の期間必要となるので費用も合わせて注意する必要があります。

ヘリンボーンの床が合わない部屋も

ヘリンボーンの床は個性的でお部屋のいいアクセントになる反面、インパクトが大きすぎて圧迫感を与えてしまうというデメリットもあります。

あまり部屋が広くない場合は部屋を余計に狭く見せてしまうこともあるので、ヘリンボーンの床にした時に部屋がどう見えるかは、事前にリノベーション業者にCGパースの作成を見せてもらい、自分のイメージとギャップが無いかをしっかり確認しましょう。

リノベーションのCGパース

狭くてもどうしてもヘリンボーンの床にしたい!という場合にはできるだけ白っぽい床材の方が圧迫感を和らげることができます。

どこにでも使える!? ヘリンボーンの可能性

注意点でヘリンボーン床は狭い部屋には合わないことをお伝えしましたが、もしリビングスペースが狭くても、うまくインテリアに取り入れる方法もあります。

ヘリンボーンの床

廊下からリビングにかけてヘリンボーン床にすることで、床からリビングスペースへの連帯感が生まれ、リビングのみをヘリンボーン床にするよりは圧迫感が少し軽減されます。

ヘリンボーンの柄も、ゲストをリビングスペースへ導くようで素敵ですね。

廊下のような狭い空間ではV字が2ヶ所作れるような貼り方になるよう調節するとヘリンボーンの柄がきれいに見えます。

ヘリンボーンの床

リビングスペースに比べて目に入る床の面積が狭くなる寝室であれば、ヘリンボーンの床がいいアクセントになってくれます。

スタンドライトや間接照明との組み合わせもこだわると、部分的に照らされるヘリンボーン柄が独特の雰囲気を演出します。

また、床でなく壁にヘリンボーン柄を取り入れるのもおすすめです。

ヘリンボーンの床

トイレのような狭い空間でも淡い色のヘリンボーン柄ならそれほど主張も強くなく、圧迫感もありませんよね。

ヘリンボーン柄を壁に取り入れているインテリアも近年増えているので、どこに取り入れるかを見比べてみるのもいいでしょう。

ヘリンボーンの床でおしゃれ空間を

お部屋をセンス良く、おしゃれに見せてくれる効果絶大のヘリンボーン床について見てきました。ヘリンボーン床を取り入れることでお部屋がこだわりの詰まったインテリアになります。

インテリアに取り入れるのは個性的なイメージもあってハードルが高いかもしれませんが、悩んでデザインしたインテリアに囲まれた生活は楽しくなること間違いなしです。

リノベーションの営業

ヘリンボーンの床にしたい!とリクエストすれば、あとはリノベーションのプロと納得いくインテリアを相談していくのみです。

リノベーションでお部屋をワンランクアップした空間にしたいなら、ぜひヘリンボーンの床を検討してみてはいかがでしょうか。

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WRITERこの記事を書いた人

代表取締役 / プロデューサー

矢野 浩一KOICHI YANO

代表取締役(プロデューサー) / 宮崎県出身 / お客様の“不安”を”安心”に転換できるプロデュース / お客様と一緒にチームを作るのがクジラ流です。とことんこだわりたいお客様から、「どうしていいかわからない」というお客様までクジラスタッフを上手くご利用ください。

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