2022.07.26
最終更新日
2026.10.24
リノベーションのヒント

キャットウォークの幅・高さ・費用|猫と暮らす家の実例4件の寸法と材料費

インタビュー|「猫のための家をつくりたい」自前の資料を持ち込んでのリノベーション | クジラ株式会社 リノベーション施工事例

キャットウォークの幅(壁から張り出す棚板の奥行き)は、クジラが猫と暮らす住まいで造作した実例では30cmが基本で、猫が丸まって寝たり2匹が同時に通ったりする段は40cmにしています。床からの高さは、段と段の間をおよそ25〜40cmずつ上げてつなぎ、いちばん高い段は床から160〜213cmでした。キャットウォークの費用は、材料費だけで2.4万円〜60万円(税込)、加工・取付まで含めて分かる1件は19.6万円(税込)です。

この記事では、4件の棚板の奥行き・床からの高さ・下地の入れ方・費用を、担当スタッフが図面と見積書から拾った数字で紹介します。

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キャットウォークの幅は棚板の奥行き30cmが基本

棚板の奥行きが分かった3件は、どれも30cmの棚板を使っています。大阪市城東区の戸建てだけは、30cmの棚板に40cmの棚板を交ぜました。

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事例棚板の奥行き床からの高さ(棚板ごと)下地の入れ方
大阪市城東区の戸建て30cm・40cm40cm/80cm/120cm/160cm壁一面に下地を入れ、棚受けブラケットで取り付け
兵庫県川西市の戸建て30cmリビング側 184.5cm/210cm、キッチン側 35cm/70cm/105cm/140cm/175cm壁に埋め込み
京都府京田辺市の戸建て30cm28.8cm/57.6cm/86.4cm/115.2cm/144cm/172.8cm/201.6cm壁に埋め込み
大阪府摂津市の二世帯住宅—90cm/120.8cm/151.6cm/182.4cm/213cm壁に埋め込み

城東区の戸建てでは、リビングの壁一面にキャットウォークとしても使える壁面収納をつくりました。棚板の上で猫が丸まって寝られるように、また2匹が同時に通れるように、棚板の奥行きを広めにしています。

リビングの壁に、黒い金物で支えた濃い木目の棚板が高さを変えて何段も取り付けられ、床の近くには長いベンチ状の板がある

城東区の戸建てのリビングです。黒い棚受けの金物で、木の棚板を壁に取り付けています。

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キャットウォークの高さは段差25〜40cmで昇り降りをつなぐ

4件とも、床に近い段から天井に近い段まで、ほぼ同じ間隔で棚板を重ねています。段と段の高さの差は、京田辺市が28.8cm、摂津市が約31cm、川西市のキッチン側が35cm、城東区が40cmでした。川西市のリビング側の上の2段は、25.5cmの差です。

いちばん低い段は、京田辺市が28.8cm、川西市のキッチン側が35cm、城東区が40cm、摂津市が90cmです。いちばん高い段は、城東区の160cmから摂津市の213cmまででした。

京田辺市の戸建てでは、ダイニングの壁とリビングのテレビの上から、猫のトイレを置いたキャットルームへキャットウォークをつなげています。

リビングの壁掛けテレビの右側に、小さな木の棚板が段違いに並び、天井近くの長い棚板と穴の開いた箱につながっている
片山 飛翔片山 飛翔

担当デザイナー

テレビの上からキャットルームへ

ダイニングの壁、リビングのテレビの上からキャットルームへつながって。洗面所にも入れる小さな扉が。家中を猫ちゃんが、悠々自適に過ごせます。猫ちゃんトイレをキャットルームにまとめているので、トイレの匂いの心配もありません!

