夫婦ふたりの中古マンションは1LDKか2LDKか?48〜93.61㎡の実例6件の間取りと費用

夫婦ふたりで住む中古マンションを1LDKにするか2LDKにするかは、寝室を壁と扉で閉じるかどうかと、寝室のほかに扉のある部屋が要るかどうかの2つを先に決めると選べます。クジラの施工事例に載っている夫婦やふたり暮らしの住まい6件(48〜93.61㎡)を工事前後の間取り図で比べると、工事前に洋室・和室が3つ以上あった5件は、どれもそのうち1つ以上をなくし、LDKに取り込むか、ウォークインクローゼットや玄関の土間、ワークスペースに変えていました。
この記事では、6件の広さ・間取り・費用を表で比べ、1LDKにした住まいと2LDK以上にした住まいが、それぞれ部屋をどう使っているかを紹介します。最後に、間取りを決める前にふたりで確かめておきたい3つの問いと、間仕切りの費用の目安をまとめます。
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夫婦ふたりの中古マンション6件の広さと間取りと費用
6件のうち1LDKは1件、2LDKは4件、4LDKは1件です。費用は、フルリノベーションの4件のうち税別の3件が905万〜1,260万円、税の表記がない1件が1,000万円、部分リノベーションの2件が約700万円(税抜)と1200万円(税別)でした。家具代を含むかどうかは事例ごとに違います。いずれも事例を掲載した年の金額です。
| エリア | 面積・間取り | 築年数・工期 | 住む人(事例の記載) | 部屋の変え方(間取り図から) | 参考費用 | 事例の掲載年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪市港区 | 約66.0㎡・1LDK | 築47年・約90日 | ご夫婦 | 洋室2つ・和室2つ・DK → LDKとひと続きの寝室、趣味の洋室、ウォークインクローゼット | 1,260万円(税別) | 2023年 |
| 大阪市西区 | 約70.97㎡・2LDK | 築44年・約50日 | 築44年のマンションを購入したご夫婦 | 洋室・和室2つ・キッチン・ダイニング → 洋室2つ・LDK | 905万円(税別)※家具代除く | 2023年 |
| 大阪市天王寺区 | 48㎡・2LDK | 築46年・75日 | 新婚のご夫婦 | 洋室2つ・和室・キッチン → 洋室2つ・LDK | 1,000万円(税の表記なし) | 2020年 |
| 大阪市北区 | 55㎡・2LDK | 築44年・60日 | 1DKくらいの広さの賃貸に夫婦2人で住んでいたご夫婦(インタビューより) | 和室・洋室・リビング・DK → 寝室・洋室・リビングダイニング・独立したキッチン | 1,200万円(税別)※家具代込 | 2018年 |
| 兵庫県西宮市 | 約93.61㎡・4LDK(上下2つの階) | 築41年・約120日 | ふたり暮らし | 洋室3つ・LD・K → 上の階に洋室2つ、下の階に玄関土間・ワークスペース・漫画室・LDK | 1200万円(税別)・部分リノベーション | 2026年 |
| 大阪市北区 | 64.94㎡・2LDK | 築50年・約40日 | 共働きのご夫婦 | 洋室3つ・LDK → 玄関側の洋室を土間のシューズインクローゼットとウォークインクローゼットに、奥の洋室をリビングに取り込み、寝る場所はリビングと天井まで届かない壁で仕切る。キッチンは既存のまま | 約700万円(税抜)・部分リノベーション | 2026年 |
クジラの目安では、マンション70㎡を骨組みだけにして全面的につくり直すスケルトンリノベーションは1,000万〜1,300万円(税込)です。面積ごとの費用は中古マンションのリノベーション費用の記事で紹介しています。
1LDKにした住まいは寝室を壁で閉じずに趣味の部屋をつくった
1LDKにした大阪市港区の住まい(約66.0㎡・築47年)は、寝室をLDKと壁で仕切らず、そのかわりに扉のある趣味専用の部屋と、ウォークインクローゼットをつくりました。工事前は洋室2つ・和室2つとDKに分かれていた間取りです。
お客様のご要望は「とにかく家事を楽にしたい」「趣味をめいっぱい楽しめる住まいにしたい」の2つでした。料理・掃除・洗濯のための通り道と、食事や身支度のための通り道を、それぞれぐるりと回れるようにしています。

