2026.10.18
最終更新日
2026.10.18
リノベーションのヒント

猫の多頭飼いの家|5匹・3匹と暮らす実例3件のキャットルームとサンルーム

キャットドアをくぐってリビングに出てくるキジトラの猫

猫を多頭飼いする家で、クジラの3つの実例が形にしていたのは「猫の専用スペースとトイレの置き場」「家の中を行き来する猫の通り道」「外を眺める場所」「家族と猫が集まる場所」の4つです。猫5匹と暮らす京田辺市の戸建てはトイレをキャットルームにまとめ、同じく猫5匹の摂津市の二世帯住宅は、1階の玄関部分のキャットドアで猫が家中を歩き回れるようにしました。猫3匹と暮らす城東区のマンションでは、1匹ずつのトイレを置く広さと、臭いを外に逃がすことを考えて、サンルームを猫部屋にしています。

頭数が増えると、トイレをいくつ、どこに置くか、猫だけの部屋を作るか、猫がどこを通って部屋を行き来するかを、間取りと一緒に決めることになります。この記事では、3つの住まいの施工事例とお客様へのインタビューから、4つの決め方を順に紹介します。

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猫の多頭飼いの家で決めること|5匹と3匹の実例3件

3つの住まいで、猫のために作った場所を並べると次のとおりです。猫のための場所は、トイレをまとめたキャットルーム、1階の玄関部分のキャットドア、サンルームの猫部屋と、3件で違います。

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事例住まい・工事暮らす家族と猫猫のために作った場所参考費用(住まい全体の掲載額)
京都府京田辺市中古戸建て(木造・築34年・約136.3㎡・4LDK)。フルリノベーションご夫婦と息子さん・猫5匹トイレをまとめたキャットルーム、ダイニングの壁とテレビの上からキャットルームへのキャットウォーク、洗面所に入れる小さな扉、庭だった場所のサンルーム2,000万円(税別)
大阪府摂津市中古戸建て・二世帯住宅(木造・RC造・約130.5㎡・5LDDKK)。フルリノベーション親世帯と子世帯・猫5匹1階の玄関部分のキャットドア、両世帯のリビングの作り付けのキャットウォーク2,890万円(税別)
大阪市城東区中古マンション(RC造・築42年・69.02㎡・2LDK)。フルリノベーションお子様(兄妹)のいるご家族・猫3匹サンルームを猫部屋に(1匹ずつのトイレ)、猫部屋に出入りするキャットドア995万円(税別)

多頭飼いの猫のトイレはキャットルームかサンルームの猫部屋に

京田辺市の戸建てと城東区のマンションは、どちらも猫のトイレを猫の専用スペースに置いています。京田辺市の戸建てはリビングの隅のキャットルームに、城東区のマンションは窓際のサンルームの猫部屋に置きました。

5匹のトイレをキャットルームにまとめた京田辺市の戸建て

猫5匹と暮らす京田辺市の戸建てでは、改修後の間取り図で1階のリビングの隅に小さな「キャットルーム」があります。猫のトイレをこのキャットルームにまとめたので、トイレの匂いの心配もありません。

3匹分のトイレのためにサンルームを猫部屋にしたマンション

城東区のマンションのお客様は、猫を3匹飼っているご家族でした。1匹ずつ専用のトイレが要るなど、猫のための広いスペースが必要だったため、気になる臭いも外に逃がせるように、窓際のサンルームを猫部屋にしました。キャットドアを付けられるようにしたので、猫は猫部屋に自由に出入りできます。

ガラスの建具で区切った窓際のサンルーム。タイルの床に観葉植物と猫のトイレ、右手の壁の下にキャットドア

トイレの数について、大分市の「大分市猫の適正飼養・管理ガイドライン」は、屋内で飼うときの参考として「できれば猫の数+1個」用意し、猫は汚れたトイレを嫌うので常に清潔にするよう呼びかけています。

頭数より少ない数のトイレを、猫カフェではどう置いて管理しているかを取材した記事もあります。

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サンルームは猫部屋にするか家族と猫の場所にするか

実例では、サンルームの使い方が2通りに分かれています。トイレを置いた城東区のマンションはサンルームを猫部屋として区切り、トイレをキャットルームにまとめた京田辺市の戸建ては、サンルームを家族と猫が一緒に過ごす場所にしました。

5匹と暮らす京田辺市の戸建てでは、庭だった場所に作ったサンルーム(改修後の間取り図では「インナーテラス」)は、リビングとダイニングをつなぐ場所になっています。室内と屋外の間の空間で、猫も一緒に外を眺めてくつろげます。