↓こちらの施工事例もご覧ください

川西市の戸建てでは、リビングのキャットウォークを2階への階段とつなげ、扉が閉まっていても猫が家中を回れるようにしました。

ダイニングの壁に、木の棚板が段違いに取り付けられ、天井近くには丸い穴の開いた木の箱がある。棚板の1枚に猫が座っている

住み始めてからの様子を、奥様はインタビューで「階段とキャットウォークが繋がっている専用の通り道もすごく気に入ってるみたいです」と話しています。キャットウォークの位置や高さは、担当デザイナーがつくったイメージパースを見ながら検討し、ご主人は「すごく検討しやすかった」と振り返っています。

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キャットウォークの下地は壁に埋め込むか壁一面に入れて後から足す

キャットウォークの棚板は、壁の中の下地に留めて取り付けます。川西市・京田辺市・摂津市の3件は、棚板を支える下地を壁に埋め込んでいます。

城東区の戸建ては、壁一面に下地を入れたうえで、棚受けブラケットで棚板を取り付けました。暮らしてからキャットウォークを増やしたくなったときや、収納の棚が足りなくなったときに、壁のどこにでも棚板を足せるようにするためです。

勾配天井の部屋の壁に、縦の木の柱と黒い金物で支えた棚板が段違いに付き、天井からは丸い穴の開いた木の箱が2つ吊られている

城東区の戸建ての、勾配天井の部屋です。この住まいでは、室内を横断するキャットウォークに透明のアクリル板を使い、下から猫の肉球や寝顔が見えるようにしています。

↓こちらの施工事例もご覧ください

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キャットウォークの費用は材料費2.4万〜60万円(税込)

キャットウォークだけの費用は、4件の見積書から材料費として拾えました。下地や塗装などはほかの工事と一緒に行っているため、キャットウォークの分だけを切り分けられていません。城東区の戸建ては、加工・取付費まで含めて19.6万円(税込)でした。

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事例キャットウォークの費用(税込)含むもの
大阪市城東区の戸建て19.6万円材料 8万円、加工・取付 9万円、金物・アクリル 2.6万円
兵庫県川西市の戸建て2.4万円材料費のみ
京都府京田辺市の戸建て60万円材料費のみ
大阪府摂津市の二世帯住宅40万円材料費のみ

同じ材料費でも、2.4万円から60万円まで幅があります。費用は、棚板の枚数と長さ、箱や渡り板を付けるか、アクリルなどの素材を使うかで変わります。

キャットウォークをどこにつなぐかも一緒に決める

キャットウォークは、壁に棚板を並べるだけでなく、どこへつなぐかで猫の動き方が変わります。摂津市の二世帯住宅では、写真のように、家族が集まるLDKの天井近くの梁に沿ってキャットウォークを通しました。

グレーの壁に木の棚板が階段のように取り付けられ、天井近くの梁に沿って長い板が通り、丸い穴の開いた木の箱がのっている

つなぐ先は、川西市が2階への階段、京田辺市がトイレを置いたキャットルームでした。川西市の戸建てでは、家具屋さんの猫用テレビボードと素材をそろえ、家具も交えたキャットウォークにしています。

猫のトイレや玄関の飛び出し対策など、キャットウォーク以外の工事も含めた実例は、猫のリノベーション実例6件の記事で、扉を閉めても猫が家の中を回れるようにする考え方は、猫と暮らす家のペットドアの記事で紹介しています。

キャットウォークの幅と高さを決める前に

キャットウォークの幅(棚板の奥行き)は、奥行きが分かった3件の実例では30cmが基本で、猫が丸まって寝る段や2匹が同時に通る段は40cmにしていました。床からの高さは、段差をおよそ25〜40cmにして、いちばん高い段は160〜213cmです。費用は、材料費で2.4万〜60万円(税込)、加工・取付まで含めた1件は19.6万円(税込)でした。

城東区の戸建ては壁一面に下地を入れて後から棚板を足せるようにし、川西市・京田辺市・摂津市の戸建ては下地を壁に埋め込んで、階段やキャットルーム、梁の高さへキャットウォークをつないでいます。

今の住まいで、猫がよく乗る家具の高さと、そこから次に飛び移る高さを測ってみてはいかがでしょう?段差と、キャットウォークをどこにつなぐかを考えるときの手がかりになります。

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WRITERこの記事を書いた人

デザイナー

高橋 桃子MOMOKO TAKAHASHI

和歌山県和歌山市出身 / 実際の現場だけではなく、資料など全ての細部にまでこだわるようにしています。 / 海辺のお家を購入後に自分好みにリノベをして、猫とのんびり住むのが将来の夢の1つです

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