間取り図では、LDKの奥の窓側に寝室があり、LDKとの間に壁はありません。写真では、寝室とLDKの間に白いカーテンが掛かっていて、開けると寝室とダイニングが見通せます。

寝室の奥の壁にある黒い枠の小窓は、隣の趣味の部屋に光と風を通すために設けた室内窓です。趣味の部屋では、ゲームやコレクションを楽しめます。リビングには、テレビボードを兼ねた壁いっぱいの造作収納をつくり、ゲーム機やマンガ、引っ越したあとに迎えるワンちゃんのケージとグッズを置くコーナーにしました。
服は、ウォークインクローゼットに、毎日の服とシーズンオフの服を手前と奥に分けてしまい、バッグや小物を取って身支度をする場所と、来客用の布団や季節家電をしまう押入れの場所もまとめています。この住まいでは、寝室を個室にしないかわりに、趣味と収納にそれぞれ専用の場所を取りました。
↓こちらの施工事例もご覧ください
LINEで相談・無料診断リノベーションについて相談する2LDKにした住まいは2部屋目を何に使ったか
2LDKにした住まいには、2部屋目を将来の子ども部屋として残した例と、和室をLDKに取り込んで洋室2つを残した例がありました。
北区55㎡は2部屋目を将来の子ども部屋に
大阪市北区の住まい(55㎡・築44年)は、1DKくらいの広さの賃貸に夫婦2人で住んでいたご夫婦が、物件探しからクジラと進めた2LDKです。工事後のインタビューでお客様は、2部屋のうち1つを「子ども部屋になる予定の部屋」と呼んでいます。工事のあとにお子様が生まれ、インタビューの時点では家族3人で暮らしています。

ご要望は、玄関を開けてすぐに廊下を見せないこと、玄関を広めに取って土間収納を増やすこと、キッチンを対面ではなく独立させることなどでした。玄関を広げたことで、子ども部屋になる予定の洋室には外からの光が入る窓がなくなったため、ダイニングとの間の壁に室内窓を付けています。

寝室の一部には、ご主人専用の「おこもりスペース」もつくりました。インタビューでは、ここは趣味の場所として使われています。
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天王寺区48㎡と西区70.97㎡は和室をLDKに取り込んだ
大阪市天王寺区の住まい(48㎡・築46年)は、新婚のご夫婦が「こだわりの詰まった家でふたりの新生活をスタート」をコンセプトに、将来のライフスタイルも考えながら設計した2LDKです。工事前の洋室2つ・和室・キッチンのうち、和室をLDKに取り込み、洋室2つは残しました。担当デザイナーは、キッチンを対面にしたことについて「将来お子様が出来たときでも様子が見れて安心」とコメントしています。

大阪市西区の住まい(約70.97㎡・築44年)は、エリアが気に入って築44年のマンションを購入したご夫婦の2LDKです。長谷工リフォームとの共同企画「ユアリノベ」の事例で、物件仲介とプランニングをクジラ、リノベーション工事を長谷工リフォームが行いました。工事前は洋室1つと和室2つで、ダイニング側の和室をLDKに取り込み、もう1つの和室を洋室にしました。長く住むことを考えて、床をフラットにできるよう、水回りは基本的にもとの位置のままです。

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LINEで相談・無料診断リノベーションについて相談する部屋を減らした分を土間やクローゼットにした住まい
洋室をなくした分を、自転車や趣味の道具を置く場所に回した住まいもあります。西宮市と北区(64.94㎡)は洋室を土間に変え、西区は玄関を広く取りました。
西区の住まいは、自転車を壁に掛けてしまえるように玄関を広く計画し、壁掛け金具の位置や高さを工事中に何度も検討して決めています。

兵庫県西宮市のふたり暮らしの住まい(約93.61㎡・築41年)は、上下2つの階に分かれています。下の階にあった洋室をなくし、玄関土間・ワークスペース・漫画室にしました。土間は、自転車の手入れや植物の世話、ときには仕事もできる「セカンドリビング」です。上の階の洋室2つは残しています。