赤茶色の木の枠に透ける屋根をかけたサンルーム。板張りの床で、正面と右手にガラスの建具

↓こちらの施工事例もご覧ください

多頭飼いの猫が家中を歩き回れる棚とキャットドア

5匹と暮らす2つの戸建ては、どちらも猫が家の中を広く行き来できるようにしています。京田辺市はリビングからキャットルームまでを棚でつなぎ、摂津市は玄関部分のキャットドアで猫が家中を歩き回れるようにしました。

リビングからキャットルームへ棚でつないだ京田辺市の戸建て

テレビの上の壁に渡した棚と、丸い穴の開いた木の箱。右手の壁に段違いの棚板

京田辺市の戸建てでは、キャットウォークの行き先が、5匹のトイレをまとめたキャットルームです。猫はダイニングの壁やテレビの上の棚を伝って、リビングからキャットルームまで行けます。洗面所に入れる小さな扉も合わせて、猫は家中を行き来できます。

↓こちらの施工事例もご覧ください

二世帯の玄関部分にキャットドアを付けた摂津市の戸建て

親御さんご夫婦と息子さんご家族、猫5匹が暮らす摂津市の二世帯住宅(1階が親御さん、2階が息子さんご家族の住まい)では、1階の玄関部分にキャットドアがあり、猫たちは家中を歩き回れるようになっています。

丸い穴の開いた木の箱から、壁の段違いの棚板を降りてくる猫
菅原 沙絵菅原 沙絵

担当スタッフ

猫も家族の一員として両方の住まいを行き来できるように

猫ちゃんたちは、どの子も自由に歩き回って、のびのび暮らしていたのを覚えています。猫ちゃんたちもご家族の一員なので、息子さんご家族とご両親のお家を行き来できて、住まい全体がキャットウォークのようになればと思い、そのイメージも踏まえてプランを考えました。

↓こちらの施工事例もご覧ください

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家族と猫が集まるLDKと猫を入れないキッチン

摂津市の二世帯住宅では、個室が上の階にあるので、帰ってきた人も猫も、みんな一度リビングに集まります。そのLDKにキャットウォークがあり、ダイニングの横には和室のリビングもあります。

ダイニングで食卓を囲む家族。上に丸い穴の開いた木の箱と棚

人が集まる部屋に猫の通り道を作ったこの住まいでは、人と猫が同じ時間に使うとは限りません。今は小さなお子さんが自由に動き回り、猫がキャットウォークをそっと往復するのは、お昼寝の間や夜だけです。

猫が家中を行き来できる一方で、人どうしの距離は、設計の打ち合わせで決めていきました。担当デザイナーの菅原は、最初のプランを提案したときに玄関をどうするかでたくさん議論したと振り返り、旦那様は、完全に分けると行き来がしにくくなり、共用にすると生活リズムが交わる場面が多くなると話しています。奥様には「お互いの時間を尊重しながら、気配は感じられる関係にしたい」という思いがあり、菅原は生活の時間帯を想定しながら「どこで繋がるか」「どこで切るか」を意識してプランを組み立てました。

集まる場所とは反対に、猫を入れない場所を決めた住まいもあります。京田辺市の戸建てでは、ダイニングの隣のキッチンを他の部屋と仕切って独立させました。猫に長生きしてほしいという思いから、誤食などを防ぐためです。

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猫の多頭飼いの家はトイレの数と置き場から間取りを決める

猫を多頭飼いする家では、頭数分のトイレをどこに置くかを先に決め、そこから猫の専用スペース、家の中の通り道、外を眺める場所、家族と猫が集まる場所を組み立てます。トイレをまとめる部屋を作るか、サンルームを猫部屋にするかで、サンルームの使い方も変わります。

京田辺市の戸建ては5匹分のトイレをリビングの隅のキャットルームにまとめ、サンルームを家族と猫が一緒に外を眺める場所にしました。城東区のマンションは3匹それぞれのトイレを置く広さが要ったため、サンルームを猫部屋として区切っています。摂津市の二世帯住宅は1階の玄関部分のキャットドアで、猫が両世帯の家中を歩き回れるようにしました。

まずは今の頭数とこれから迎える予定の数から、トイレをいくつ、どの部屋に置きたいかを書き出してみてはいかがでしょう? 多頭飼いできる物件を探すところから始める場合は、猫リノベーションの相談ページでペット可物件の紹介から相談できます。

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WRITERこの記事を書いた人

クジラ 編集部

中崎町にあるリノベーション会社です。不動産探し、住宅ローンのお手伝い、設計デザイン、施工、インテリアコーディネートまでワンストップでお手伝いさせていただきます。お客様に最適な暮らし方のご提案をさせていただきます。

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