大阪市北区の住まい(64.94㎡・築50年)は、共働きで外にいる時間が長く、休日もアクティブに過ごすご夫婦の部分リノベーションです。洋室3つだった間取りのうち、玄関側の洋室を、自転車やスノーボードをそのまま持ち込める土間のシューズインクローゼットとウォークインクローゼットに変えました。土間の壁にはOSBボードを張り、スノーボードや工具、バッグを掛けられるようにしています。

この住まいでは、寝る場所をリビングと天井まで届かないオレンジ色の壁で仕切っています。キッチンとキッチン横のニッチはもとのものを使い、新しい内装はクロスの色を既存のキッチンに合わせて選びました。

1LDKか2LDKかを決める前にふたりで確かめる3つの問い
6件の住まいからは、部屋の数を決める前に、ふたりで確かめておきたい問いが3つ見えてきます。
①寝室を壁と扉で閉じたいか
港区の1LDKは寝室とLDKの間をカーテンにし、北区(64.94㎡)は天井まで届かない壁で仕切りました。寝る時間や起きる時間がふたりでずれる、来客が多いなど、寝室を閉じたい理由があるかを先に話しておくと、壁を立てるか開けておくかを決めやすくなります。クジラの目安では、あとから間仕切りを設置する工事は1箇所8万〜25万円(税込)、壁を撤去する工事は1箇所5万〜6万円(税込)です。
②寝室のほかの部屋を何に使うか
北区(55㎡)は2部屋目を将来の子ども部屋、港区は扉のある部屋を趣味の部屋にし、西宮市は洋室のかわりに仕事もできる土間とワークスペースをつくりました。北区(55㎡)の子ども部屋になる予定の部屋と港区の趣味の部屋には、光や風を入れる室内窓を付けています。何に使う部屋かを先に決めておくと、扉や窓、収納の付け方まで一緒に決められます。
③自転車や趣味の道具や服をどこに置くか
西区・西宮市・北区(64.94㎡)は玄関まわりに自転車を置いたり手入れしたりする場所を取り、港区と北区(64.94㎡)は洋室だった場所にウォークインクローゼットをつくりました。今の住まいで部屋に置いている道具や服の量を見ておくと、土間やクローゼットにどれだけの広さを回すかを決められます。
子どもが独立したあとに夫婦ふたりで住むための間取りは、子供が独立した後の夫婦二人のリノベーションの記事で紹介しています。物件を探すところから始める方は、中古マンションの探し方の記事もご覧ください。
夫婦ふたりの間取りは部屋の使い道から決める
夫婦ふたりの中古マンションを1LDKにするか2LDKにするかは、寝室を閉じるかどうかと、寝室のほかに扉のある部屋が要るかどうかで選べます。今回の6件では、洋室・和室が3つ以上あった5件が、どれもそのうち1つ以上をLDKやウォークインクローゼット、玄関の土間などに変えていました。
港区の1LDKは寝室をカーテンで仕切り、趣味の部屋とウォークインクローゼットに専用の場所を取りました。北区(55㎡)の2LDKは2部屋目を将来の子ども部屋にし、西宮市と北区(64.94㎡)は洋室を土間に変えて、自転車や趣味の道具を置いています。
寝室の閉じ方、2部屋目の使い道、道具や服の置き場所の3つを、ふたりで話してみてはいかがでしょう?似た暮らし方の住まいは、施工事例の2人暮らしの事例一覧や、実際の住まいを見られるリノベーション見学会で探せます。
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担当デザイナー
玄関に入って見えるアイキャッチ
玄関に入ってからも、施主様のお気に入りの壺と植物が飾れるように扉の位置を計画しました。上部に付けたルイスポーセンのウォールライトは、アイキャッチとなりお部屋の雰囲気をぐっと上げます。また、狭く暗くなりがちな玄関ホールとLDKの扉をガラス製にすることで、圧迫感を軽減させつつ、外部からの採光を取り入れることができました。